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女性指揮者コンクール結果発表 [演奏家]

真面目に追いかけているニュースじゃないので、フィルハーモニー・ド・パリの広報さんからリリースを送ってきたのを放っておくのも失礼だから、無責任私設電子壁新聞に貼り付けます。

コロナ禍真っ最中(今も、だと思うんだけど)の中、パリでこんなコンクールがありました。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2020-06-30
コロナ問題だけではなく、ポリティカリー・コレクトとかな意味からも、ちゃんとやれたのか心配でもあったこの「女性指揮者コンクール」、どうやら9月15日から18日に無事居開催されたようで、以下のような結果になったそうです。


1st Prize
Mrs Rebecca Tong, 35 years old - Indonesia / USA
20 000€

2nd Prize
Mrs Stéphanie Childress, 21 years old - United Kingdom / France
10 000€

3rd Prize
Mrs Lina Granados-Gonzales, 34 years old - Colombia
5 000€

とのこと。まあ、今や「女性指揮者」というのはそれ自体はあまり価値があるものでもなくなってきており、オルソップ御大やらふぁれっら姉御、来月すみだに来られそうもないイップさんらを筆頭に、中堅トップを飛ばす今年のザルツのオープニングを《コシ》で飾ったニュルンベルグのおねーさま、CAMIがDGとタッグを組んで売り出すという往年のスターの作り方をしていた最後の指揮者となったバーミンガムの若奥様(最初にコロナ感染が報道された指揮者でもありましたね)、はたまたラテン系イケイケ美女は数知れずマーケットに上がっている。サンフランシスコ・オペラの韓国系若手が次のスターかな。日本でも、超本格派重厚長大系を目指す我らがのどかさんがいらっしゃるし。

この結果も、インドネシア系の方が優勝で、女性、というよりもそっちのポイントの方が興味深いですね。

正直、最も興味深いのは、この英文リリースに年齢がしっかり書いてあること。うううん、フランスはこういうもんなのかね。なお、審査員にパスカルくんが入ってます。ほぼ同世代の同業者を審査するって、どういう感じなんだろーなぁ。

てなわけで、レベッカ・タンという名前は、先物買いの方は記憶しておいても良いかも。
https://www.askonasholt.com/artists/rebecca-tong/
アスコナス・ホルトと契約しているし、ジャカルタにいっぱいあるオケのひとつをやってるんで、アジア・オーケストラ・フェスティバルなんぞに出てきそうな。上のURLの公式ページを下まで引っ張ると、イギリスの学校オケでマラ5の第2楽章を指揮している動画が出てきますので、ご関心の向きはどうぞ。

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Kakitsuka Takuma

このRebeccaさんどっかで見たかもと思っていたら、この動画でMartin Alsopのオンラインマスタークラスにでてました。1:12:27あたりから。

https://www.facebook.com/RNCMLIVE/videos/274559650326030
by Kakitsuka Takuma (2020-09-21 11:46) 

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