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ネット配信急速進化中! [音楽業界]

御上がなんとなく要注意としている「密閉された空間に50人以上の不特定多数の人が集まり1時間以上滞在する」という条件に合致する場所に最後に晒されたのは、3月5日木曜日午後の大阪国際室内楽コンクール記者会見でありました(なんせグーグルマップさんに拠れば、会場となった某著名ホテルは、感染クラスターが出た京橋のライブハウスから800メートルだもん)。あれから本日を以てまる2週間。その後、熱も出たわけではないし風邪の症状があるわけでもない。

というわけで、小生のプチ自主隔離は本日午後を以て終了とさせていただきます。夕方には旧奏楽堂に参上いたしまする…って、今の欧州や韓国の状況を考えると、ニッポン国の春うらうらのノンビリさ、こんなことでいいんだろーかね、ホントに?

ま、それはそれ。世間もなんだか昨日くらいから動き出したようで、来月に向けペンディングになっていた原稿の正式依頼も来始めました。っても、これで気を緩めてはいけんぞっ!なんせ、最後は自分や周囲の身近な人の命の問題、気をつけなきゃいけない相手は目に見えないヴィルスだけじゃなく、他人の命なんて眼目に無い、なんとしてでも世界大運動会やりたくてしょーがない商売人の皆様なんだから。

ま、それそれとして、激動の我らが狭い狭い音楽業界、今や最も注目の成長部署は「インターネットに拠るライブ配信」であるのは皆様よーくご存じの通り。先々週の週末のびわ湖とミューザ川崎で始まってから、著名歌劇場からコンサートスポット、ライブハウスに至るまで規模の大小を問わずあっという間に広がり、無論、日本にとどまらず一足遅れてパンデミックになった欧州や北米でも一気に広がり、昨日からは実質鎖国になったオーストラリアでも始まり、今や空前の「ネットで無料で見放題」天国となっておりまする。

本日も井上みっちー指揮大フィルが中継をするようでありますが、
http://www.osaka-phil.com/news/detail.php?d=20200318&fbclid=IwAR00JQOC_N3f2NhB-c0yivO0a3qSCEJfKkFhdHUwamJvdw8MLzzVd73tEjk
その内容を眺めるに、去る土曜日の一挙4カ所からのネット中継を受けた反省が様々に盛り込まれているようでありますね。本日の大フィルさんはプレトーク系のやり方をするようで、ドーネーションはあるのかは判らない。最初のミューザ中継が大成功した後、DWANGOが営業をかけていたという話は流れていますが、あまり上手くいっていないのかしら。これは将来的には貴重な現状を伝える記事。
https://artexhibition.jp/topics/news/20200317-AEJ198136/?fbclid=IwAR1ZWDHMmwxtHBFtLED51TEkzTzH0t_qJUEm_6L4mkqtMfxWXZ7Ha5cfvJ8
山響は前からやっていたカーテンコールという会社が、今回の大フィルを含め、いくつか大手を取れているみたい。

演奏会の収録には定評があり小回りが利くテレビマンユニオンとか、もうちょっと動けないのかなぁ、稼ぎ時だと思うのだが。 今の状況は、これまでやっていたビジネスモデルと上手く合致していない、ということなのかしら。それとも営業力の問題なのか?いかにもあり得そうなのが、この会社が動ける東京の中央のホールは、御上の無言の監視がいちばん強い辺りなのでホールを押さえるというところであまり目立った動きが出来ないのか。
https://tvuch.com/

ちなみに、みんな引き籠もらざるを得なくなったドイツでは、「うちの会社から150キロ圏内の仕事をお引き受けします」という小規模配信サポート会社の宣伝などが目立つんだけど、日本はどうなってるのかしら。ネットだと逆にローカル限定の宣伝がやりにくい、という過去には考えられなかった妙なことも起きてるのかな。

なお、今や急に飛ぶ鳥を落とす勢いになっている(?)カーテンコールという会社、昨年に出来たばかりで出資金も小規模のホントにヴェンチャーさんみたいです。こういうところがこの危機的な状況で一気に出てきたりすると、ニッポン国資本主義が一応は健全である、ってことですな。

さて、今晩はベートーヴェンの作品1の1!やっと桃が咲いて、梅が咲いて、桜が咲いて、やっと記念年がやってきた…のかな。

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