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訃報:ジークムント・ニッセル師 [弦楽四重奏]

大阪大会の本選の真っ最中、携帯に連絡がありました。小生がどこにいるかは知っている人は知ってるわけだから、なにかロクでもない連絡じゃないと良いがなぁ、と思ったら、案の定。

5月21日、ロンドンでジークムント・ニッセル氏がお亡くなりになりました。享年86歳。
http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/obituaries/article3986945.ece
アマデウスQの第2ヴァイオリン奏者。そして、小生個人及びやくぺん先生んちとすれば、今、自分が大阪におり、嫁さんが湾岸でクァルテットをいろいろ面倒みている生き方のそもそもの理由を作ってくれた3人のじっちゃんのひとり。小生らとすれば、文字通りの「音楽の神様から使わされた天使様」でありました。

いろいろ思うところを書き始めればキリがない。だから、敢えて何も書きません。澤Q、ロータスQ、エルデーディQ、フォルトゥナQ、キサQ、Qアルモニコ、サンガ・サラスバディQ、すばるQ、等々、皆、英都の方を向き、黙祷。

ありがとうございました。追悼の気持ちをお持ちの皆様、アマデウスQが演奏するモーツァルト「不協和音」緩徐楽章で、お別れして下さい。

♪カロリーネ…

追記
今、優勝したドーリックQとのインタビューを終え、大阪城と大阪城ホールを眺めるOBPのスターバックスです。彼らもジギー・ニッセルに教えを受けているそうです。恐らくは、殆ど最後の「アマデウスの子供たち」でしょう。ニッセル師の逝去は知っていました。明日の優勝披露演奏会で弾く作品132をニッセルさんに捧げたらどうだろうか、と仕向けたら、それはいいそうしよう、ということになりました。
果たして明日のステージ上で、そのような発言があるかどうかは判りませんけれど、少なくともこの4人のロンドンの若いクァルテット弾きたちが、そう思って「病からの快癒の感謝」を演奏することは確かです。なみにニッセル先生は、ベルチャQが優勝した第3回大阪大会で審査員をつとめていらっしゃいました。

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ken

川向こうのkenです。ご無沙汰しております。

アマデウス四重奏団にクァルテットの素晴らしさを教えてもらった私にとって
ニッセルさんの訃報は何とも切ないことです。

ニッセルさんはCDで聴くといつも節度をもった控えめな演奏で、もっと前面に出てきてもいいのに・・なんてよく思ってました。
だがあの御大ブレイニンの奔放さを、実に心憎く、慈母のように見守っていたのは他ならぬニッセルさんだったのでしょう。

私はベートヴェン:第14番の第4楽章を聴いてみました。
ひ~らりら♪ ふーらるぅん♪
by ken (2008-06-17 23:47) 

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