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速報:シンプリーQがジメナウアーと契約! [弦楽四重奏]

数時間前に入ったニュースです。

中国出身で、現在はヴィーンを拠点に活動するシンプリーQが、ジメナウアー音楽事務所の所属アーティストになりました。まだFacebookでの速報だけで、公式サイトは一生懸命作ってるところみたい。
https://www.facebook.com/simplyquartet/photos/a.229005157607835/1095562257618783/

いやぁ、なんというか、久しぶりにこういう話題だなぁ、という気持ち半分。ジメナウアーもおばちゃんが引退して、ましてやこのコロナ禍で、いろいろ方向を模索してるんだろうなぁ、って気持ちが半分。この瞬間、ジメナウアー事務所の公式サイトの頭は、ご覧のように「シンプリーQと契約しました」というものになってますね。
https://www.impresariat-simmenauer.de/

彼らの担当者として挙がっている奴は、もううちのお嫁ちゃまなどは知らない名前だそうで、ま、それはそーだろーなー。

ちょっと根暗な第1ヴァイオリンと、逆にネアカでムードメーカーのヴィオラくんが上海時代からの生き残り。チェロはノルウェーのにーちゃんで、ヴィオラが数年前からヴィーンのお嬢さんに交代。中国&欧州の連合旅団となり、拠点はヴィーン、という活動の仕方になってる。

思えば、現時点では一度しか開催されていない北京国際コンクールの弦楽四重奏部門に、実質上の中国代表として登場、セミファイナルまで行ったんだっけか。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2011-09-20
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2011-09-23

その後、チェロがソリストになるべく抜けて、なんとなんと八王子カサド・コンクールにやってきて優勝しちゃったり。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2013-12-01

弦楽四重奏としては、中国出身で初めて団としてヴィーンに渡り勉強、あの藝大とヴィーン音大の合同で作った『ハイドン・トータル』なる題のハイドン弦楽四重奏全曲録音にも、チェロが安定しない中でも参加しております。ううむ、現物は今、豊洲の倉庫に入っていて出せないのが残念。

その後、チェロがノルゥエーのお髭くんに安定し、波乱のトロンハイム大会では、前回のロンドンで勝っちゃったエスメと並び3位となった。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-09-30

んで、その翌年にはグラーツで悲願の優勝。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2018-02-28
その勢いを駆り、やくぺん先生が現時点で最後に眺めた国際大会たる一昨年のボルドーではマルメンQと並び実質上の優勝。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2019-06-12

そこで、いろいろな見せ方などを学ぶことになり、コロナがやってくる中でもそれなりに頑張っていて、来たる6月の、まだ止めるとは発表されていないレッジョにも参加することになっておりました。

果たして「中国が生んだ」と言えるか、なんとも微妙なフォーメーションだけど、少なくとも巨大な中国市場を本気でターゲットとする可能性がある本格団体としては、先達上海Qに続くポジションに付けたわけでありまする。そこにもってきて、ヨーロッパの弦楽四重奏業界を実質上コントロールする事務所に所属したわけですから、これはもう順風満帆…なのかな。

ちなみに、ジメナウアーのページからアーティストというところを推して、ロースターをご覧あれ。へえ、様変わりしてますねぇ。クレメルやってるんだぁ、今は。しかし、今年の溜池のお庭って、なんてことない、ジメナウアーからばっかりじゃないかぁ。これなら、来年再来年にはいよいよシンプリーも東京に来られるかな。

ニッポンの若者達よ、この名簿に上がることを目標とせよっ!

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