駱駝・プール・ヘリコプター

「光の水曜日」、一応、商売モノ原稿があるんで、ライブストリーミングでは見えなかったかもしれない部分をちょっとだけ。これからバスでスタンステッド空港ホテルまで移動せにゃならぬので、写真とひとことコメントのみ。

まずは、会場。市の中心部からちょっと、デカイ工場の跡地です。

内部は、公式バスケットボールコートがまるまる入りそうな部屋が直列で並び、その横になにもない空間が広がっている。鉄道沿いの臨時ヘリコプター離発着場まで、会場から車で５分かからないくらい。へえ、こんな理想的な場所があるんだなぁ。ここがあったから上演が可能だった、ってところもある。

スタッフも客もグチャグチャのゆるうううい世界が広がります。スタッフには餌を与えないで下さいっ！

ってのも、こんなスタッフがいらっしゃるから。

ちなみにこの駱駝さん、会場内部にも入って休憩時間にウロウロしてはオシッコしてましたけど、勿論、最終場で宇宙のモデレーター候補として登場しルシファー＝トロンボーンと最終決戦を繰り広げるルシキャメルは、バスさんが中に入った着ぐるみでした。グラハム・ヴィックの演出、最終場は秀逸で、この場面だけ初演したケルンだかの舞台の大仰で恭しくも神々しい舞台とは正反対。殆ど「ライフ・オヴ・ブライアン」か「パルシファル」終幕のパロディみたいでした。これをドイツでやんなくて良かった、と心から思った。

さても、ハイライトはこれかな。

何が起きてるか説明すると最低でも800字っくらいはかかりそうなんで、めんどーだからなにも言いません。寝転がってるやくぺん先生の上を、子供プールに入ったトロンボーンが水をぶちまけながら通り過ぎていく。上空にはファゴットさんが飛んでいて、紙飛行機投げたりプログラムちぎって寝転がってる聴衆に投げたりしてます。

以上、シュトックハウゼン作曲「光の水曜日」の上演風景でしたぁ。

なんじゃあ、こりゃ!?

コメント 2

楽器は濡れないのですか？ファゴットなんか濡れたら大変そうですが。トロンボーンならまだどうにかなりますが・・・・？
by 上野のおぢさん (2012-08-29 08:09) 

ファゴットは上空を飛んでるから大丈夫。トロンボーンはもう、完全に子供の水遊び状態で吹いてましたから、びちゃびちゃ。それよりも、聴衆にジャンジャン水がかかっていた。あたしも危ないところでした。
by Yakupen (2012-08-29 15:23)