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応援してはいけないレース [ご当地五輪への道]

数週間後の葛飾区民から中央区民への出戻りを記念し、まだまだしぶとくやりたがってる方がいらっしゃるような「ご当地五輪への道」カテゴリーを復活させましょうぞ。

本日、例年通り正月3日目に佃大川端の縦長屋から、京成電車に直結する最寄りの都営浅草線宝町駅まで歩き、年始のお仕事始めとゴミ出しのために葛飾巨大柿ノ木下オフィスに戻って参りました。

今年は大江戸線で運転手クラスターが出ているので利用しないという理由もあるけど、この道中で来ると、乗換無し一本で荒川放水路の彼方新開地葛飾まで来られるという利点だけではなく、新春風物詩たる讀賣新聞主催関東大学対抗箱根駅伝のゴール直前の沿線風景を見物出来るわけでありまする。

おせちも飽きてきた3日の昼過ぎ、ノコノコと大川端を出て、八丁堀を抜けて宝町まで歩くと、東京駅から有楽町に向かうJR高架線の側から銀座通りに向けて、相互館の前の交差点を曲がって日本橋、ゴールのナベツネの館讀賣新聞本社ビル前へと進むラストスパートのランナーの姿が、讀賣新聞の旗を振る何重にもなった観衆の向こうに見えたり見えなかったり。このPDFファイルの真ん中、東京メトロ京橋駅のところ。
2021-01-04 (2).pdf
ランナーさんたちは警視庁丸ノ内警察署とある辺り、405と書かれた交差点を地図の下から来て、右に曲がり、京葉線の上を走り、京橋駅の上でまた左に曲がり銀座通りへと入っていきます。

で、この写真は、2020年1月3日、ぞろそろ先頭がやってくるという頃に、人々が次々と沿道に押し寄せているところ。上のPDF地図の京橋駅の2と記された出口のちょっと左側(東側)、鞄のマークの辺りから撮影したもの。
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あたしゃ、「ああ、今年はオリンピックに向けて人がいっぱい出てるなぁ、いやはや、これが夏の終わりまで延々続くのかぁ…」と既にウンザリしながら、ランナーが来るのを待つこともなく、京橋駅から銀座線で上野に行き、昇龍で餃子買って、葛飾へ向かったのでありましたっけ。まさかその先、半年も葛飾で蟄居することになるとは思いもせずに。

さて、これが2021年1月3日のほぼ同じ時間。場所は同じですが、お判りですかね、角のローソンがなくなってる。コロナでバタバタ閉店する変わり果てた新帝都で、もうすぐやってくるランナーを待ち受ける様子。撮影場所は道を挟んだ北側、京橋駅4番出口の辺り。
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政府官報と並びニッポンの「正しい報道」の基準たる天下の讀賣グループが「沿道に来るなぁ」と叫び続け、正義感溢れる自粛警察の皆さんがネット上でパトロールしているだけあって、閑散としている、というか、お正月のサラリーマンさんがいないこの辺りのこの時間、って感じですな。え、これからマラソンだかの選手が来るんですか、うっそー、って感じ。

流石に、銀座通りを渡った、選手が左折する潰れたローソン前の角には、例年の警備員さんとはちょっと違う、「沿道で応援しないで下さい」という立て看板を持ち、同じような趣旨の文字を着込んだスタッフもたくさんいる。
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沿線に居るのはダメなら、ってか、隣のスターバックス店内には、スマホ中継眺めながら激戦が目の前にやってくるのを待ってる人達がたくさん。とはいうものの、ギュウ詰めかと思ったら、席が丁度いっぱいになるくらいなもの。店の中からも、走ってる青山学院大学のランナーサンの姿がしっかり眺められる有様。
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うううむ、天下の讀賣グループが「沿線に出るな」と二日間叫び続けた試合のクライマックスをライヴで眺める人々は、これくらいなものでありましたとさ。

ってなぁ、ライヴで眺めるな、ってんなら、別にオリンピックとやらを無理にトーキョーでやらんでもいいじゃないの…としか思えぬ、何度も五輪に騙され続けた湾岸地域住民なのでありましたとさ。

大スポンサーの讀賣グループがなにをお考えか知らぬが、周囲の殆どの地元民は、もうオリンピックここでホントにやるとは思ってないけどねぇ。いやはや…

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