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「石橋メモリアルホール存続問題」勃発か? [音楽業界]

梅雨の終わりの曇天、低い雲垂れ込め天樹てっぺんも見えるか見えないかのこの善き日、とーきょーおりんぴっく、おりんぴっくうーたーぇえええええ!…じゃなくて、都知事さんからは不要不急の外出自粛が要請されている普通の「国民体育の日」でありまする。いやはや…

そんななか、一昨日くらいから、東京12チャンネルの「独自調査」とやらで、こんなニュースが飛び交い始めております。
https://www.tv-tokyo.co.jp/news/original/2020/07/22/012553.html
その後、報道を追いかけるように、慌てて学校側から公式リリースが出ています。
https://www.uenogakuen.ac.jp/university/news/2020/post_276.html

上野学園の存続騒動に関しましては、2017年頭に騒動が表に出てきた頃から、当電子壁新聞でも何度かお伝えしてきました。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-01-04
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-03-11
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-03-15

その後は、もういつ次の事態に進んでもおかしくない状況で推移していたわけであります。ここに来てコロナで学校経営が成り立たなくなるところが次々と出てくる中、どさくさに紛れて処理してしまおうということか、同じ敷地内にある中高の処理を巡り文部省もはっきりした動きをしていなかった状況が、一気に動いたようでありますな。

大学はなくなる、という結論はやっと出たわけですが、ひとつ大きな問題が残ります。建物としての上野学園はどうなるのか、ぶっちゃけ、「石橋メモリアルホールはどうなるのか?」という問題。この天樹の反対、左手のビル。ここは学部と中高が入っているところ。ホールは隣で、見えてないかな。
DSC_2167.JPG
関係者筋によりますと、ホールは3年前の騒動の時点で売却済みのオフィス棟の一部で、「ホール」と呼ばれて古楽関係者や室内楽、オルガン関係者に愛用されてきたまだ新しい空間は、それだけを取り出してどうこうできるものではない。正に「カザルスホール問題」のときの「カザルスホール」なる空間と同じ。オルガンが収まってるところまで同じだし、設計者も同じだし…

どこに売られているのか、というところから始まり、今後の「上野学園問題」は、音楽業界的には「石橋メモリアルホール存続問題」となるでありましょう。構造上取り壊しはあり得ないでしょうけど、カザルスホール同様の塩漬け状態になりかねませんねぇ。

オリンピック中止で都内の各種スポーツ・インフラが大混乱になりそうな中、小さな問題と済まされそう…かな。

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