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第3回ながらの春室内楽の和音楽祭スタート [ながらの春音楽祭]

春うららかな、ってか、千葉の山はまるで夏のような陽気の中、第3回ながらの春室内楽の和音楽祭が本日賑々しくスタートいたしました。
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家庭内手工業のようなやり方をしている小さな音楽祭、諸処の事情で今年から現場スタッフの頭数がゴッソリ減ってしまい、やくぺん先生のよーなロートルまで現場に駆り出されることになってしまい、もうすっかりヘトヘト。やること終えて茂原駅でラーメン喰って、蘇我から京葉線に乗り換えて佃の縦長屋に戻っているところであります。いやぁ、歳は取りたくないぞ…

っても、室内楽セミナーは昨日から始まっていて、もうスタッフ関係者出演者はすっかり音楽祭ムード。本日は、残念ながら陽気が良すぎてすっかり葉桜になりかけている桜のトンネルを潜って辿り着いた山の上のゴルフクラブの一室を会場に、50名程の聴衆を集めてエクが今年のテーマ作曲家(特に理由はなし、やりたいから、とのことみたい)ドヴォルザークの殆ど弾かれない7番、お馴染み《アメリカ》、それに14番という3曲をガッツリ弾きます。
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特に7番は、秋にサルビアホールで開催されるウィーハンQのドヴォルザーク後期名曲全集にも含まれない(8番からだそうな)レアもので、うううん、「やられないのには訳がある」という名言をエク以下みんなで確認しました、という感じでありました。ま、こういうことがやれるのも自前の音楽祭故。デカイ会場で不特定多数に切符を売らねばならないとなると、流石にこういう選曲は出来ませんから。

終わった後は、この音楽祭がここを会場にした昨年来、一気に名物になってしまった「エク聴きながらもぐもぐタイム」でありまする。こんな立派なケーキと珈琲が出て
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向こうでは、エクがアンコールでちょっと弾いてくれる。今日は流石に疲れて、「もう速い曲は弾けません」と笑いを誘い、ヘンデルのアリアなんぞを弾いてくれて、もう聴衆の皆様はみんなすごおおおく満足して特別連絡バスで最寄りのJR駅まで送られていきましたとさ。

昨年まではこれでオシマイだったのだけど、今年からエクにはまだお仕事があります。だあああっと車で10分くらい山を下り、共同主催となる地元のゴーシュ音楽院まで行き、そこの教室でセミナーです。こんなん。
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判るかなぁ…そー、セカンドが桃ちゃんさんではありませんっ!セミナー個人参加者がエクに加わり一緒に弾いて、なんのかんのご指導を受けるという、なんだか夢みたいな時間でありますっ!向こうには本来のセカンドさんも座っていて、勿論、一緒に突っ込みます。

他にも弦楽四重奏での参加団体もふたつあるそうで、さらには個人参加の方には宗次ホール弦楽四重奏コンクールの覇者クァルテット・アトムのメンバーもいらっしゃいます。なんか、すごいじゃんかぁ!

ながらの春音楽祭、金曜日はエクと音楽院講師の先生らでいろんな演奏がゴルフクラブハウスで披露され、土曜日は午前11時からセミナー参加者の皆さんによる発表会。会場はクラブハウスじゃなくて、ゴーシュ音楽院ですのでお間違えないように。エクっぽいけどエクじゃ無い、という面白いもんが聴けますよ。んで、日曜日は再びクラブハウスで最後のドヴォルザークのピアノ五重奏まで、いろんな曲が披露されます。

てなわけで、お暇な方はどうぞ。それにしても、「弦楽四重奏を常設で続けていくなら、どんなに小さくてもいいからまずは自分の音楽祭を持て」というクロッパー氏の教えを実現するまで、いかにもエクらしくゆっくりじっくりだったなぁ。20数年目にして、やっとスタート地点、ってことだもんねぇ。ふうう…
https://ameblo.jp/nagaranoharu

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