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N響1962年アジア演奏旅行録音のCD化を希望す! [音楽業界]

年も押し詰まり、11月の文化庁芸術祭参加公演に対する結果が発表されております。詳しく知りたい方は、文化庁芸術祭でググって下さいませ。

ヤマカズⅡが持ち出しでやったという日本フィルのみなみお先生演奏会が大賞だかを獲る、なーんて、みんな狙っていろいろ仕掛けるわけだがこんなに上手くいくのも珍しいくらいな目出度いことになっていて、それはそれでホントにお目出度い。
https://www.japanarts.co.jp/news/news.php?id=2455
いろんなタイミングが上手くドンピシャに填まるとこういう風になるんだよねぇ、という感じでありまするな。

んで、録音ものでは、こういうことになってるようです。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1605240026?utm_source=mxx000339ww&utm_medium=mail&site=hmv_extra_in74

これもねぇ、なんか、そうとうにひねくれたもんとも言えるヤマカズⅡ&みなみお先生と流れは同じように感じなくもない、直球ど真ん中な「戦後日本音楽史回顧」系の受賞でありまする。やっぱりヨーロッパの放送局には探せば残っているのだなぁ。

これが出て評価されるなら、やっぱり是非とも次に期待するのは、1962年秋のアジア公演の録音でありましょう。ぶっちゃけ、日本の演奏史、というか、アジア圏のクラシック音楽演奏史に於いても、極めて重要なイベントなわけで、イベントとしての歴史的な意味から考えれば「敗戦国のオーケストラが頑張ってやってきた」に過ぎないヨーロッパ公演よりも、遙かに意味がある。例えばシンガポールなど、こんな感じの報道ですから。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2015-07-20
この公演を仕切った方が、後の独立後のシンガポールのクラシック音楽界で極めて重要な人物になっていって…などという話もあるわけです。その辺り、誰かがきちんと突っ込んで欲しいけど、それはもう、N響事件、日フィル分裂騒動など全てが「歴史」でしかない世代がやるべきことなのでしょうねぇ。わしらは、きちんと資料を後に伝えるところどまりなんだろうなぁ。

その意味でも、きちんとした資料として、アジア・ツアーの音を探して、世に出して欲しいものであります。このディスクが褒められたことが、NHK内部でのそういう作業をしようではないかという機運の盛り上げにでもなると良いのですが…やっぱり「欧米」じゃなきゃダメ、なのかしら。

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