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「日本音楽会場協会」のガイドライン [パンデミックな日々]

当無責任電子壁新聞に昨日付でアップした「現在の日本で最もメイジャーなクラシック演奏団体が集まって出したコンサート再開ガイドライン」を巡る突っ込み記事で、小規模コンサートスペースやライヴハウスの状況について、ちょっと触れました。

この話は、マスメディアでは「ライブハウスの苦境」みたいな扱い方で「今日のコロナで困っている人」枠で取り上げられたり、コロナ騒動回顧の際に大阪は京橋のライヴハウスが関西での最初のホットスポットになって、さて今は、みたいな形で語られることがあるくらい。御上の助成金などとは全く無縁な、とはいっても億単位のお金が動いて大企業スポンサーや巨大広告代理店も関わる大規模興行の世界でもないので、まあ、どこも大変なんだから好きでやってる人たちは勝手に困ってなさい、俺には関係ないけど、という状況になってしまうのは仕方ないでありましょう。

このパンデミックお籠もりがピークに達していた(というのか?)先月の終わり、ライヴハウスなどのオーナーさんやら主催者さんが集まり、「日本音楽会場協会」という団体が作られました。そこが、以下のような「ガイドライン」を出しています。PDF3つになりますが、昨日アップしたオケ連などのガイドラインのお役所作文とは違う簡素なものですので、全部貼り付けておきます。
1、定義及び目的.pdf
2、ガイドライン.pdf
3,対応内容.pdf
1がこのガイドラインが対象とする会場などの定義。2は、先月末くらいに話題になっていた東京都の警戒レベルに対応する話。で、3が具体的にどうするか。

興味深いのは、3で極めて重要なのが「客の動きをきちんと把握する」こととしている部分ですな。これ、オケ連などのガイドラインでは、諦めてるのか、そこはうちらの仕事じゃない、と割り切った。関心の違い、大ホールとコンサートスペースの切実さのポイントの違いが見えてきますな。

ところで、この「日本音楽会場協会」なる任意団体ですけど、どうもこのガイドライン発表後、迷走を始めているというか、良く判らないことになってるみたい。なんせ、この団体名で検索しても、公式ページなどが出てこない。で、いきなり出てくるのがこれです。
https://www.youtube.com/channel/UCOaIQhO9hP4KpU0IfmmZx-A
公式が、YouTubeみたいなんですわ。いやぁ、凄い時代になったなぁ。んで、最新のアップが「ガイドラインもう限界」ですから…

ま、いかにも「書いてあることはみんな嘘、信じるなぁ」をモットーとする当無責任私設壁新聞が紹介するに相応しい団体といえばそれまででしょーけど…とにもかくにも、メイジャーオーケストラだけではなく、こういう小規模な会場の動きも一方ではありますよ、というご紹介でありました。

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