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謹賀新年のご報告 [新佃嶋界隈]

謹賀新年
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新年快乐
Happy New Year!
Frohes Neues Jahr!
Bonne année!

庶民とすれば実質上の鎖国が続き、昨年はやくぺん先生もなんと30年ぶりに一歩も外に出なかった東洋隅っこの列島も、数時間前から無事に2021年でありまする。新たな年に用事のありそうなあの人この人の顔を浮かべ、ありったけご挨拶を記してみるものの、「新年」って感覚だって中華圏とかイスラム圏とは全然違うし、欧州言語圏だって今日がお休みなだけだし…ま、それはそれ。

多摩県最東部の秘境に庵を結んでいたやくぺん先生んちが一念発起帝都に戻り、諸事情に拠り今世紀の頭に中央区佃地区に移ってくるまで、根津、目白と数年に一度の転居を繰り返していた。大川端は佃に来てからは、伝統の佃の祭を支える佃2丁目町会に関わるまでの深い付き合いとなり、結果としていちばん長く住み着いている場所になっております。

2021年春、そんな状況が、恐らくは19年ぶりに変化します。久々の、そして恐らくは人生最後の、激動の年になります。とはいえ、この10年間見慣れた上の風景が、生活圏からなくなるわけではありませんが。

大震災の秋に佃の路地の長屋からこの大川端の縦長屋に諸事情に拠り寝床を移し、さらに全く時を同じくして正月に訪れるくらいだった葛飾の親の家を諸事情に拠り引き受けねばならぬことになった。数年後にはオフィスとなっていた佃の長屋を諸事情に拠り引き払い、樹齢半世紀に迫る巨大柿の木聳える葛飾の旧親の家をオフィスとすることになった。

以降、10年代の半ばから後半、晴れて葛飾区民となって納税も立石の葛飾税務署、佃との二重生活が始まった。そして数年前に「世界中のメイジャー室内楽コンクールを全てみて歩く」という生活からの引退を宣言。そうこうするうちに医療機械を抱えて歩かねばならぬ持病が発覚、仕事も生活も本格的に変えて隠居爺としての生き方を考えねばいけんなぁ、とダラダラしてたら、昨年春節以降のコロナの世界に突入。結果として、家庭内隔離の場所として葛飾オフィスに実質上半年以上の一人暮らしをすることになる。

そこからは世間の皆様同様、世界を襲っているコロナ禍の生活でなんのかんのなんのかんの。で、秋の終わり頃に、大きな決断をせざるを得ないこととなりました。

2021年春、葛飾オフィスを放棄します。

どこにオフィスを移動するか、既に選考に入っております。数週間前に、こんな記事をアップしたのも、それが理由です。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2020-12-03
なんせこのコロナ禍、実際に候補地現場に行ってあれこれ調べるという動きそのものが難しい。でも、葛飾オフィスを引き渡す日はがっつり決まってる…ってのが2021年元旦時点での状況でありまする。

ひとつハッキリしているのは、春節明け頃には数年ぶりに住民票を葛飾から佃に戻すこと。オフィス移転先がどこになるにせよ、加入している国保が東京都の団体なんで、住所は暫くは都内にしておかねばなりませんけど。

コロナ騒動前までは、いずれは佃を引き払ってお嫁ちゃまの学校にも京成電車一本で通いやすい葛飾に蟄居、どうやら荷風みたいに葛飾近辺で死ぬことになりそうだなぁ、と思って「葛飾慕情」なんてしていたカテゴリー名なんだけど、わずか数年で「マンハッタン無宿」同様に使われないカテゴリー入りしそう。まさか葛飾の方を捨てる、という選択になるとはなぁ。

そんなこんな、大激動の年になるのは必至のやくぺん先生の2021年。とはいえ、お嫁ちゃまの学校が退官まであと6年ありますので、まだ暫くは「新佃嶋界隈」は続くことになるんじゃないかな。恐らくは、当無責任電子壁新聞に新しいカテゴリーが出来そう。

みなみなさま、まだ暫くは、よろしくお願いします。あ、まだ柿の木は引き取り手、ありません。

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