北京大会セミファイナル進出団体発表

お待たせしました…って、世界中でいったい何人をお待たせしたのか判らんが、ともかく、先程深夜10時半過ぎに、北京国際コンクール弦楽四重奏大会のセミファイナル進出団体が決まりました。以下、明後日木曜日の午後２時から北京音楽庁で演奏する順番に、曲目と共に列挙します。

★キローガQ：メンデルスゾーン作品12、ベルク作品３

★ザイーデQ：ベルク作品３、ドビュッシー

★ウーQ：ヤナーチェク第１番、メンデルスゾーン作品80

★シンプリーQ：ヴォルフ「イタリア・セレナーデ」、ルトスワフスキ

★ケレマンQ：メンデルスゾーン作品13

★レオニスQ：ラヴェル

わああ、もの凄く長いセッションだぞ。夕飯喰ってる時間、あるのかしら。バイエルレ氏なんて、大丈夫なのかしら。心配だ。

正直、なかなか味わい深い審査結果ですね。もう出来上がっちゃってて、評価も好き嫌いにならざるを得ない団体は敢えて落とし、もう一度弾かせてみたい団体を残した、って感じだなぁ。なお、審査はこのステージでは一切の議論はなく、審査員の素点をシンプルに積み上げた結果だそうです。どうも最高点最低点カットとか面倒なテクニックは弄していないみたい。

てなわけで、明後日、北京でお暇な方は是非どうぞ。なお、団体によって長さのバランスが違うのは、「３次予選は１時間以内なら何を弾いても良い」という、世界でも珍しい太っ腹な（投げやりな？）ステージだからです。沢山弾いたから良いってもんじゃないですからねぇ。とはいえ、最初の３つの団体は長過ぎだろーに。上海の若者たちも相当に無茶苦茶な演目出してきてるけどさ。

そうそう、本日は客席にこんな顔がありました。

おお、当電子壁新聞でのみ有名人のあの２人だぁ。プライヴェートの今日も、やっぱり同じ格好してたぞ。勉強のために聴きに来ているそうです。北京の若者は熱心だぞ。