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年末特別公開:『クラシックコンサートをつくる。つづける。』補遺 [音楽業界]

もう年末年始のお休みに入っていらっしゃる方もいらっしゃるでありましょうから、そんなお暇な方のために、おまけ。

もう一昨年になるのか、横浜のプロデューサー平井先生と『クラシックコンサートをつくる。つづける。』という著作を世に問わせていただきましたです。こちら。まだ絶版じゃあありませんっ!重版もかかってないけどさ…
http://suiyosha.hondana.jp/book/b272814.html
基本的に平井先生の本で、やくぺん先生の仮の姿たるもう一名の著者はライター仕事をさせていただきただけでありまする。そんな平井先生の活動が目出度くも世間に認められることになり、今年のJASRAC音楽文化賞を獲得なさったのは、当電子壁新聞でも報じた通りでありまする。えっへん!
IMG_2015.jpg

https://www.jasrac.or.jp/profile/culture_award/06.html
http://suiyosha.hondana.jp/book/b272814.html

この著作の内容、良くも悪くも「2010年代前半の状況を定点観測する」という性格のもので、その扱っている対象の性格上、時間が経てばどんどん古くなっていき、ある程度以上古くなれば今度は歴史的な記述としての価値が出てくる、というものでありまする。実際、終わろうとする10年代の後半になり、もう圧倒的な加速度で「メイジャーとインディーズの分裂」及び「室内楽のインディーズ化、サロン化」が進み、数十席から100席程度の会場、所謂「コンサートスペース」(ぶっちゃけ、10年代初め頃にやくぺん先生なんぞと一部編集者がでっち上げた言葉なんだけど)での商業レベルでの演奏会が爆発的に増えた。尤も、ホントに増えたのか、今世紀に入ってからのグーテンベルク以来最大の情報伝達革命で可視化されるようになっただけなのか、実際のところは安倍内閣の実態のように誰にも判らないんですけどねぇ。

なんであれ、この著作の記述は当然のように古くなる。あそこで取り上げられた場所がその後どうなっているか、そのひとつの報告がありますので、下に添付します。要は、あの著作のアペンディックス、ってことであります。
HiraiReport01.pdf
HiraiReport02.pdf
たった4ページのPDFファイルなんですが、なんせ当無責任私設電子壁新聞ったら、0年代初期のフォーマットなもので、未だにPDFは5メガまでしか貼り付けられないというロートルぶり。お手間かけますです。

取材当時には、いずこも同じ後続者難でもう音楽協会そのものを閉じるしかないかも、という状況だった葉山の鑑賞団体が、その後、どのようにして息を吹き返したかがレポートされております。マジ、著作をお持ちの方はプリントアウトして、一緒に挟み込んでおいて下されば幸いです、って内容です。続きと思って、じっくりお読みあれ。

このようなことが簡単にできるようになった2020年代、いよいよ電子出版、Web媒体に対する深い不信感が拭えぬ0年代にWeb原稿がらみで酷い目にあったやくぺん先生らロートル爺も、来年は時代の流れに追いつくようにしないとマズいかもなぁ。

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