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皐月初めの大川端 [新佃嶋界隈]

どーでもいい、ノンビリした駄文。久しぶりの佃月島晴海風景。

昨年来、些か体調不良だった佃のセレブなぶんちょうの奥様が、一昨日夕方に最愛の弟君の掌の中で眠りながらお亡くなりになりました。一昨日に葛飾から佃に戻るのは無理だったのだが、昨日、ヴィドマンのネット放送が日程変更になった。で、もう一晩、佃の塒でぶんちょう奥様は眠っているという。んで、慌てて戻ってきて、お通夜というのも妙だが、遺された旦那さんらと一緒に一晩を過ごし、先程、遙々足立区からいらしていただいた葬儀屋さんにしっかり託しました。
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このコロナ禍で一緒に焼き場にはいってやれず、明日、お骨になって戻ってくるとのこと。

というわけで、久々の佃滞在。午後からはお嫁ちゃまがテレワークで学生指導をするので縦長屋を追い出されるも、いつものシン・ゴジラ視線の勉強部屋も閉鎖中、周囲のカフェもやってない。んで、仕方なく大川端ノマド場にやってきて、他人様との距離をしっかり取りつつ、皐月初めの初夏の南風に吹かれておりまする。最後に入っていた原稿のやりとりをし、これで入稿中の作文仕事は全部オシマイ。手元にあるのは5月末締め切りで良いですよ、どうせいつ出せるかわからないし、って原稿がひとつだけ。いやはや…

不届き者が川遊びなどしないよう見張るのか、中央大橋の下には警視庁のパトボートが浮かび、観光船の往来などまるでない静かな大川端の午後。向こうには、本来ならば今頃はフランス中心に世界中から、知り合いやら知らない奴らやら音楽家たちがじゃんじゃんやってきて、暇なんで遊ぼうぜ、などという連絡が飛び交っている筈の国際フォーラムの先っぽもちょっとだけ眺められる。明日からの鉄砲洲稲荷の例大祭はどうやらやることはやるようだが、大川向こうから東銀座を練り歩く神輿などは出ないらしい。
http://yayoikai.sakura.ne.jp/
http://www.teppozujinja.or.jp/nenkan.html#reitaisai

あ、今、離発着が普段の10分の1くらいしかない羽田大増便(!!)のための南風時午後3時から6時までの副都心上空アプローチ、本日の初便の北九州からのちっちゃな320が降りていく。いちばん大きくても、こんなもん。
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大川端住民にはあまり関係ない話なんだけど、コロナ騒ぎがなければ今頃世間は大騒ぎだった筈のこの新アプローチ、東京ヘリポートに向けて西から出入りするマシン飛蝗たちとすれば、これまでの道のど真ん中に高速道路が通ったようなもの。どうするのかと思ってたら、豊洲と晴海埠頭、虹橋の間にあったこれまでの道が、佃島の北、門仲上空辺りに変更されたようでありまする。かくて、やくぺん先生の定番大川端ノマド場に座っていると、まるでヤンキー海鷹黒鷹みたいに六本木銀座の方から昭和通り上辺りを抜け、永代橋の向こうをぐるりと門仲上空を抜けて民間ヘリ、官公庁ヘリが降りていく、はたまた豊洲の縦長群の向こうから中央大橋と天樹の間を西に向けて出ていくようになりました。
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ま、そもそも空が凄く空いている昨今なんで、気付いている住民はあまり居ないかな。コロナ騒動で空母ロンの定期航海出航も遅れるようでヤンキー海鷹も殆ど来ないし、大川の騒々しい観光船や小型タンカーもほぼ皆無。

船も通わぬ大川を遡り、ぶんちょう夫人がいつも眺めていた中央大橋も、永代橋も越えた遙か荒川の辺りじゃ、今頃、小さな命が荼毘に付されているんだろー。

新佃嶋界隈に、静かな初夏の午後が過ぎていく。

大川に 薫風凪いで とりがゆく

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