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葛飾下町三十六景 [葛飾慕情]

「葛飾慕情」カテゴリーもカウントダウンに入ったというのに、巨大柿の木下葛飾オフィスの移転先関連で数日「有用至急」の移動をしていたものの、コロナで話が遅々として進まず。世の中が平時に戻れば当電子壁新聞で笑い話として済まされるんでありましょうが、今はそんな冗談言ってられない状況、このままでは最悪、佃の狭い縦長屋に数ヶ月ご家族と蟄居というプランZも冗談ではなくなってきている今日この頃。ふううう…

まともな音楽関連ネタもまた「パンデミック」絡みばかりになりつつあるし、本日は完全に無駄な雑談でありまする。あ、葛飾で最後に聴ける大物と思ってたつんさんのベートーヴェン、チケットやっぱり売り止め状態は変化なく、明日はいけません。巨大柿の木から徒歩5分のところでやってて、席もあるけど、御上の要請で聴けない、という状況です。ううううむ…

さても、半世紀以上人が住んでいた家を物理的に潰すとなると、ホントにもういろんな積み上がっていたものが次から次へと出てくるものであります。家財道具や食器、細かい家庭用品、はたまた庭木弄りの掃除機や鷹枝切り鋏から、落ち葉掃除マシン、燻製器、焼き芋焼き器、30数年ものの梅酒やらアヤシげな梅干し…どーするんじゃ、こんなもの。

中でも際立って困るのは、「価値があると思わない人にはなんの価値もないもの」であります。流石に鉄砲撃ち道具は処分してくれていたようだが、壺、茶碗、パッチワークの素材、NikonCanonの一眼レフフィルムカメラ、釣り具、等々…

数日前、靴箱の中に放置されていた亡父や亡母の靴をええええい、と大量に捨てた際、妙なところからこんなものが出てきました。
IMG_8978.jpg
うわぁ、困ったなぁ。いちばん始末に困る、「アート」じゃないかいっ。

素朴で判りやすい色使いの都電、そして「葛飾三十六景」と包んであったパッケージには記されております。最初、「なんで葛飾三十六景で都電なんねん?」と不思議だった。なんせ、東京都電は荒川放水路を越えた新開地には一切入っていませんでしたからねぇ。ほれ。
map_color_all.pdf
で、よく見ると、「葛飾下町」とありました。なるほど。

どうやら荒川線沿線、町屋やら箕輪やらの辺りのように思えるし、不忍池から動物園横の専用軌道があった辺りかなぁ、とも。あ、「最後に残った都電」だから、荒川線ですな。なんにせよ、絶対に葛飾ではない風景でんな。

…って話をfacebookにアップしたら、とある文化人類学の先生から「これでしょ」という情報をいただきました。
http://www.kaminokura.co.jp/p/item-detail/detail/i4970.html?fbclid=IwAR2ZMzSdkTryBSFwKeY35Uk74O42vZ4HPIG-LjvXpeLIOh3-lCIDmbEsnZ8
へええ、成田駸太郎という版画家さんの作品らしいし、お値段もまあ、神保町のこの類いの店なんかでよくあるくらいのものですな。ある意味、とてもリーズナブル。

とはいうものの、この駸太郎画伯の三十六景、春先の上野と
20180806143750.jpg
旧四ツ木橋
20180806143743.jpg
そしてこの都電風景というのは判った。じゃあ他の三十三景って、どんなものだったのかしら。猛烈に知りたくなってきます。

どなたかご存じの方、ご教授くださいませ。

かくて、引っ越しは無駄な時間がドンドン過ぎていく、という典型のような駄話でしたとさ。さて、9ヶ月ぶりのテープ起こしをやらねば。働け、あたしっ!

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