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謹賀新年:ふたつの窓辺 [売文稼業]

新年明けましておめでとう御座います

2021年、10年前に没した実家をオフィスとしていた巨大柿の木付き葛飾の家を春分の頃に処分。秋分の日の前には縁あって大分県由布院町に新オフィスを移転、冬至前にやっと住居部分のリフォームが完了し、なんとか普通の生活は営めるようにはなりました。とはいえ、葛飾オフィスや佃、それに嫁の田舎から持ち込まれた大量の本、雑誌、紙資料、映像音響資料などは未だ段ボールに収まり、まともにアクセスは出来ない状況が続いております。図書館&勉強部屋となる空間は空っぽで、搬入された本棚キットが未開封のままに転がっている有様。なんとか畑の隅の桜が咲き誇る頃までには、段ボール箱積み上がる和室の奥の仏壇に、現状千葉の妹のところに仮住まい中の亡両親が戻れるといいんだけど。

佃の路地から移ってきた大川端縦長屋も、なんのかんのでいつのまにか10年。眺める風景もアベ不動産バブルで変貌し、東京都庁は辛うじて眺められる程度。首相官邸へのVIPヘリの出入りはまるで見えなくなり、東京駅周辺に林立した200メートル旧高層オフィスの影となった皇居向こうの防衛省ヘリポートは、谷間への着陸風景になってしまった。
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新しくなったブリジストン美術館の向こう、八重洲口都バス停留所真ん前に引っ張り上がっていた低層階が小学校のビルもほぼ完成、頭の上のクレーンはひとつだけになりました。中央大橋の奥、日銀の隣にはホンシュウ島で最も高い300メートル級のビル建設工事が始まっていて、やくぺん先生がこの風景を眺める最後の頃には、そろそろ竣工してるのかな。

この風景を「美しい」と感じるや、はたまた「醜悪」と思うや…

そして、こちらが現時点でのやくぺん先生のメインお仕事机から眺めた風景。我が庭を目指してやってくる小さな飛ぶ方々は、まだおりません。
IMG_7022.JPG
久大線の裏の藪には、小さな生き物が動き回っているのは分かってるんだけど、そいつらもまだ「ここにくればなんかあるぞ」とは思ってくれていないみたい。

暫くはまだ鎖国が続く2022年のニッポン列島、新帝都と温泉県の往来の中に淡々と春が来て、夏が過ぎ、秋となって冬が来るのか。

いよいよ宿望の隠居仕事に本格着手の年になるのやら、まだまだ道の途中なのやら。

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