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湯布院町の新公民館3月に竣工 [ゆふいん音楽祭]

35年の夏を音楽祭メイン会場として過ごし、実質上音楽祭が終演した2009年以降も「ポスト音楽祭」の小さな演奏会の会場となってきた由布院駅前バスセンター駐車場隣の真っ白い公民館がその役割を終えて数年、今も建物としては健在で、由布市の一町村となった湯布院町の臨時町役場及び図書館としての機能は果たしており、なんとホールも映画祭やこども音楽祭などが細々と使ってるそうな。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2019-04-10
そんな竣工以来半世紀に近い年を重ねてきた(敢えて言えば)戦後インターナショナル様式のモダンな公民館が、いよいよ引退となります。道を挟んで向かいのセブン・イレブンの隣、かつての由布院市(最後は町)役場が取り壊され、新たに由布市の湯布院町内の総合庁舎として生まれ変わり、いよいよ来る3月に竣工。現在、工事の進捗状況はこんな感じ。
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この新しい市の施設には、有り難いことに、ちゃんとホールも設置されているとのこと。旧音楽祭関係者も含め、仕様に関する説明会やご意見伺い会はあったそうです。残念ながら「予算不足」といういずこも同じ問題で、現時点では昨今のリッチな自治体が建てる総合巨大コミセンみたいな新施設に備わる「音楽専用ホール」にも匹敵するクオリティの音響や、はたまたある程度以上にまともな演奏会の開催に使えるクラスのピアノが備えられる、という状況ではないそうな。

この300席だかのスペース、21世紀になってやっとニッポン国にも制定された文化芸術基本法に謳われる「国民が享受する権利がある文化芸術」の拠点となり公共が何かを積極的に仕掛けていく「劇場・音楽堂」…ではありません。あくまでも役場の集会所です。町民の中で、何かやりたいという奴らがいれば、まあ勝手に使って下さいな、というこれまでの公民館の状況が、問題点も含め、半世紀経った21世紀初頭の水準でリニューアルされた、ということ。つまり、問題点は結局、先送り。我がニッポン国の御上らしい…と言えばそれまで。正直、音楽祭はともかく、映画祭にはちょっとデカくないかしらね。300席の映画館って、滅茶苦茶大きいぞ。

ま、旧音楽祭シニアスタッフとすれば、それならそれでいい。そもそも、御上がなんのかんのやってどうなってきたフェスティバルではないわけですし。

現時点では、オープニングに町民のK先生がお披露目をする、なんて話もあったりなかったりで、きちんとは動いていないそうな。音楽祭にしてもこのコロナ禍の現状で、会場が新しくなったから再び…という機運が盛り上がってるわけでもない。ですから、現時点で、この新しい公民館のオープニングに合わせて「ゆふいん音楽祭」復活、なんて話は、まるっきりありません。勿論、ゆふいんのことですから、いきなりなんかかやると決まって2ヶ月でやっちゃうかもしれないけど、そう無茶をやって今やすっかり爺になってる旧スタッフは、今更自分らがそんなことやっちゃマズかろうに、と考えてます。

いずれコロナ騒動も収まり、ホントにまた由布岳を眺める新公民館でなにかやりたいな、と思う町民が出てくれば…始まるものであれば、自然と始まるのでありましょう。

世間はどう思っていたか知らないけど、別に観光業界が温泉地盛り上げの為にやってたわけでもないし、シーズンオフの集客イベントだったわけでもない。実態は、町内や周辺の音楽を聴きたい奴らが勝手に集まってやってただけの音楽祭。ノンビリ、風がどこかに集まるのを待てば良い。

ま、そんなことを確認に行ったゆふいん詣ででありましたとさ。こういう空気は、絶対にオンラインでは判らないんだよねぇ…

とにもかくにも、復活祭の頃にはハコは湯布院町に戻ってくる。それは、事実。さあ、どうする?

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