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パンデミック下での講習会 [音楽業界]

まぁねぇ、種目にして3ダースくらい、参加選手だけでも千人単位というむやみに規模のでかい競技会が強行されるのだから、こんなのなんぼのもんじゃい、という話なんだけどさぁ…

本日午後2時から、大雨災害も懸念される神奈川県は県民ホール小ホールで、このようなイベントが開催されます。
https://mmcj.org/concerts
出演団体と演目は、こちらのPDFファイルをご覧あれ。
https://mmcj.org/wp/wp-content/uploads/2021/07/MMCL2021_0704_Concert.pdf

一応、自分のメモの為に演目と演奏団体だけをリストにしておくと、以下。

◆ベートーヴェン:作品18の3より レナトゥスQ
◆シューベルト:《死と乙女》より Qフェリーチェ
◆ショスタコーヴィチ:第8番 Qリ・ナーダ
◆バルトーク:第2番より パウロニアQ
◆モーツァルト:弦楽五重奏 ト短調 鈴木学&上述の各団体

先週までやってたサントリー室内楽アカデミー発表会の続きではありません。今世紀の頭から木更津から山奥に入った上総一ノ宮で開催され、今は横浜みなとみらいに会場を移している「ミュージック・マスターズコース」という初夏の講習会の成果発表会でありまする。
https://mmcj.org/

指揮者の大友直人とアラン・ギルバートが始めたものですから本来はオーケストラ国際アカデミーなんですけど、当然ながら昨年は中止。今年はなんのかんので国内参加者のみに絞り、従来からジェニファーなんぞが参加して行われていた室内楽、それも弦楽四重奏のセミナーに特化し、先週から開かれておりました。会場も、いつもの練習室がたくさんあるみなとみらい(民間デベロッパーが横浜市に放り投げた初期段階には、今は天津に出来たジュリアード音楽院東アジア分校という構想もあったので、練習室が充実している)が改装で使えないので、県民ホールに場所を移して開催されたようです。コロナ禍のうえに横浜市内のあちこちにスタジオを借りての開催とせねばならず、運営側は相当に大変だったようで、裏方事務局はもう疲労困憊な顔をなされておりました。ご苦労様です。

関心がある方なら参加者を見れば判ると思うので、説明はしません。で、講師は、エクとヴィオラの鈴木学氏で、アランはこのために無茶しても来日したのかと思ったら入国後の規制があって都響のコントロールする場所を離れることが出来ず、今時お馴染みのリモート講師だったそうな。多摩川越えた東にいるだけだけで時差がないから、その意味では少しは楽だったでしょうね。

本日はその発表演奏会です。結果的に三週続けて今の東京首都圏で弦楽四重奏団をやっていこうと思っているいちばん若い世代が演奏してくれる週末になったわけですな。いかにも夏のセミナー音楽祭が始まるぞ、って感じ。[追記:下の写真はGP風景。なかなかせわしかったです。]
IMG_2792.jpg

このプログラム、最も興味深いのは、鈴木講師が生徒さんに加わるモーツァルトでありましょう。なんとなんと、4団体がそれぞれ1楽章づつを担当し、全てに講師の鈴木が第1ヴィオラ出加わる、という八面六臂の大活躍でありまする。いやはや、もうひとりいらっしゃる筈の講師吉田さんが半分担当しても良かったんじゃないの、と思わんでもないが、いろんな事情があったのでしょうねぇ。

さあ、本日午後、お暇な方は中華街の直ぐ隣、県民ホールへいらっしゃいな。都議選は事前投票を済ましたやくぺん先生も、これから氾濫なきよう祈りつつ大川六郷川鶴見川越え、市長選で大混乱の港に向かいますう。

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