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新帝都の新たな空の道(湾岸編) [新佃嶋界隈]

どうやら昨日から話題の羽田空港新離着陸コースのテスト運用が始まっているらしく、今日も朝から佃嶋先っぽから眺める湾岸から新帝都東半分に輪を描いた辺りの空の様子は、随分と違ってます。

一年でいちばん寒い筈の春節の頃、新暦ならもう睦月晦日から如月の空はどこまでも透き通り、でも妙に暖かく、月間生産枚数100枚に迫るというまるで40台働き盛りみたいな無茶な仕事をなんとかこなしたボロボロの前頭葉を大川端に晒していると(ホントは医者に1月分の医療機材リース料を払いに行くのを忘れていて、慌てて朝一で並んで番号札を取って、呼ばれるまで外で待ってる、って情けない状況だったんだけどさ)、今や高層縦長屋群林立する豊洲の向こうから、737やら320やら朝の出発便が次々と冬の空へと昇っていく。
今時のCD-9の胴体ほどあるぶっとい双発エンジンがんがん吹かす連中なら、新宿の西側にアルプスのように聳える5000メートル級の治外法権横田空域の上でもなんなく昇っていけるわけだが、それでもやっぱりぐるりと大回り。羽田Cランを離陸すると大きく右に旋回し、湾岸高層マンションビルがディズニーランドになった辺りで今度は左に旋回。北日本やシベリア、北米に向かう連中はそのまま市川から江戸川上空を真っ直ぐ北に向かい、富山河川敷や小松、米子コナンくん空港なんぞに向かうちっちゃな奴らとか、ソウルやらその向こうの北京、大連なんぞに向かうそこそこ図体のデカい連中はどんどん左旋回を続け、やくぺん先生オフィスの巨大柿の木の上を抜け、横田空域の上に出て西に向かうのであります。

さても、そんな帝都東の空の道が、昨日からちょっと様子が変わってます。これまでと比べると川一つ西に新しい道が出来た。浦安やら市川上空で江戸川河口から関東平野に入ったのが、葛西臨海公園と東京ヘリポートの間の荒川放水路上空を、まるでヤンキー海鷹くんが川筋に沿うように右に左に体を振りながら突っ走り高度を取っていくようになりました。瞠目せよ、午前10時のBAヒースロー行きが、ぐうううっと左に旋回して荒川放水路上空を昇っていくっ!
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シベリア越えて英都に到着する頃には、大英帝国は大陸から分離し再び栄光の独立独歩の世界となってるのじゃっ!入国の「EUはこちら」ってラインはどうなるのかしら?

佃嶋の先っぽから眺めるに、日本海側便及びソウルビーコン拾う西行き国際便は天樹の直ぐ向こう、って感じで旋回してきます。とはいえ、正直、ここ佃から眺める限りは、あんまり状況は変わったようには思えないのがホントのところだなぁ。

てなわけで、11時過ぎに午前の運用テストが終わり、やくぺん先生もお医者さんに行き、チャリチャリと銀座まで行きNikonさんで一眼レフをお掃除し、またチャリチャリと戻ってくる。さても1ヶ月の間に崩壊した日記やら自分への秘書仕事をするべぇと、シン・ゴジラ目線の勉強部屋に向かい、冬の視界の良い新帝都を眺めおると、午後3時過ぎくらいから再び羽田新離陸ルートのテストが再開されたようでありまする。

おおおお、帝都東の庶民貧乏人達よ、空を見上げよ、威風堂々、ルフトハンザの8ジャンボがフランクフルトに向け新開地の空に勇姿を輝かせておるではないかっ!
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今までの市川上空ルートでは流石の大空の王者とはいえ豆粒みたいにしか見えなかったけど、その美しい姿を大きく左に振り、東京ディズニーランド上空から荒川放水路の上へと進んでくるぞっ。
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川筋に沿って巨体を揺すり、天樹向こうの葛飾区と足立区の境、ゴーン氏には懐かしの小菅上空辺りで、また大きく右に振り
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成田から挙がってくるシベリア街道行きと合流に向かう。

かくて新帝都の新しい空の道、川筋一本西に寄っただけとはいえ、随分と違った風景にはなっておりまする。果たして荒川放水路の東は葛飾からはどんな風にみえるのやら、数日後に葛飾巨大柿の木の上空の様子をば、またご報告しましょうぞ。

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