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新しいもの・終わるもの [ゆふいん音楽祭]

2018ゆふいん音楽祭
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初日がなんとか終わりました。颱風が東から接近し、明日の天候が心配されるけど、雲の間に満月と火星がしっかり輝き、田圃の中の道を照らしています。今回、提供された宿から月に光る田圃の彼方には、懐かしい山荘田名加の夜の光が漏れている。さて、これからあそこで大宴会だっ…じゃないんだなぁ。

一昨年秋に復活した「ゆふいん音楽祭」も、昨夏に続きかつての時期に戻って2夏目。本日も懐かしい顔や、新しい顔が中央公民館に集って、相変わらず夏の田舎なんてことなんにも考えない演目で本気の音楽が奏でられてます。白眉はやっぱり、アガーテQ以来のあんちゃんが始めて人前で披露するというブリテンのダウランド変奏曲、と敢えて言っても他の皆さんに失礼にはならないでしょう。どれも聴き応えたっぷりだったし。

そんな、毎度ながら、としか言いようが無い中央公民館だけど
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いろいろと細部は違ってきている。なによりもびっくりは、この絵ずら。
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かつてのボランティア・スタッフの皆さんなら、驚くでしょ。お判りかなぁ?そーです、あの上手側ステージ寄りの開かずの扉が開いてるんですわ!導線部分に積み上げられていた荷物をちょっと整理し、やっと通れるようにした。これで消防署にも堂々としていられるぞっ!

今回の最大の「新人」は、辻音楽隊として登場した松本富有樹くんアンサンブルでしょう。そー、みなさまご存知、「歯医者さんちのギター少年」です。第1期最後の頃に、ギターを本気で志す地元高校生として姿を見せていた松本くん、今やバーゼルでの学生生活も7年目となり、仲間の歌手やトラベルソを引き連れ里帰り、新生ゆふいん音楽祭に辻音楽隊として参加しました。
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後ろに「ゆふいんの森」号が見えるこの場所、どこなんじゃ、一体、と思うでしょ。なんとなんと、これが今年の最大のびっくり、駅の正面左手に、こんな建物が出来ちゃった。
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これ、要は、インフォメーション・センターであります。駅の改札出て左側のお馴染みの案内所は廃止され、ここにデッカい案内所やら待合室やらが出来た。そこを会場に、妙なる古楽の響きが鳴り、「ゆふいん音楽祭」を盛りあげた次第。

かわらないゆふいんだけど、ちょっとはかわってるんでありまする。

一方、新参もあれば、なくなるものもある。余りにもお馴染みの中央公民館、音楽祭開幕以来40数年のレトロモダンな国際様式の白い館が、ことによると今回でオシマイになるかも、とのこと。

ことによると、というのは毎度ゆふいんっぽい言い方だけど、事実だから仕方ない。市役所が合併で別に移り、後にあった由布地区出店が改築が決定、2020年を目標に内部にホールやらも含んだ複合施設になるという。そのため、この秋から役所の出店が中央公民館のロビー部分に移転してきて、ホール部分は壊すわけではないけど、実質的に使えない状況になりそうだという。

てなわけで、少なくともこれまでのような中央公民館にみんなグチャグチャ集まってなんのかんのやる、というやり方での「ゆふいん音楽祭」は、今回が最後になる。

ことによると「残念」などと思う人は誰ひとりいないかもしれないけれど、とにもかくにも、そんな次第顛末でありまする。

ま、なにはともあれ今年のゆふいん音楽祭、明日午後のコンサートは颱風がどうあろうがやりますので、お暇な方はいらっしゃい。帰れなかったら…なんとでもなりますっ!なんせここはゆふいん。

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