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本選はカナダ祭り! [弦楽四重奏]

4日午後11時半頃、第10回バンフ国際弦楽四重奏コンクールの本選進出団体が発表になりました。今回からはファイナリストは3団体のみ。きっついですねぇ。以下。

アフィアラQ
セシリアQ
ザイーデQ
地元紙の報道はこちら。まだ事実関係のみの一報で、騒ぐのはこれから、って感じ。
http://communities.canada.com/calgaryherald/blogs/eyeonthearts/archive/2010/09/05/bisqc-finalists-named.aspx

そー、なんとなんと、ふたつがカナダです。共に前回の大阪大会参加団体です。大阪で2位となったセシリアQは「立って弾くおねえさんたち」で有名になった連中。大阪以降は座るようになりましたけど。
アフィアラQは大阪では2次予選まで来ていた。その後順調に地力を付け、前回のミュンヘンでは見事2位となった。今回のカナダの期待の星です。なんせ、今、ジュリアード音楽院の学生レジデンシィで、ジュリアードQのアシスタントをしてる。ボロメオやパシフィカ、ミロ、ダイダロスらが辿った北米出世の王道を往ってる。ウェブサイトを眺めると、数週間前にジュリアードQと同じ事務所と契約したそうだし。
ザイーデQは先頃のボルドーで実質3位だか4位だか、ファイナリスト。プソフォスQ、アルデオQと、今世紀に入る前くらいから立て続けに出ている「フランスの女の子ちゃんクァルテット」の中では、潜在能力は最強かも。

なお、アトリウムQに関しましては、本日の「死と乙女」の出来があまりにも悪かったので、あれじゃあ仕方なかろうなぁ、という感じ。
それよりもやっぱり、またアマリリスQが涙を呑んでるのがちょっとねぇ。なんせ今回もボルドーでも、アトリウムQみたいに全員が「ありゃ失敗だ」と思わざるを得ない演奏を4ステージ中のどっかでやっちゃってる訳じゃないんだから。大阪には来ると仰ってるので、勝ち狙いの横綱相撲をして欲しいですね。メイジャー系をやる潜在能力としては、今回の9団体の中ではザイーデQと並んでピカイチなんですから。

さても、こちらの日曜午後2時、日本時間だと月曜朝の5時だと思うけど、ともかくCBCが生放送します。ネットでも聴ける筈ですので、ご関心の方は是非どうぞ。曲は、アフィアラがバルトーク3番とベートーヴェン作品18の1、セシリアがドヴォルザークの作品106、ザイーデがシューベルトの「断章」とラヴェルです。

なお、今更ながら、課題新作までのラウンドの全ての音がオンディマンドで聴けるCBCのサイトはここ。メルボルンのABCといい、ホントに旧大英帝国文化圏の公共放送はよくやってくれて、頭が下がります。結果に納得がいかない方は、是非、聞いてみて下さい。後数時間もすれば、ベートーヴェン&シューベルト・ラウンドもアップされるでしょう。なんと、ガラコンサートまであるんだ。このメンデルスゾーンは聞きものですよ。
http://www.cbc.ca/radio2/bisqc/quartetsondemand.html

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