SSブログ

You are everywhere! [弦楽四重奏]

昨日までの暖かさから一転、ちょっとは冬らしいパリの週末の朝です。道を挟んだ目の前はパリ高等音楽院。その向こうにはアンサンブル・アンテル・コンテンポランの本拠地、世界で一番かっこいいハイブロウでモダンな音楽オタクの聖地、シテ・デ・ラ・ムジークが座ってます。

昨日昼過ぎに到着後、今回の第3回弦楽四重奏ビエンナーレのプログラム・ディレクターとのインタビューが急にキャンセルになったり(このところシテと中身の提携をしてるサル・プレイエルで、昨日は小澤征爾指揮ベルリンフィルの「カラヤン生誕100年記念ツアー」の本番があり、そっちに急用が出来たとのこと。こっちはエリオット・カーターの生誕100年なんだぞお!)、ブレンターノQの韓国系チェロさんがご懐妊でチェロ代打になったり、アルディッティが弾く予定のクリフォード・シーガルが明日になったり、なにやらバタバタしてるけど、とにもかくにも、22日からこの週末まで、1ダース以上の団体が次から次へと繰り出し、カーター全曲を筆頭になんのかんのやりまくるフェスティバル、恙なくもいかにもパリっぽく、どっかだらしなく進行中です。パリ在住の方、本日と明日で10団体聞けるから、いまからでも遅くない。演目は以下。第2回のときパリ在住で情報をブログで提供して下さったガーター亭さんのところへどうぞ。
http://homepage1.nifty.com/falstaff/biennalesq08.htm

昨日、ディレクター求めて元食肉市場のだだっぴろい石畳やら演奏家が泊まる某アメリカン・ホテルの辺りをうろうろしてたら、あっちから見慣れた顔がやってきました。おお、すっかり風格が出たとはいえ、相変わらず鷲のような眼光鋭いアーヴィン社長と、その一行ではありませんかっ。

道の反対から手を振ると、呆れた顔で、「お前はホントにどこにでもいるなぁ」と仰られましたとさ。

「第3回弦楽四重奏ビエンナーレ」のレポート、春前の「ストリング」誌(来週のNYジュリアード音楽院でのカーター100年祭と合わせ技の原稿)及び大阪室内楽コンクール広報誌「奏」に掲載予定です。中身についてはそっちでどうぞ。元ディオティマQ第1ヴァイオリンでパリ管の千々岩さんと久しぶりに再会、深夜の場末のカフェでビール飲んで、数日前にプロ・カルテットの演奏会で弾いたシュナーベルの無伴奏ヴァイオリンソナタのことやら、パリのハイソな方々は絶対に来ないこの地に移転してくる予定のパリ管の新ホール問題やらをとりとめもなく話してりゃ、もーすっかりパリ気分さっ。

さても、午前11時から今日の最初の演奏会、ボロディンQがミヤスコフスキ弾きます。80数歳のチェリスト翁、ホントに弾くじゃろか。ちょっと心配。今日は寒いしなぁ。

追記:ボロディンのチェロ、やっぱり、ベルリンスキー御大じゃなく、若者でした。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 1

ガーター亭亭主

パリの冬の風景、懐かしいですなぁ。

ところで、別エントリーですが、カルミナの録音がまた出るとのこと、慶賀。楽しみです。
by ガーター亭亭主 (2008-01-27 11:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0