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速報:これがゆふいんラックホールだ! [ゆふいん音楽祭]

2021年3月末、ゆふいん音楽祭関係者にとって40数年来の悲願たる「ちゃんとした反響板があるまともなホール」が湯布院町内に誕生しました。場所は音楽祭のメイン会場だった駅前バスターミナル横の中央公民館の道を挟んだ向かい。その名も、ゆふいんラックホール!
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「らっく、ってなんねん?」とか、いろいろ仰りたいことはあるでしょうが、ま、とにもかくにもそういう名前のヴェニュ。ホール、とはいえ、所謂「市役所」を「シティ・ホール」というような意味でのホールで、今時のニッポン語での「音楽なんぞをする空間」という意味ではなく、建物の西半分は由布市公民館
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音楽やら映画やら講演やら演劇やらカラオケ大会をやったりする「大ホール」を挟み、東の隅っこは図書館になってます。ほれ。
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21世紀になって復活してきている「総合文化施設」の人口1万人の町ヴァージョンですな。

本日、旧公民館の隅っこにあったカワイのピアノが全面的に修理されて戻ってきて、始めて新たなステージ上で町民の小林道夫先生の手で音出しテストが成されました。まだ調律はされていない、ホントに「ハードウェアとしてガタガタだった楽器がちゃんとしたものになって戻ってきた」という状態。
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このような状態のピアノを、このクラスの演奏家が触るのを耳にするなどなかなかない貴重な機会でありました。

小林先生が触った結論から言えば、「素材としては良いとは思っていたが、まあこれならちゃんと調律すれば演奏会にも使えるでしょう」というもの。どうやら、来る6月27日のホールお披露目演奏会はやれそうです。良かった良かった。

で、ホールでありますが、きちんと反響板はあり、以前の公民館のように音楽祭になると慌てて反響板を仮設し、後ろに屏風を持ち出し、なんてことはなくても大丈夫。ホールとしては、規模も前とほぼ同じ、形状も所謂市民会館タイプの横に広いもので
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特にどうだというものではありません。とはいえ、湯布院町民や音楽祭とすれば、やっとこれでまともな音楽会がやれるぞ、と盛り上がってしまうに充分であります。はい。

以前の公民館との客席としての最大の違いは、2階席があること。
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ただ、席数が少なく、極めて特殊な座席が設置されております。ほれ。
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わ、なんとなんと、ロングシートのベンチみたいな席ではないですか。席番号も穿たれていないし、これはどうしたもんか。恐らくは、表の扱いがちょっと面倒なこともあり、実際には二階は客席としてオープンにはしないことになるんじゃないかしら。カメラマン席、ってことかな。

とにもかくにも、ようやく由布院町にも「ホール」が出来た。コンサート用に一般貸し出しするか、ピアノをどのように扱うかなど、詳細は未だ未定だそうな。

なお、今年はコロナ禍という特殊事情もあり、現時点ではかつてのように7月最後の週末に集中的に音楽祭を開催する予定はありません。まずは6月27日の音楽会場としてのお披露目を皮切りに、11月にも2回目の演奏会が予定されているとのことです。
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ゆふいんラック・ホール、乞うご期待。

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