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ヴァーチャル大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門本選 [大阪国際室内楽コンクール]

熱演が続くヴァーチャル大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門、いよいよ本日金曜日午後1時から本選であります。さっさと開始いたしましょう。本日はいよいよ大作、ベートーヴェンの後期から1曲です。作品135を課題曲に入れるか、事務局と専門委員の間でも議論があったのですが、やはりいれるべきでしょう、敢えて作品135を選ぶ、という選択をする団体があれば、その意味を含めた評価をすれば良いのだから、ということでこういうことになりました。勝つつもりのある奴らなら、作品130+《大フーガ》を力演熱演する難しさと、作品135で居並ぶ審査員諸氏に「これは勝ちだ」と思わせる難しさの質の違いは、判ってない筈がないわけですから。

さても、とはいうものの、流石にこのラウンドまで来ると当無責任電子壁新聞上のヴァーチャル大会へのエントリーは激減してしまいます。まずはもうお馴染み、アイオロスQの登場です。堂々たる本選曲目、作品131全曲です。この映像の後半。


もうこれでお腹いっぱいですなぁ。続いてカオスQ。音だけの参加ですが、《大フーガ》で本選に挑みます。じっくりお聴きあれ。
https://soundcloud.com/chaos-string-quartet/l-van-beethoven-grosse-fuge-op-133

と、ここまでは良かったんですけど、以下の参加予定団体はベートーヴェン後期の音源を提出しておりませんでした。てなわけで、以上、ヴァーチャル本選は参加2団体でオシマイです。

結果として、当ヴァーチャル大会の結果は以下と言わざるを得ません。

優勝:アイオロスQ
2位:カオスQ
特別賞:アコスQ

単純にどれだけの演奏を聴かせてくれたか、です。アコスQの特別賞は、このパンデミックの異常事態、本来なら京都にいったり日本の実家に帰れたりした筈のときにも一生懸命動画をアップしている努力を賞讃しての授与でありまする。

せっかくですので、アンコールとして前回大阪でセミファイナルだったものの、その後に大活躍、バンフとボルドーで優勝を果たしたマルメンQの昨年のバンフでの作品131を聴いて、2年と少しの成長を賞讃いたしましょう。


なお、ヴァーチャルじゃない第10回大阪大会、中止ではなくあくまでも延期ということで、世間の情勢を眺めつつ着々と準備は続いているとの情報は大阪城近辺から伝わっております。若者達よ、鍛えておけ、かのいずみホールの舞台で君たちが演奏する日は必ずや訪れるであろーっ!

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