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第10回大阪大会中止 [大阪国際室内楽コンクール]

残念なお知らせです。2021年3月30日午後4時、日本室内楽振興財団から、以下のようなリリースが出されました。
http://www.jcmf.or.jp/news/detail.php?news_id=99

必要な部分をコピペしますと、以下。

※※※

2021年5月に延期開催を予定しておりました第10回大阪国際室内楽コンクール&フェスタについて、開催中止の決定をいたしましたことをお知らせいたします。

2020年の開催延期発表以降も、本年5月の開催に向けて準備を進めてまいりました。
しかしながら、長引く新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的な流行により、海外からの参加団体及び審査委員の来日、そして国内での活動の見通しが立たない状況です。
このような現状において、本年5月に、安全・安心、そして公平性を保った開催が困難であることから、大変遺憾ではありますが開催を中止することといたしました。
事務局といたしましても苦渋の決断となりましたこと、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

参加を予定されていたすべての団体の皆様には、これまでの努力に心から敬意を表しますとともに、開催実現に向けてご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

尚、次回の開催時期・内容については、今後検討してまいります。

今後とも日本室内楽振興財団にご支援賜りますようお願い申し上げます。

2021年3月30日
日本室内楽振興財団

※※※

いろいろ思うところはありますけど、国境を越えた感染拡大を防止するという理由は当然としても、「コンクールとしての質を維持する」という視点からも、妥当な決定だと思います。

個人のコンクールと異なり、コロナで自粛だから自分の家でひたすら練習する、なんてことは不可能な団体競技。いくら参加予定者の皆さんは「レベルは下がってない」と仰ろうが、やはり結果を過去歴代の優勝団体入賞団体と比較されざるを得ない厳しいメイジャー国際大会です、今回はこういう状況だからレベルが下がっても仕方がない、というわけにはいかないでしょう。「参加することに意義がある」(死語?)オリンピックの場合は、どうやらそれでも良いと思う方々がたくさんいらっしゃるようですけど、高水準の室内楽コンクールはアンサンブルの絶対的な質を保証するのが究極にして唯一の目的ですから。

以下の参加予定団体は、「幻の第10回大阪に参加を許された団体」として、ディプロマを差し上げても良い期待の団体です。当電子壁新聞をお立ち読みの皆様、くれぐれもこの若い連中をよろしくお願いいたします。当面は、春の終わりから初夏の鶴見の若手シリーズにいらっしゃい。

アイオロス・クァルテット(アメリカ) Aeolus Quartet, USA
カオス弦楽四重奏団(オーストリア) Chaos String Quartet, Austria
カリスト・クァルテット(アメリカ) Callisto Quartet, USA
クァルテット・インテグラ(日本) Quartet Integra, Japan
クワチュオール・アコス(フランス) Quatuor Akos, France
ジュビリー・クァルテット(イギリス) Jubilee Quartet, UK
ゾラ弦楽四重奏団(アメリカ) Zorá String Quartet, USA
チェルカトーレ弦楽四重奏団(日本) Quartetto Cercatore, Japan
ほのカルテット(日本) HONO Quartet, Japan
バローデット弦楽四重奏団(アメリカ) Balourdet String Quartet, USA

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