SSブログ

アマービレQのNYライブ [弦楽四重奏]

急ぎなので、事実関係のみ。

北米時間の明日17日日曜日午前10時から、マンハッタン厄偏庵からリンカーンセンターに下っていったブロードウェイ沿いのアップルストアのところをハドソン川側に入ったところのマーキン・コンサートホールで、今年のYCAの国際オーディションが行われます。参加者詳細はこちら。
https://www.yca.org/media/pdfs/FinalsProgram2019.pdf

今はYじゃなくてマーキンでやってるんですな。んで、いつもながら、これ、無料で入れます。NYには珍しく、無料だけど事前にチケットが必要なんで葉書やらインターネットで申し込むか、事務所にチケット取りに来い、というのではありません。いきゃいいだけです。出入りも自由。

で、なんとなんと、今時はこれがライブでストリーミングをやってくれます。面倒なんで、YCAから送られてきた案内をまんま貼り付けちゃうと…

This Sunday, November 17, the YCA International Auditions Finals will be streamed live from New York City beginning at 10:00 AM (EST). You can watch all of the performances on our Facebook and YouTube channels - don’t miss this thrilling all-day event! On Sunday morning, we'll send an email with a link to watch. Thanks to The Violin Channel for their partnership in livestreaming the Final Auditions.

てなわけで、このリンクを送ってくれるって、全員なのか、YCAからリリースが来ている人だけなのか(となると、業界関係者限定、ということになるなぁ)良く判りませんが、まあ、こういうやり方もあるんですねぇ。Facebookから直接行けるみたいだな。
https://www.facebook.com/youngconcertartists/

ともかく、アマービレのプログラムはこちら。

2:00 Quartet Amabile Japanese  Residents of Saitama, Japan

Ms. Yuna Shinohara, 26  Ms. Chihiro Kitada, 23 Ms. Meguna Naka, 26 Mr. Tatsuki Sasanuma, 24 String Quartet No. 2 in A minor, Op. 13 Mendelssohn I. Adagio – Allegro vivace
Five Movements for String Quartet, Op. 5 Webern I. Heftig Bewegt
String Quartet No. 4, Sz. 91 Bartók V. Allegro molto

どうもこれだけ弾くために遙々マンハッタンまで行ってるみたいなんで、きっちり仕事をして欲しいものであります。おお、弦楽四重奏としては他にパシフィカ弟子のカリストが来てるなぁ。合衆国拠点以外は、ニッポン埼玉から来てるアマービレとイギリスから来てるピアニストだけなのは、まあ、当然でしょう。

このヤング・コンサート・アーティストという若手キャリア支援団体、なにしろ東京Qやらストルツマンやらアイダ・カヴァフィアンも若い頃に加わってたところ。最近では(でもないか)神尾真由子さんが受かっていて…そうそう、思い出せば裏番組がタカーチュのバルトーク全曲の後半だかの日で、どっちにいくか大いに迷い、結局、神尾さんのオーディション見物にYに行ったんだっけ(まだ当電子壁新聞開設以前、今は亡き「ストリング」にレポートあり、国会図書館に行けば閲覧可でしょうが…)。なんか、もっとめちゃくちゃ寒い頃だったような記憶があるが。

もとい。要は、今、日本でもいろんな団体がバラバラにやってる「学校出て、まだ大きな音楽事務所などとの契約がない若者に、プロとしてホントにやってくための様々な支援をする」ところです。ですから、ここを受けるとは、「米国拠点に数年は活動するぞ」と宣言していることになるわけです。実際、ヨーロッパやアジアに学籍があったり昨今はオーケストラのユース枠にいたりして離れられない奴らは受けられない(だからヨーロッパには、ヨーロッパの同じ名前の団体があり、英国の偉い人が元ベルチャQのテイトくんだったりするわけだが)。今回、アマービレが太平洋越えて出張っていったのは、いよいよ日本を離れて北米拠点でやるぞ、と腹をくくったということなんでしょう。

結局、日本で「常設弦楽四重奏団」が出来ないのは、ぶっちゃけ喰っていくだけのマーケットがないからです。まだ戦後の労音の勢いがあったマリカル時代は、かろうじて地方主催者が生きていたためにあれだけの回数を切れたが、今の日本で地方で弦楽四重奏団にまともなギャラを払ってくれるのは公金で支えられた地方文化財団などばかりで、他は個人が基本。そうなると、数年に一度ならともかく、毎年呼んで貰えるような関係は作れない。かくて金をちゃんと貰える仕事が余りにも少ないので、常設弦楽四重奏団はホントの意味では日本拠点の生活は経済的にまず不可能。となると、弦楽四重奏のレジデンシィ枠という固定給がある北米に出て行くのが最も手っ取り早い、ということ。いかな制度的に文化へのドーネーションを減額させる政策を採り続けるわしらの業界の宿敵トランプ時代になろうが、大きな状況はまだまだ変わらないですから。

てなわけで、アマービレの北米進出第一歩、お暇な方は日本時間の月曜朝午前4時からのライブ中継をお聴きあれ。さあ、ジャパンアーツさんに嫌われても、「アマービレを日本に帰れなくする会」を結成する必要が出てくるや否やっ?発表は日本時間月曜の朝でんな。そこまでライヴで聴けるのかしら。

nice!(2)  コメント(1) 

nice! 2

コメント 1

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。