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歌舞伎座第九当日券若干出ます [新佃嶋界隈]

たまには心あたたまる話。

冬の終わり頃から騒いでいた「70年前に歌舞伎座で第九を歌った方おりませんか」騒動ですけど、いよいよ歌舞伎座での本番があと一週間、来週の土曜日と迫ってきました。銀座山野楽器にはこんな看板が出てたりして、ちょっと恥ずかしいなぁ。
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中央区各地の町会掲示板に貼ってあるののでかい奴ですね。
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さても、当電子壁新聞をご覧の皆々様のご協力により、先頃、70年前に歌舞伎座で第九を歌った乙女たちにインタビューをさせていただきました。内容はここにも記したかったけど、当日配布プログラムに掲載するので当電子壁新聞ではゴメンナサイでした。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/archive/20080407
ったら、お話を聞かせていただいた元気な元乙女さんがブログにお書きになられているとのことなんで、ま、それだったら紹介しましょうしましょう。こちら。ご覧下さい。とっても興味深い。桜の写真も、小生の撮ったのなんかよりよっぽど素敵。写真は撮る者の心を写すというのはホントだなぁ。いやはや。
http://blog.goo.ne.jp/toty_2005/e/4fbcfe83b0399816d51106a8f1904b24

で、この歌舞伎座第九、中央区交響楽団にトレーニングセッションをした我らがエクのメンバーも乗ります。年末のGP演奏会にはいねちゃんも乗ったし、なんか凄いぞ、中央区。ま、エクはメイン練習場が中央区月島、瞳ちゃんちの側ですし。
ところでそのエクの第2ヴァイオリンを勤める山田百子さんが、こんなことを仰ってます。「私の祖父がその頃に新響にいて、話は聞いたことないけど、多分、70年前の歌舞伎座第九で弾いてると思うんですよ」って。写真、見て貰おうかしら。判るものかなぁ。ちなみに、今回の第九公演、ベートーヴェンの前にはバッハ「シャコンヌ」オケ編曲版が演奏されます。編曲者は、齋藤秀雄氏です。で、この齋藤先生、歌舞伎座第九ではチェロの頭弾いてます。これは当日の写真でしっかり確認されてます。

70年、というのは、いろんな人の繋がりが、ギリギリで具体的にまだあるくらいの時間の隔たりなんだなぁ。

さても、中央区交響楽団歌舞伎座第九演奏会、チケットは発売から10分で完売したそうな。ご安心を、数十枚の当日券を用意しているそうです。おお、当日券確保なんて全く考えてない「ラ・フォル・ジュルネ」の一万倍も親切だぞ!是非聴きたいという方は、朝から歌舞伎座のチケットブースに並んで下さい。中では、朝から慌てて反響板吊ったり、オケと合唱団が乗っても舞台が抜けないように緊急補強したり、大騒ぎやってるはずですから、耳を凝らしてみてはいかが。

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にあむ

こんにちは。
歌舞伎と洋楽の関係って、あまり話題にしない方がよいのでは…。
私は皆川博子さんの「花闇」という小説で知ったんですけど、Wikiにも軽く書かれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E5%8A%87%E6%94%B9%E8%89%AF%E9%81%8B%E5%8B%95
新富座の開場式で陸海の両軍楽隊が演奏していたことは、有名でしょうか?
私が歌舞伎関係者と接点が無いだけで有名な話しかもしれませんし、関係者も気にしていないかもしれませんが、もし有名でなかったら(小説も絶版ですし)、軍楽隊が舞台に上がった経緯を伝えたがらない人が多いのではないかと想像しています。
明治時代初期は歌舞伎を差別する風潮が起こり、偉い人たちからかなりのプレッシャーをかけられ、近代化(つまり西洋化)が強制されたようです。
軍楽隊はその象徴なわけでして。
by にあむ (2008-04-19 00:52) 

Yakupen

歌舞伎座と洋楽の関係は、少なくとも現在の体制の中では、特にタブー視されているようには感じられません。残念ながら、現在の公式な「歌舞伎座史」編纂チームは洋楽はそれほど関心ないようで、そもそも記述そのものがおまけな感じです。
事実関係だけを言えば、歌舞伎座で洋楽は結構やられてます。歌舞伎座と洋楽の関係をきちんと調べている方も、恐らくいるんでしょう。

いずれにせよ、にあむさんのお考えはお考えとして、小生はどんなことであれ直接そのことにいろいろ利害関係や感情のこじれがある方がご存命で無くなった時点で、「話題にしない方がいい」ことがあってはいけないと思ってます。そのテーマが人々に感心があるかどうかは、判りませんけど。
by Yakupen (2008-04-19 03:13) 

にあむ

こんばんは。
トラックバックを送ったんですけど、送れてないみたいですので。
http://wind.ap.teacup.com/lzfelt/1291.html
当方は理由あってコメント欄もトラックバック受信も閉じてしまっている、一方的に書きっぱなしのブログになってしまいましたので、八割引くらいで読んでください。
by にあむ (2008-05-02 00:36) 

Yakupen

にあむさま、なんせ、相手のお顔が見えないと議論し難い、その人がどうしてそういうことを言ってるかを判りながらでないとしゃべれない感じの話なんで、なかなかきっちり書けずにスイマセンです。

最近の音楽評論家片山氏などを眺めていると、どうも真面目に日本の19世紀半ば以降の音楽文化の議論をやろうとすると、日本の近代化に於ける伝統文化(これもアヤシイもんですけど)との葛藤は重要で、結果的に右翼思想に対する関心なんかになるのかなぁ、なんて程度には思うです。

全然話がかみ合ってない気もするんですけど、とにもかくにも、読ませていただきました、ということです。スイマセン、アホで。
by Yakupen (2008-05-02 01:40) 

南八尾電車区

 初めまして、南八尾電車区と申します。
 先ほどTBさせて貰いましたので、報告も兼ねて、書き込ませて頂きました。

 実は私自身、大阪在住ですが「第九」を愛好していることもあり、歌舞伎座に於ける「第九」公演には強い関心を抱いていて是非聴きに行きたいと思っていたのですが、こちらの記事で、前売券が開始後僅か10分で完売となったことを知り、当日券を入手すべく、公演前日に自宅を出発、当日朝早くに現地入りして並んでいました。

 今思えば、音響面等で色々と考えさせられたという点で有意義な演奏会であったように感じています。

 とりとめのない文章となってしまい、失礼いたしました。
 今後ともよろしくお願いいたします。
by 南八尾電車区 (2008-05-03 17:58) 

Yakupen

南八尾電車区様、魅惑的なハンドルネームですねぇ。

なにやらこのいい加減な電子壁新聞が世間の役に立ったようで、光栄であります。小生の友人、町内関係者も朝から随分並んだようで、それぞれにあの会場の音響面に関してワイのワイの仰ってます。興味深い。小生自身は、新幹線と在来線と阪急が平行する辺りで仕事をしていて、本番は聴けなかったんですけど。

トラックバック先を拝見しました。ベートーヴェンの合奏幻想曲ですが、ご存じだと思いますが、この正月に北京の新しいでっかい劇場で行われたニューイヤーコンサートでの、ランラン独奏小澤征爾指揮の映像がYouTubeに挙がっていました。もう削除されたのかしら。
by Yakupen (2008-05-04 10:42) 

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