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本日発売「音楽の友」誌の担当箇所について [お詫びと訂正]

別に詫びるわけでも、訂正をするわけでもないので、「お詫びと訂正」カテゴリーではなく「売文家業」カテゴリーの方が相応しいと思わなくもないのだけど、なんかそうすると開き直りというか、トランプ&アベっぽい「なにがわるいんじゃ、こりゃあ!」って恫喝っぽくもなりそうなんで、「お詫びと訂正」にします。

本日日本列島津々浦々の書店に数冊くらいは並んだ筈の「音楽の友」誌3月号に、巻頭特集「世界のオーケストラ・歌劇場ベスト10、音楽祭ベスト5」というのがあります。不詳やくぺん先生、世を忍ぶ仮の姿で文字通りの末尾を汚させていただいておりまする。
https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/ongakunotomo//

提出したのは年が変わったばかり、まだ松の内くらいだったので、そういえばわしゃ何を書いたっけなぁ、とあらためて眺め、パニックになりそうでありました。

だってさ、あたしゃ、「この10年くらい、いろんな意味で力を付けたり意味のあることをやろうとしているインの団体、音楽祭などをリストアップする」のだと思い、編集者さんにも「要はこの10年くらいの微分係数、ってことですよね」と尋ね、リストを提出したわけでありまする。

ったら、今、全体を眺めると、どうもそういう趣旨とはちょっと違うようなものだったような…うううううん。

今更どうこうする気も無いし、撤回する気など無いし、なによりもわしら売文業者とすれば神様のような編集者さんが「これでOKです」と判断して使ったのですから、それに異を唱える気などありませんが…

あらためて申します。この「ベストテン、ベストファイヴ」というのは、小生に関する限り、「この10年でいろんな意味で頑張った、頑張っている、演奏団体&音楽祭」という意味です。

敢えて失礼を承知で具体的な例を示せば、恐らく誰ひとりとして日本センチュリー交響楽団が世界のベストテンのオーケストラのひとつと評価することはあり得ないでしょう。

そのような評価は、演奏力とか芸術性とかいうものだけではなく、オーケストラの組織としての安定性や経済力も勘定に入れて下さねばならないものです。今のセンチュリーの経済的な安定性は、恐らく、世界のオーケストラベスト100に入れるのも、正直、難しいでしょう(センチュリー関係者の皆様、怒らないでね)。ですが、この10年間の日本センチュリー交響楽団のしてきた努力は、少なくともやくぺん先生とすれば、世界の10本の指に入ると思うのでありますよ。

無論、深圳交響楽団だって、フィリピンフィルだって、ミヤンマー国立交響楽団だって、一生懸命努力している。ベルリンフィルだって、してるでしょう。ですが、残念ながら、どんな努力があって今に至っているか、あたしゃ、知りません(ここに上げた例の中には、少しは知ってるのもあるけどさ)。あくまでも、小生に判る限りで、です。だからこそ、こういうアンケートには選者の名前がくっついてくるわけですし。

山形交響楽団も、大阪クラシックも、そういう視点です。オペラハウスについては、ぶっちゃけ、この10年くらいに小生が舞台に接して、「俺たちの街にあるハウスとして納税者が誇りに感じられることをちゃんとやっとるなぁ」と思った団体です。

他の先生方のリストアップの仕方がそうなのかは、正直、あたしにゃ判らんです。ゴメン。

掲載誌は、「書いてあることはみんな嘘、信じるなぁ」をモットーとする当無責任私設電子壁新聞なんぞとは違う、きちんと複数の編集者さんの目を通って出て来るまともな媒体です。その旨、ご承知下さいませ。

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