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世界でも貴重なコンクールたれ [カサド・コンクール]

第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子の結果が出ました。案外とすんなり出て、みんなビックリしたくらい。面倒なんで、音で貼りつけます。5分くらいあります。喋っているのは、審査委員長のアラン・ムニエ御大。優勝者発表前に突拍子もないギャク飛ばしてくれてます。優勝者君、一瞬、凍り付いてた。いやぁ、フランス人だなぁ、普通やりたくてもやんないだろう、このギャクだけは。

一応、列挙しておきますと…

優勝&聴衆賞:アーレン・マシューズ
第2位:コルヌ・トリスタン
第3位&日本人作品賞:辻本玲
第4位:ミハル・コールマン
カサド作品演奏賞:キム・アリム
奨励賞:岡本佑也

以上です。せっかくだから、日本人作品賞貰った瞬間の我らがつじもっちゃん。
016.JPG
丁度、この角度だと堤先生の真ん前になっちゃってら。

なお、記者会見で審査委員長ムニエ氏が極めて重要な発現をしました。こんな私設電子壁新聞であれ、報道すべき内容と思うので趣旨を記します。曰く「私はパリから参りましたが、パリ市は現在、財政難で全ての国際コンクールに対する助成を中止することになりました。ロストロポーヴィチ・コンクールも次回の開催の目途が立っておらず、このままでは中止になる可能性も高いです。私としては是非とも八王子市長をパリに連れて行って、説教して貰いたいところであります。(アラン・ムニエ)」

一度始まると余程のことがあっても止められない、という日本の様々なシステム、今こそ国政レベルでは査定なり予算見直しなりで半世紀分のツケを一気に払わねばならぬ騒動となってるわけあります。とはいえ、逆に言えば、日本以外ではどんなに歴史や伝統があるイベントなどでもあっさりと切られ、なくなってしまうのも珍しくない。
その意味で、日本国は八王子で開催されるチェロ・ヴィルトゥオーゾ発見を目的としたこのコンクールは、この先に世界的に貴重な存在と成っていく可能性が高いでありましょう。そしてなによりも、このイベントが基本的には市だけではなく市民NPOによって運営されている、という事実は、何にもまして誇るべきことでありましょーぞ。

そんなこんなで「カサド・コンクール」もオシマイ。残されたのは、明日からの「カサド展2009」撤収騒動でありますな。まだまだ続く八王子通い。ふうううううう…

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