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ライアン・フランシス作曲「ねじまき鳥前奏曲」東京でもやります [現代音楽]

朝の7時前、透き通った空気がどこまでも透明で、さああきょーは力入って寒いよ、と消えゆく星々が宣言してるよーな空が広がるマンハッタンです。午前10時からCMAコンファランスの特別レクチャーで、リチャード・ストルツマンのマスタークラスがある。朝っぱらからなんたる娯楽、遅刻してはならぬっ。

さても、14時間先の未来を生きてらっしゃる極東の島国の皆々様におきましては、もう明日のことなんで、慌てて宣伝します。すっかり忘れてた。

明日14日金曜日、夕方7時から、東京天樹の足下はすみだトリフォニーホール小ホールで、数週間前にマンハッタン南端、911現場真下の教会で世界初演されたカナダ系作曲家ライアン・フランシスのピアノ独奏のための「ねじまき鳥前奏曲」が日本初演されます。これがそのときの当電子壁新聞記事。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2010-12-16
んでもて、こちらが…って紹介ページを貼りつけようとしたらめっかんないので、ともかく、コンサート案内を。
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002048564P0050001P006001P0030001P0491
演奏する福原彰美さんについては、こちらの熱いブログ記事を参照あれ。こういう風に書けないと、音楽ファンの皆さんに支持され原稿が売れる「評論家」さんにはなれないんですよねぇ。あたくしめにはとても真似の出来ん芸風だ。勉強になるなぁ。
http://blog.goo.ne.jp/kikuo-takeuchi/e/69a821bd17871b26cc9ba1c5ce0823d9

作曲家ライアン・フランシス君については、こちらをどうぞ。音も聴けます。
http://www.ryananthonyfrancis.com/
東京で弾かれる作品そのものは、ジョン・ゾーン風、とまでは言わないけど、原作の小説家さんが次々と繰り出すクラシック音楽のあれこれを自在に鏤めたサラダボールにシューマン風のドレッシングをかけメシアンちっくに纏めてみました、って感じ。←作曲家からは確実に殺意を抱かれる表現ですねぇ。うううん…

最初にプログラムを眺めたときは何がなんだか訳が判らなかったんだけど、実際に数週間前に聴いた印象では、「なーるほど、リストの年の冒頭に、アレンジの創造力、という今風のテーマを堂々とぶっつけるわけね」と思った次第。筋は凄く通ったプログラミングになってます。ただ、福原女史の音楽は決してシフラ系やホロヴィッツ系の大向を喝采させる系ではない。まあ、数週間前は教会が会場で、バンバン叩いたらぜーんぶ団子の響きになっちゃうから、ってこともあったんでしょうけど。その意味では、これまた今風の「骨格がしっかりしてサクッと軽いリスト」は変わらないんじゃないかしら。演奏会に来ていた日経のI記者さんも、褒めてらっしゃいましたっけ。

ま、ともかく、お暇な方はどうぞ。大阪出身で14歳でリサイタルやって北米に来て、って経歴は、なんか相沢吏枝子さんを思い出させるなぁ。ピアニストのキャリアの作り方ってのは、ホントにいろいろだし、室内楽団体と違って最終的に「自分」ってものを商売にしなければならないんでシンドイでしょうけど、頑張って欲しいものであります。フランシス君の作品紹介は、前回のリサイタルに次いでなんで、なにやら使命感を感じているのだろうか。どういう理由であれ、そんな作曲家との関係を持てるのは良いことだなぁ。せっかくだから、作曲家と演奏者のツーショット。
IMG_0012.JPG

それにしても、21世紀の作曲家は、ホントに素直に音楽が出来る状況になったものよ。20世紀の半ばから暫くは、「自分が最も表現したいものをまず最初に疑え!」というのが創作の基本中の基本だったわけだもんねぇ。小生のようなへっぽこ三文売文業者ですら、未だにその感覚は残ってる、ってか、本質的なものとしてあるくらいだから、余程世界を席巻した感覚だったんだろう。生きてると、時代は変わるものだ。うん。

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