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仮オフィスで納税作業完了 [売文稼業]

一ヶ月遅れでニッポン国民の義務たる納税作業を終え、先程、葛飾税務署宛てにレターパックで投函しました。本日は上野の「東京春」のブリテン大会に行く前に、久しぶりに立石の税務署に行くのかと思ってたら、郵送で良いとお嫁ちゃまが教えて下さり、処理をして下さいました。毎度ながら、有り難いことであります。思えば、確定申告青色申告を始めて以来、郵送は今回が初だなぁ。やっぱり木蓮が香り、年によっては桜もちらほらし始めた頃に書類揃えて税務署に持ってく、ってのがニッポン国民にとっての季節の風物詩だもんねぇ。

葛飾オフィスがなくなった今、領収書の束が積み上がり暫く放置される納税作業を行うのは、セレブでグルメな体重30グラム越えのでぶちんブンチョウ君が飛び回る佃縦長屋では不可能。なにしてるのなにしてるの、これ面白そー、もってっちゃおー、って小型飛翔生命体がウロウロしてるんだもん。

んで、ここ、佃大橋東詰は月島、旭倉庫内やくぺん先生仮設月島オフィスでやるしかない。余りに殺風景なんで掛け軸垂らし、葛飾オフィスの仏壇横に置かれた日めくりカレンダーを配し、アヒル軍団佃派遣部隊からの分遣隊としてボンから新任のベートーヴェンあひる、モーツァルトあひる、そしていかにも季節外れの倉庫送りっぽいクリスマスあひるが見守る中、簡易机を広げ、ネットは実質入らず電源はなく使用時間も週末は朝の9時半から5時まで、という限りなく監獄っぽい閉鎖空間で作業を行うしかない。
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いやはや、この状況、いつまでも続けられるもんじゃあないわい。

かくて昨日からの納税作業、コロナで世界がひっくり返っている世相はやくぺん先生の家計経済にもモロに反映されてる。昨年は何故か1月から2月頭にかけて、まるで40代後半の頃みたいに無茶苦茶な量の作文仕事が入り、このままでは年間総売り上げ過去最高、だけどその代償に失明するかもしれん、と不安がよぎる程だったので、11月には月収3万6千円だかという過去最低水準を記録しつつも、なんとかお嫁ちゃまの扶養家族にはならずに済みました。

それどころか、例年は収入にほぼ近い程の額になる旅費交通費及び資料研究費が、昨年の2割にも達しない有様。そりゃそうだろーに、なんせ30年ぶりに日本列島を一歩たりとも出ず、国際線航空券はいちども買っていない。コンサートも猛烈に少ない。必要経費とされるが額が記録的に少ない年となった。結果として、無事に御上に納税することも可能となり、立派な東京都中央区在住ニッポン国民として目の前で繰り広げられる(られない、可能性大だろーけど)であろう世界運動会の参加者住宅隔離大作戦騒動に堂々と巻き込まれ、一納税者として文句を言うことも出来るわけじゃ。えっへん。

今年の納税作業がこれほどあっという間に終わった最大の理由は、外貨支払いがほぼ皆無だったことにあります。例年なら、膨大な量の紙っぺらの外国での支払い領収書とクレジットカードの支払い調書を突き合わせ、経費支払い額が日本円でいくらになるのかひとつひとつチェックしては記録していかねばならなかった。この作業、酷いときには丸2日くらいかかり、目はしょぼしょぼで見えなくなるわ、頭はパーになるわ…納税とはニッポン国から課された強制労働である、と国家権力に対する敵意がもりもりと盛り上がっていくわけなんだけどぉ、今年はそれがぜーんぜんない。なんせ、外貨支払いは何を眺めたか判らぬブリュッセルの劇場だかに払った€9くらいと、ツェムリンスキーQのストリーミングライヴを眺めた5コルナだけ。総計、日本円で2000円もいかないくらい。誠に以て鎖国の年であったと実感するのでありましたとさ。

さて、金曜日に完全ノマドでテープ起こしをやっつけた明日初稿を入れにゃならん原稿をやらねば。外は良いお天気、ここじゃやりたくないなぁ。上野公園のスタバに行こうかしら。あそこ、混んでるし、恐らくは永居防止で意図的に電源が設置されてないしなぁ、うううむ。

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