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葛飾上空すわ戦争? [葛飾慕情]

台風一過、秋らしい空が広がった本日午前11時頃、葛飾セーフハウス厄偏舎上空は、なにがなにやらトンでもないことになってました。以下、報告。

数日前にいきなりナクソス・ミュージック・ライブラリーにSony Classicが加わったようで、グールドからホロヴィッツからバーンスタインからジュリアードQから、もう驚愕のラインナップが次々とアップされつつあり、なんなんだなんだこれはと思いつつ、開け放った葛飾セーフハウスではないととても流せないようなバーンスタインのマーラーなんぞを思いっきりデカイ音で鳴らしていたら、妙なる響きに誘われるように、昨日の朝に低い空に虹が出た辺りから猛烈な爆音が響いてくる。で、だんだんと葛飾セーフハウスに接近してきます。

おおお、襲撃を受けるのか、Facebookや当電子壁新聞であれほどの悪口を書き連ねたので、とうとうアベ政権はやくぺんセーフハウスを襲撃するのか、などと思ったら、冗談じゃない、これ。
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日本陸軍のイロコイスが北北西から南南東の方向に向けて厄偏舎上空を5機編隊で横切っていくではありませんかっ!ええ、今日は習志野駐屯地で軍事演習でもあるんかい、と柿の木の枝を叩き切ってすっからかんになって野良猫のひなたぼっこ場になってる物干し台に出るや、イロコイ編隊が去って行くのと反対の空から更にデカイ音が続く。

おおおおおおお、コブラの5機編隊じゃ!丁度太陽が入る方向で、手持ちのコンパクトデジカメの画面がまるで見えず、1機が外れてしまったが、ともかく先程のイロコイと同じ形の編隊を組み渡っていく。
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災害救助にもなーんにも役に立たないし、都心部にロシアや中国や米軍の戦車が暴れまわる(現実的に考えて、東京首都圏に外国軍戦車が侵入する可能性がいちばん高いのは、アメリカからの真の独立を目指す不埒な日本政府の首都機能を制圧するためにギャラクシーで横田に乗り付けた米陸軍第一機甲師団だろうなぁ)なんてことになったら、もうどーしよーもない状況。このヘリコプター、どう考えても反政府暴動鎮圧以外に使用目的があるとは思えぬ空飛ぶ剥き身。そんな連中が一斉に厄偏舎に殺到するのではないかと、マジ、背筋が寒くなったですよ、ええ。ホント、コブラの編隊は生理的に怖い。

ったら、まだまだ来るぞぉ。次はH-60の5機編隊だぁ!
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そろそろ「これはいったいなんなんじゃあ?」としか思えぬ状況であります。空を眺めながら呆れてる。と、続いて1機だけ来る。わぁ、こんなもんまで買っちゃったのか、うちの陸軍、アパッチじゃないかぁ!
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お高くこれまた人殺し以外に役に立たないアパッチ、単機で飛んでるって、編隊が組めるほど数がないのかしら。

こうなったらもう何が来ても驚かない。シャイアンでもヘルハウンドでも出てこい、って。ったら、この日本陸軍空中大艦隊の締めは、当然ながら、こいつらじゃった。
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ああ堂々のチヌーク5機編隊ですぅ!これをオスプレイにしたくてしょーがない奴らがいるんだろうなぁ。

さても、猛烈な爆音を響かせ、葛飾厄偏舎上空をまるで陸軍ヘリコプター部隊観閲式かの如くに駆け抜けた総計21機の我らが税金で運用されてる武器の数々。これ、いったい、なんだったんでしょうか。習志野で大演習でもあったか、それともどっか埼玉の朝霞とかで演習だかがあって木更津に戻るのか?凄く気になっていろいろ検索してみても、全然判りません。

日本国陸軍ヘリコプター部隊に本日何があったのか、ご存じの方、教えて下さいな。

ちなみに、ネットの上には軍事オタの方は無数に生息していらっしゃるようで、どのくらい正確なデータか知らないけど、昨年度予算の時点で日本陸軍が保有するイロコイは170機程でホークは30機弱。チヌークは50機ちょっと。まあ、これらは災害時の緊急輸送やドクターヘリの代理なんぞも出来るわけで、納税者として許して上げよう。だけどさぁ、アパッチは11機、コブラは74機も持ってるんだなぁ。こいつらって、どう考えても自国民のゲリラ相手の殺人兵器以外のなにものでもないだろーにね。薬箱運ぶくらいは出来るかもしれんがなぁ。

どうやら葛飾セーフハウス厄偏舎上空を横切っていった大編隊は、まだまだゴッソリありそうなイロコイはともかく、所有する全フリートのうちのホーク16%、チヌークとアパッチ1割、コブラは7%、ってくらいの数でありまぁする。日本陸軍ヘリコプター部隊の機体稼働率がどれくらいかまるで知らぬが、どんなに優秀な軍隊であれ、輸送ヘリはともかく戦闘ヘリの稼働率なんて、まあ半分あったら良い方でしょう。
となると、この瞬間に日本国にある我らが税金で動く陸軍ヘリのおおよそ4分の1くらいが、一斉に厄偏舎をめがけて殺到してきたわけであります。旧約聖書時代からヘシオドス、ホメロスなんぞの記述の常識では、「全滅」とは軍隊の3割程度が活動不能になる状態を意味したそうな(30年前の聖書学の常識ですけど)。ってことは、ヘシオドス流に言えば、我が厄偏舎上空は日本陸軍ヘリコプターのほぼ全軍で埋められたことになるわけであーる。流石にどんなにでっかい音で鳴らそうが、バーンスタインの指揮の下で天が開け神がエリアに語りかけるようにトロンボーンで呟くマーラー3番の圧倒的終楽章といえど、掻き消されてしまったのでありましたとさ。

それにしても日本国の上空って、こういう場所だったんかい!?

追記
判りました。これ。へえええ。http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/ea/palade/flight_schedule.pdf

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北

荒川沿いの首都高そば、アパートの非常階段から眺めておりました。まだ練習は続くのですね…
荒川の平日は警察ヘリの運転練習がうるさいです。警察だけではないですけど、どいつもこいつも練習を始めると30分から一時間旋回しっぱなしってのがどうも…練習はビジネス街でやって欲しいもんです。不時着地なんて皇居周辺や新宿御苑や明治神宮、命令ひとつでどうにでもなるでしょうに。

さらに日曜は(たまに)金持ちがロビンソンで練習を…さらに首都高で何かあると見回りの警察ヘリが…

失礼しました。
by 北 (2013-10-19 01:23) 

Yakupen

北様

あたしゃ葛飾セーフハウスにはおらず、佃にいる予定なんですけど、明日日曜日は60機が乱舞する大予行演習があるみたいですねぇ。大島への救難物資や人員の派遣かと思ったらコブラの編隊がいたので、なんなんじゃ、と思った次第。ちなみに、佃の塒厄天庵から眺める都心方向は、こういう類いのヘリコプター乱舞は一切ありません。ごく稀に六本木方面に米軍のホークが下りていったりするくらい。日本の都心は旅客機は一切侵入させないし、ヘリコプターも世界でも例外的に少ないですね。311の当日から翌日は、官邸方面にやたらと出入りがあったのが印象的だった。

by Yakupen (2013-10-19 11:09) 

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