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新帝都の新たな空の道(新開地編) [葛飾慕情]

本来ならば極東の島国新帝都のある平野地区は一年でいちばん寒さが厳しく、都市によっては昼間でも氷点下なんてこともあり、シジュウカラさんやらめじろんは食べ物がなくて困る筈の今日この頃なれど、なんなんだこの20年代最初の冬は、まるっきり春みたいじゃないかぁ。

そんな新開地葛飾の午前中の空が、なにやらおかしなことになっておりまする。そー、かの世界大運動会を理由にした新帝都上空の空の道大付け替え騒ぎで、巨大柿の木下シジュウカラ・レストラン、あらため、ヒヨちゃん&めじろん様レストランの上に巨大なマシン鳥たちが朝から乱舞しております。

そもそも、羽田離陸西行き便のうち、日本海側向け国内線と日本海若しくは東海越えて半島に向かい、そのまま黄海若しくは西海跨いで遼東半島から青島、北京に向かう便はぐううううっと柿木上空を大きく左旋回しながら横田空域上空へと駆け上がっていたわけだが、それだけじゃなくて北往き便やシベリア越欧州便も同じ道でやって来るようになった。さてさて、数日前に佃縦長屋の辺りから眺めた様子をお伝えした同じ新空の道、荒川放水路東側から眺めるとどんなもんじゃろかぃ。

おお、シンガポール航空さんが柿の木の向こうからやってきた。この人達は、太平洋側にまわるときと、内陸側にまわるときと半々くらいなんだけど、今日はテストも兼ねたか、こっちにいらっしゃいましたね。
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やっぱり、葉っぱが落ちきった書きの枝越しにも、はっきり低いと判る。

ヒヨちゃんといっしょに暫く眺めてると、今度はANAさんの北海道方面行き767が、なんとまぁ、頭の上にやってくるぞぉ。
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おいおい、明らかに荒川放水路のラインを外れてるじゃないですかぁ。ま、こういう運転手さんもいるのでよろしく、と葛飾区民に挨拶してるようなもんですな。んで、いよいよ午前中のスター、BAロンドンはヒースロー空港往きがやってきたぞ。おおお、柿の木の向こうから左に捻りながら上がってきて、堀切菖蒲園から小菅の上空辺りでしっかりと右に振って
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日光やらの彼方の、ニッポン各地発シベリア上空の道へと合流していく。
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新開地葛飾の真ん中から眺めると、ハッキリと新しい道の付き方が判るなぁ。

この道が当たり前になるのか、それとも世界大運動会前に手直しがあるのか?そもそも今の騒動で世界大運動会そのものがやれるのか?

[追記]

それから数日、あっという間に如月も上旬が終わろうとする頃、国土交通省主催国際オリンピック協会共催の東京上空観光飛行ショーは無事に終了したようです。デルタの組合が嫌だと言っているとか、いろいろあるらしいけど、とにもかくにも新帝都のあちこち、佃、葛飾、北千住、四谷見附、六本木、溜池近辺なんぞから、より大きな話題になっている副都心上空突っ切りACラン着陸ルートの様子も眺めました。これが四谷見附からの新帝都日暮れの風景。
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正直、運転手組合が文句を言うほどの急降下のようで、思ってたより遙かに高く、これならば六本木ヘリポートの海鷹黒鷹イロコイ、市ヶ谷ヘリポートの空自陸自チヌークの普通の進入はまるで問題ないでしょう。六本木で、そうねぇ、大阪城公園から伊丹着陸を眺めているくらいの感じです。急降下の効果で、新大阪駅よりも遙かに高い。問題は民間のヘリみたいだなぁ。どうも東京ヘリポートへの西側からのアプローチがやたら高度が低くなったようだし、南からのアプローチも大田区品川区港区上空から晴海沖跨いで豊洲上空から突っ込んでいくんじゃなくて、東京湾千葉方面からぐるっと突っ込むようにさせてる風にもみえるし。そもそも実験中は飛行規制してるのか、まだ良く判らない。

なんであれ、この空の道、1964年東京五輪最大のレガシーたる日本橋の上を跨ぐ高速道路に匹敵する、2020年最大のレガシーになることでありましょうぞ。夕方の新宿都庁の上を下りていくロートル777やポンコツ350の巨体を眺めながら、「昔はこんなところは飛行機は飛ばなかったんだよ」と2060年の爺婆は昔話をするんだろに。

てなわけで、やくぺん先生にとっての世界大運動会、これにて終了。

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