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バンフ・コンクールが始まった…が [弦楽四重奏]

日本時間での本日早朝から、遙か大平洋を越え、更にカナディアン・ロッキーを越えた(越えかけた?)バンフで、恒例のバンフ国際弦楽四重奏コンクールが始まりました。日本からはちゃんともののわかった人が行ってますので、現場の報告はそちらを待ちましょう。

で、このアホな日本列島に居残っている隠居初心者やくぺん先生ったら、今時はインターネットでの映像やら音のライブが放送されるので、ことによるとあの音の酷い会場で座ってるよりもいいんじゃね、くらいに思ってました。こちら。
https://theviolinchannel.com/vc-live-2019-banff-international-string-quartet-competition-livestream/

タイムラインはこちら。ってか、上のストリーミングのページが演目や時間など最も詳細かな。
https://www.banffcentre.ca/bisqc

いずれにせよ、ストリーミングはいつでもみられるじゃん、ラッキー、さてぇ眺めてやろーか、とバリーの最初の演説からカリストQが作品77の1をてーららっ、と楽しげに弾き始めるのを眺めていたのだが…これ、全部ホントに眺めていったら、仕事出来ないじゃーないかぁ!

そりゃ当たり前で、ちゃんと現地に行っているなら、さあセッションが始まるぞ、もうだいたいの流れは判ったから聴きたくないけど、そこでやってるんだから流石に行かないとなあ、と部屋からホールに向けて坂を上り、途中で雀の親戚みたいだけどなんだかわかんない奴とか、きゃーいいチップマンクとか出て来て遊んじゃったりして…ってことになるわけです。だけど、ああだけど、ここ新帝都湾岸のバンフ大気中の水蒸気の10倍もありそうな湿っぽい空の下、あたしにゃ、いつもの作文仕事がガッツリ待ってる。それどころか、夜になればなんだ知らんが毎晩パツパツに演奏会が入ってる。これじゃ、ちゃんと座ってセッションを聴いてる時間なんてなあああああい!

結論:やっぱり、コンクールは現地に行かないとちゃんと聴けない!どうしてもちゃんと聴きたいなら、引き籠もりになるしかないっ!

※※※

今、午前11時半過ぎ、やっとユリシーズQのセッションが始まり、ハイドン作品33の1を弾いてます。なるほどなぁ、ライヴ映像で眺める、ってのはこーゆーことなのね、って感想です。どうしても10日くらい前に松本で聴いた「ソロコンクールのファイナリスト級が楽譜とアンサンブルのお勉強のためにやってる弦楽四重奏」と「この道で飯を喰おうと必死になってる若い連中の弦楽四重奏」の違いが最大の興味になってしまうのはしょーがないでしょう。

それにしても、こういう風にして聴くと「この会場だからこうするしかないんだろうなぁ」ってのが全部なくなっちゃうんで、ちょっと判らなくなる部分もありますねぇ。あ、今の弱音、聴こえるかな、とかさ。現場レポーター、ぐぁんばってくださいませぇ!

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Yakupen

現地にいる日本室内楽振興財団K氏からの連絡によりますと、今年は以前より日程的に楽に感じる、とのこと。確かにそうかなぁ。遙か大平洋の向こうでライブ映像を待つ身にすれば、もっとドンドン進んでくれた方が有り難いけど、現場はそういうわけにもいかんですからねぇ。
まだ初日、バンフの皆様、ぐぁんばってくださいませ。

by Yakupen (2019-08-27 17:15) 

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