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パヴェル・ハースQのシン・ヴィオラ奏者はなんと! [弦楽四重奏]

遙かプラハから、なかなか興味深いニュースが飛び込んできました。
https://www.casopisharmonie.cz/aktuality/pavel-haas-quartet-predstavil-novou-clenku-a-zacina-opet-koncertovat-nazivo.html

チェコ語で判らん、って言われても、あたしも困ってます。で、しょーがないから直接本人のところに行くと、今時の若い人らしくFacebookにちゃんとページがあって、ほい。
https://www.facebook.com/luosha.fang

要は、「パヴェル・ハースQのヴィオラになって新しく写真を撮って貰いました」って情報以上はありません。公式ページはこんなん。
https://www.pavelhaasquartet.com/en/

って、多くの方が吃驚しているのは、チェコの著名弦楽四重奏団にアジア系の奏者が入る、というアメリカ合衆国なんかでは議論出来ない微妙な話でありましょうが、ちょっとヴィオラ業界に関心ある方なら、もっと腰を抜かしてるんじゃないかしら。だってこのシン・ヴィオラ、このページのトップに写真が掲載されてるお嬢さんだもんね。
http://tivc.jp/

そー、新帝都は紀尾井ホールで開催されてる今井信子さんのイベント、東京国際ヴィオラ・コンクールの前回の優勝者さんではありませんかっ!
http://tivc.jp/results/2018/

いやぁ、なんだか凄いなぁ、このコンクール。だってね、その前の回の2等賞さんは
http://tivc.jp/results/2015/
なんとボルドー大会でちょっとビックリな優勝をしたアキロンQのヴィオラ奏者だったわけで(その後、辞めたけど)、天下のレッジョとボルドーの両大会を制した団体のヴィオラ奏者を出してるんだから。流石、今井さんだなぁ、と驚嘆するのであった。

とはいえ、現実問題として、ペテル夫妻社長はプラハ拠点で、中央駅の南東の丘の麓のアパートにお子さんと住んでるわけで、そんな団体に加わることになるわけだから、なかなか大変だろうなぁ。そもそもチェコの弦楽四重奏というのは、些か特殊な営業の形をとっているのが一般。欧州内では比較的生活費が安いチェコに住み、生活し、集中的に練習し、欧州やら世界各地にツアーに出ていく、というやり方。まあ、ハースQは極めて少ないレパートリーを猛烈な完成度に仕上げて限られたプログラムで世界ツアーをする、問いやり方をしている団体で
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2016-09-13
レパートリー表にある作品ならなんでもやりまっせ、という普通の「常設団体」とはちょっと違うとはいえ…うううむ。

この団体、セカンドはなかなか難しいもののヴィオラは創設から極めて安定して活動していたんだけど、奥さんが急逝してしまい小さなお子さんを育てるために世界をツアーして歩く生活が出来なくなり涙ながらに交代、以降、シュカンパQから急遽助っ人を…
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2016-09-26

どんな状況であれ、新メンバーを迎えてまた安定した活動が出来ることを…それ以前に、そもそもちゃんと世界ツアーが出来る世界に早く戻りますように。

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