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パンデミック戒厳列島西へ:東海道編 [たびの空]

「書いてあることはみんな嘘、信じるな」をモットーとする当私設無責任電子壁新聞、開設から足かけ16年の月日を重ね、ソフトとしてはまるでダグラスDC-3かB-52か、というへっぽこロートル。どうやらユーザーもドンドン減っていて、いつ廃止されるやら判ったもんじゃない。なんせ、写真をアップしようとしたら、別のソフトを使って小さくし、アップして、という作業をせねばならず、今時のインスタやらFacebookやら、その瞬間に世界に配信できちゃうお手軽なもんの100倍くらい手間がかかる。

んで、やくぺん先生も、このような「道中記」みたいなどーでもいーもんはFacebookに移行してしまってるのだがぁ…簡単にアップ出来、拡散も桁違いなツールは敢えて使わない方が良い状況もあるわけで、今が正にそのときなのであーる。状況が常に変化し、2時間前のfactがこれから2時間後にはそうであるとは限らないというオソロシー状況にある実質上パンデミック下の世界、これくらいノンビリした情報ツールの方が安全なのでありまするよ。

てなわけで、本日から明後日まで、折に触れてドンドン追記しながら、パンデミックのプチパニック状態ニッポン列島を西へ向かうやくぺん先生、なんの意味もない、読んでも時間の無駄にしかならぬどーでもいい弥生春も始めのたびの空、はじまりはじまりいいいい!!

※※※

このプチツアーの目的は、明日の午後に大阪城脇某最近ちょっと話題のホテルの大阪店で開催される大阪国際室内楽コンクール&フェスタの参加団体発表なのでありまする。勿論、それはそれで別項で速報いたしますので、乞うご期待。

…の筈が、このパンデミック騒動に便乗して成された「226アベ要請」の音楽業界に対する国家正規軍によるテロ攻撃みたいなもののお陰で上を下への大騒動になっている我らが狭く小さく弱い黄昏の業界、その中でもなんとか強引な闘いをしようとしている連中がおり、外人部隊含めたそいつらが無謀とも思える特攻に限りなく近い大作戦を敢行することになって、従軍記者として緊急に彼らの自己犠牲の玉砕を見届けに行くことになった次第でありまする。いろんな意味でレイテ沖海戦の戦艦武蔵になりかねない悲痛な大作戦、せめて空母瑞鶴くらいの活躍はして哀れ湖に沈んでいって欲しいものである。なんか、そんな風に書いてるだけで涙が出てきたぞ、マジで。ぐぁんばれ、若きN艦長!闘え、新任広報H氏!

なんにせよ、そっちに関しては、事が終わるまで一切発表が出来ません。来週以降、お伝え出来るということであればお伝えしましょう。期待しないでおくれなもし。

さてさても、まずは戦場にほど近い京都駅まで向かわねばならぬのじゃ。アンチJR東海、シンカンセンの東海道独占にで少しも抵抗する会のメンバーたるやくぺん先生なれど、今回は諸事情で新幹線を利用せねば成りませぬ。諸事情で京都には11時くらいには着いていたかったため、逆算すると大川端縦長屋を7時半くらいには出ねばならない。嫌だなぁ、東京駅八重洲口行きの都バスがいちばん混む頃だなぁ…で普段なら済むわけだが、なんせ縦長屋は高齢者と同居で(だから、このパンデミック騒動が始まってから、出歩くことが多いやくぺん先生は基本的に葛飾オフィスに泊まり込み、家族とは別居のちょんがー生活になってます)、あたくしめがどっかからヴィルス拾ってきたらもう冗談では済まないので、混雑したラッシュアワーの都バスなんて乗るわけにいかぬ。しょーがないなぁ、雨が降ってなくてラッキーだったけどさ、って思いながら、この半年死に損ない病人認定やくぺん先生たびの空のお供になっている6キロの医療器具引っ張って中央大橋を渡り、ズルズルと東京駅に向けて歩いて行く。

と、都バスが2台、オムニバスになってやってくるではないか。1台目は大混雑だけど、追いかける2台目は外から眺めてもガラガラなのであーる。おおお、これはなんたるラッキー、と、後ろの都バスに医療機材くんと一緒に乗車。これが朝の8時前の東京駅行きとは思えぬわい。
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かくて、午後の長いお仕事(大丈夫な人には夢の時間なんだろうが、これがぶっちゃけかなりの苦行なのでありまするよ、やくぺん先生には)を少しでも楽に出来たわいと八重洲口長距離バス停前の降車場で下車。普段は朝から深夜まで個人インバウンドさんで溢れかえる長距離バスターミナルは、成田空港行きも茨城空港行きも、どこもガラガラ。だーれもいません。マスク姿の通勤客が黙々と歩いていらっしゃるだけでありまする。

朝の8時台の西行き新幹線なんてパツパツだろうなぁ、混雑した閉鎖空間だなぁ、それどころか適当な時間に席があるかしら、自由席はもっと混雑した密閉空間だろーし…と危惧しつつJR東海キオスクに切符を入れると、あらまぁ、8時台の新幹線、全部席状況は〇ばかり。おいおいおい、なんじゃこりゃ。8時20分の途中停車駅が最も少ない列車を恐る恐るぽちんと押せば、どの車両も席はたっぷりございます。流石に下り右側二列の富士山鑑賞席は皆無のようだが、三人掛けが全部空いてる列がざらざらあり、第1列まで空いてます。これは確かに異常事態だぞ。

団体さん皆無の八重洲口、JR東海専用入り口から入り、ガラガラのお弁当屋さんでおにぎり&飲み物セット500円也を購入し、14番ホームに向かうと…なんじゃこりゃ!
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朝の8時台の下り新幹線ホームとは思えない、まるでホーム上の人の姿を画像ソフトで全部消してしまったんじゃないか、ってな風景でありまする。

なるほど、これがパンデミックというものなのかぁ。この東京駅ホームを眺めるに、沿道に7万人集めちゃった東京マラソンがいかに今の新帝都で無茶苦茶なイベントだったか、あらためて思い知らされるなぁ。

乗り込で、走り始めた新幹線車内では、「ただいまコロナウィルスが…」と乗客に行動の注意を呼びかけるアナウンスがされる。なぜか日本語のみなのは、あぶないのは日本人だけ、ということかいな。車内はこんな。
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車掌さんに「朝の8時台って、こんなもんなんですか」と素知らぬ顔で尋ねると、「このところ、こんな感じですね」とのこと。

かくてやくぺん先生乗せたシンカンセンのぞみ号、どんよりした曇り空の下、すっかり静かになった厚木基地アプローチ南を抜け(厚木を去った空母ロン艦載機は、岩国からグアムに避難してるそうな)、富士の姿など欠片も拝めず、淡々と東海道を下っていくのでありました。

さても、続きはいつになるか判らないから、期待しないでお待ちくださいませぇ。基本、ダラダラ追記をしていく予定ですぅ。

※※※

今、ノンビリ京阪電車が追分駅を通過、いにしえの帝都から近江の国へと入りました。あのいつもは奪い合いになるみんな大好き先頭及び最後尾の一人がけ席も、すっかり余裕で座れます。

10時過ぎにシンカンセン京都駅に到着、そのまま地下鉄で京都御所近くまで参ります。のぞき込むと、こんなん。
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桜はまだだけど、梅は満開、シジュウカラさんつつぴぃと鳴きながら遊んでる閑散たる御所へ、皆様、おいであれ。

お宿は、御所真ん前の高級ホテルで、なんとなんと一泊税抜き5000円を切ってます!ホテルのマスターに「新幹線ガラガラでした」というと、「私どもも、東京での会議出張を見合わせておりますよ」とのことですう。

なんでこんな駅から遠い場所に泊まっているかといえば、それにはふかあああい訳があるのじゃよ。無論、コロナさん絡みの理由。今日及び明日の午後じゃなく、明日の晩が問題なのであります。それはそれで興味深い話なんだけど、果たしてこんな無責任電子壁新聞といえ、書いていいものか、明日の状況をみないと判らない。ま、大丈夫そうだったら、しっかりお伝えしましょうぞ。

さてさて、そろそろ谷を越えて浜大津。イソヒヨドリさんや冠カイツブリさん、小雨も落ちてきた湖面にお姿ありや。次の追記は、おそらくは深夜前。

※※※

京都御所前の宿です。今、京都中華という不思議な食い物を喰らい、ここでも「ガラガラです」という会話をして戻ってきたら、マエストロ沼尻からこんな連絡が来ました。
https://www.biwako-hall.or.jp/topics/20200304_7455.html

今回のコロナ騒動のお陰で、全世界の皆様にびわ湖の《神々の黄昏》の舞台が、土曜と日曜の両キャスト、全く無料で観られることになりました。暇してる学生の皆さん、対訳はネット上で探せばあるから、さあ、土曜の1時まではヴァーグナー猛勉強だぁああ!

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