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レオンコロ完全試合は逃すも驚異の三連覇達成! [弦楽四重奏]

思いっきり煽って、あとはもう他人様に任せようという悪辣隠居の思惑ミエミエの見出し…

この一週間、遙かアキテーヌのワインと兵器産業の都ボルドーで開催されていたボルドー国際弦楽四重奏コンクール、数時間前に結果が出ました。まだ公式がめっからないので、こちら。現地に行っている大阪国際室内楽コンクールのプロデューサーさんからの速報連絡です。

1位: レオンコロ・クァルテット
2位: カオス・クァルテット
3位: バービカン・クァルテット
現代音楽賞: カオスQ
聴衆賞: レオンコロQ
ヤング聴衆賞: レオンコロQ

なんとなんと、ベルリン拠点のABQアルテミス直系団体(なんだろーなぁ)、我らが近衛の血がヴィオラで支えるレオンコロQが優勝!下馬評通りとはいえ、コロナ後最初に再開された(強行、に近い形にも見えたが)このジャンルの国際メイジャー大会たるボルチアーニで最高位
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2021-06-14
去るイースター前のロンドン・ウィグモア大会でも余裕の勝利を収め
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2022-04-11
過去の世界メイジャー大会としては大阪&ボルチアーニのベネヴィッツQとロンドン&大阪のアルカディアQしかなかった連覇記録にあっさり並んだ勢いで、史上初のメイジャー大会ほぼ三連覇を成し遂げました!うぉおおおおお、凄いぞ、エラいぞ!!

もう現役引退ですっかり野次馬気分のやくぺん先生とすれば、やるなら目指せ完全勝利、だったんだけど、流石にそこまで世間は甘くはなく、委嘱作品賞だけは別団体に持って行かれましたね。ファーステストラップだけとられた、って感じかな。

こうなるともう、世間の関心は9月のミュンヘンARDでの四連覇がなるかに絞られてしまいますねぇ。流石にこのジャンルにはほぼ無関心の極東の島国でも、近衛の血筋ということで引っかかりがあるだけに、そろそろ火が付きそうな。来週には飛行船シアターで開催されるヴィオラ・コンクールに双子で登場のようなので、レオンコロも某TVマンUさんがフライングで手を付けそうな感じだなぁ。

てなわけで、やくぺん先生はもう聴く前からこの連中はもういいや、という感が漂って参りましたので、本日も遙か荻窪まで地道にやってる若いクァルテットを眺めるという本来業務に参ります。日本語文化圏の皆様、レオンコロをよろしく。アルテミスQの正統派交代団体としてジメナウアー事務所がプッシュしてくるでしょうから、今から要注目!

結果としてボルドーのファイナリスト3団体が夏を挟んで真っ正面からの再激突となるミュンヘンARD、昨年初夏から再スタートとなった世界若手弦楽四重奏ラウンドの当面の最終決戦になってしまいましたねぇ。「疫病神やくぺん先生が現場にいると日本の団体は絶対に勝てない」という不滅のジンクスがあるんだがぁ…ま、ニッポンの団体ではないからね。

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