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「ウランティア・ブック」を読破なさった方はいませんか [現代音楽]

「光からの水曜日」全曲世界初舞台上演までもうカウントダウン状態。やくぺん先生の出国前作文の山もカウントダウン状態。おおおおお…

とはいえ、流石に今回ばかりはきちんと勉強せぬわけにもいかぬ。これまで4半世紀以上、この世にもけったいな「オペラ」が存在する、ってか書かれていることを知り、シュトックハウゼンが世界一偉い作曲家と信じられていた頃だったもんで、どういうものかくらい知っておかねばならぬと思う素朴なよゐこだった若きやくぺん先生、その奇妙な台本のオリジナルが「ウランティア・ブック」という、どこからどう眺めても大陸書房っちー怪しさプンプンなものと知り、何度か手に入れようとしてはやっぱり流石になぁ、これはヤバイだろーにシュトックハウゼン先生、と手にするのを躊躇い続けていた。今回、「光」全7部作の解説記事を見開き2ページで書かねばならぬという無茶苦茶な仕事もあるわけで、「リング」の解説を書くのに「ニーベルンゲンの歌」をまるで目を通してません、なんてわけにいかないのと同様に、なんとかせねば、と思ったら、なんとなんと、この作者不明の天下の奇書、著作権が切れていて、オリジナルの英語版がネット上で簡単に手に入る。何種類ものPDFファイルが落ちているじゃあありませんか。
http://urantiabook.org/newbook/
スゴイ世の中になったものだぁ。

んで、膨大な量のダウンロードはしたものの(現在、あたくしめの持ち運び用作業パソコンには、音声ファイルには「光」の「木曜日」と「土曜日」のDG録音をコピーしたものがまるまる入っていて、シュトックハウゼン専用、って感じ)、余りの内容の恐ろしさと余りの膨大さに、さてもどーしたもんか、と途方に暮れてるのが現状であります。他の山積みの仕事を止めてまで読む必要があるものなのか、ってこと。

てなわけで、情けなくも白旗挙げて、お知恵のある方にお尋ねします。世界70億に迫る人類の中には数千人いるであろうシュトックハウゼン愛好家の皆様、さらにその中からぐっと絞り込まれて恐らくは数百人はいるであろう日本語文化圏のシュトックハウゼン大好きの皆々様、この「光」のネタ本の中でシュトックハウゼンの創作を少しでも理解するために読んでおかねばならぬ部分はどの辺りなんでしょうか?出来れば、半日くらいで読める分量であって欲しいのであります(半日じゃオペラ全部聴けないぞ、と突っ込まれそうだけどさ)。

どーでも良い話だが、雅楽が10年ぶりにヨーロッパ公演をやって8月22日にエジンバラ音楽祭で公演する、というニュースを聞いた瞬間に、「おおおお、HIKARIやりにいくのかぁ!」と思ってしまったあたしは、すっかりびょーきなのか。
http://www.iha-gagaku.com/summary.html
冗談じゃなく、誰かバーミンガムに呼んで「火曜日」第1幕のオーセンティックな上演をやる、なんて考えなかったのかしら。凄く残念だなぁ。あ、マニアの方には不必要な説明をしておきますと、シュトックハウゼンの「光からの火曜日」の序幕部分は、本来は雅楽オーケストラのために書かれていて、世界初演は三宅坂です。ヨーロッパでは西洋管楽器ヴァージョンでしか演奏されたことないとのこと。うううん、どー考えても勿体ないぞ。バーミンガムから電車で4時間の場所にいるのに!

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