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遅すぎる訃報 [演奏家]

このところの連日の溜池通いとネット張り付きのコンクールのオンタイム視聴で、当電子壁新聞へのアップをしていなかった、遅すぎる訃報です。昨日、故岡山先生が尽力して竣工した鶴川のホールでの葵トリオの演奏会で、いきなりある方から「小林さんが…」と言われ、あああ、とあらためて想い出したという失礼極まりない状況でありました。

ヴァイオリン奏者の小林健次氏が、逝去なさいました。現時点でネット上に発見出来る公式の訃報はこれだけのようです。
https://www.tmso.or.jp/j/news/13750/

いろいろ書き出せばキリがないですけど、ひとつだけ、以下のリンクだけを記しておきます。どうやら2006年の記事のようで、富山のゴールドベルク音楽祭をやっていた頃、そのドキュメンタリーを制作したときの話のようです。インタビューなど不得意な方だっただけに、貴重な資料です。
http://www.kagakueizo.org/products/23/

残念ながら、どちらの経歴にもニューアーツQのことが触れられていないのは凄く残念です。今、生き残っているディスクはこれくらいなのかしら。
https://tower.jp/item/489336/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

簡単に聴ける音は、これだけのようです。でも、いかにも、ですな。


ちなみに、我が夫婦とすれば、「黒沼俊夫が最期の弦楽四重奏を弾いたときの第1ヴァイオリン」が健次先生でした。黒沼さんが弾けなくなっちゃって、慌てて引っ込んで、かなり時間が経って戻ってきて「チェロが手が不調で、ハイドンの《セレナード》を弾いてこの演奏会を終わりにします」と舞台で仰ったのが健次先生だったような。

合掌

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らびお

残念です。以前、山形Qの先生〜平尾先生に何のことだか忘れましたが、質問した時に、「その辺のこと詳しいのは小林さんだけだろうなぁ〜僕には分からない。小林さんが本でも書けば良いのに・・・」と返されました。貴重な証言者が、また一人いなくなってしまわれたのですね。
by らびお (2021-06-17 20:53) 

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