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タカーチュQの新ヴィオラはっ! [弦楽四重奏]

既に彼らのインターナショナル・レップから公式なリリースが出ていますので、記します。去る9月に来日したタカーチュQのヴィオラが、来年6月から交代します。こちらをご覧あれ。
https://myemail.constantcontact.com/WORLD-RENOWNED-TAK-CS-QUARTET---ANNOUNCES-NEW-VIOLIST.html?soid=1103230119130&aid=wyW0jKJ1nDU
なんとなんとなんとぉ、韓国では独奏リサイタルでかのソウル・アーツセンター大ホールを満席にするという、この楽器に限ればプリムローズよりもバシュメットよりもキム・カシュカシュアンよりも遙かに動員力を有する、恐らくは世界でいちばん人気者のスター奏者、リチャード・ヨンジェ・オニールが加入することになったとのことですっ!

いやぁ、ちょっと吃驚ですねぇ。こういう手があったのかぁ、という気がしないでもないが…まあ、かつて東京Qの第1ヴァイオリンにボロディンQからコペルマンが移籍してきた、なんて超弩級の吃驚とはちょっと違うものの、へえええええ…

日本では、10年くらい前かしらね、ラ・フォル・ジュルネで何故かエリック・シューマンくんなんかと臨時編成の弦楽四重奏団を組んでビック・カメラ上の讀賣ホールで演奏会をしたことがあったりしたけど、その頃には既にソウルでは大人気で、韓国DGからじゃんじゃんCDが出たりしてる。葛飾オフィスのCD棚のヴィオラ独奏者コーナーをごそごそしたら、やっぱりあった。これ。ソウル・アーツセンターのCDショップで買ったんだと思うなぁ、韓国DGから出ているシューベルトの《冬の旅》をギターとヴィオラで演奏しているというもの。
IMG_2639.JPG
この人気者、ヴィオラの層が異常に厚い東京の聴衆にはそれほど騒がれることがなかったけど、今ではリンカーンセンター室内楽協会なんぞに随分出ているようだし、西海岸でもいろいろやっていたようだし。当電子壁新聞でも、何度か弦楽四重奏がらみでご紹介している名前でありますな。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2019-03-16
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2016-06-14
あ、オフィシャルのサイトがありますな。こちら。
https://www.richard-oneill.com/
おおお、ここにも「タカーチュQに加入」ってでっかくでてますね。

それにしても、結成45年目のシーズンで未だに創設チェロ奏者が弾いているなんてベルリンスキーのボロディンQに迫ることになってきているタカーチュQ、セカンドは元ジュリアードQのローズ氏とガリミアQのセカンドの矢島さんの娘さんのナオミさんなわけで、なんだかアジアっぽい空気が漂う団体になってきたなぁ。思えば、ローズ氏の後を継いだジュリアードQのヴィオラって、前のタカーチュQのヴィオラのタッピング氏なわけで…この業界、そんなに人材が少ない、ってわけでもなかろーになぁ。

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