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ユトレヒトでニッポン若者作品初演 [現代音楽]

来る6月18日、オランダはユトレヒト音楽院でオランダ弦楽四重奏アカデミー設立20周年を記念した音楽祭が開催されます。
https://www.nska.nl/
わ、まさかのオランダ語だらけじゃんかぁ。皆様、今時、オランダ語なら英語ドイツ語への無料マシン翻訳でほぼ完璧ですから、なんとかしてください。これが当日の流れ。ちゃんと英語翻訳で出るのかしら。
file:///C:/Users/yawar/OneDrive/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97/Jubileum%20%E2%80%93%2018%20juni%20-%20Nederlands%20StrijkKwartet%20Academie.html

一応、英文翻訳の演説をまんま貼り付けると、以下。


NSKA String Quartet Festival – Saturday 18 June
TivoliVredenburg

An ode to the string quartet! The Dutch String Quartet Academy (NSKA) celebrates its 20th anniversary on Saturday 18 June 2022 with a vibrant String Quartet Festival full of performances, presentations, music performances and lectures. From a very young Utrecht quartet and up-and-coming subject students to the international world top.

何を隠そう、数ヶ月前、このアカデミーの中心講師たるダネルQのマーク氏から突然電話があり、弦楽四重奏教育のラウンドテーブルやるから日本やアジアの状況を喋りに来い、なんて無茶苦茶な話があった。どうやら、これね。

What makes an ensemble successful? What are the critical factors that cause a young ensemble to break through and take its place in the professional landscape?
Cécile Gouder de Beauregard, classical music programmer at TivoliVredenburg Utrecht
Emmanuel Hondré, general director of the Opéra National de Bordeaux
Francesca Moncada, General Director of the Associazione Le Dimore del Quartetto (Milan)
Tobias Niederschlag, Head of the Concert Office of the Gewandhaus (Leipzig)
Sonia Simmenauer, director Impresariat Simmenauer (Berlin)

それはわしじゃなくて大阪国際室内楽コンクールのチーフ・プロデューサー氏辺りがいいんでないの、俺は座って突っ込む役回りに行くくらいなら吝かではないとはいえ、6月の半ばなんてニッポン列島から出られるかまるで判らないなぁ、残念ながら現状、行ける確証はないなぁ、って返事しか出来なかった。ああやっぱりそういう感じか、でね、もうひとつ話があるといい、「フェスティバルで俺のところのアダムQって若いのが、世界各国の若い作曲家6人に1楽章づつ委嘱する作品の世界初演をやる。誰か日本に良いのいないかね、締め切りは…」って、相当に無茶な話になった。

なんせ時間はないし、ギャラとか条件は電話では話せるような内容ではない。なんのかんのあったんだけど、最終的には日本の20代作曲家と深い繋がりがあり、作品を通しいろいろご存じで、更には自分も作曲をする打楽器の會田瑞樹さんに相談したところ、ユトレヒト側の条件に合いそうな作曲家さんをひとり紹介していただけた。無論、音大の作曲科の先生に尋ねればいろいろと名前が挙がるでしょうけど、やっぱり実際に実践者として楽譜を処理してきている経験が多い、更には世代的にも作曲者さんと近い人の言葉がいちばん信用出来るだろう。というわけで、ユトレヒト側に話を繋いで、やくぺん先生の役回りはそれっきり。どうなったかも知らんままに冬は過ぎ、春になって、夏至も近付く初夏となり…

で、去る日曜日に札幌でやっと来日出来たダネル氏に会えて、あの話はちゃんと進んだんだよね、と訊ねると、あああ連絡してなかったっけ(してねーよーっ!)、作品はみんなちゃんと出来て…

かくて、フェスティバルでこんな演奏会があります。

YOUNG COMPOSERS PROJECT
Throughout the day, the ADAM Quartet (NL) will play six new works by young composers from all over the world:

Amarante Nat (Netherlands; i.s.m. Gaudeamus)
Renaldo Ramai (Trinidad & Tobago)
Natsumi Yamamoto (Japan)
Egor Savelianov (Russia)
David Azaglo (Ghana; i.s.m. Gaudeamus)
Vinthya Perinpanathan (NL / Sri Lanka), in the evening concert

どうやら「6人の作曲家がひとつづつ楽章を担当した6楽章の曲」というのではなくて、短い6つの弦楽四重奏小品、ということになったのかしら。

ま、どういうことになったかは判らんけど、ともかく、無事に山本菜摘さんの新作、上演されるようです。どうもライブストリーミングなどは内容なんで、ここで聴けますよ、とは言えないのですが、何らかの形で聴ける形にはする、とマーク氏は申しておりまする。

皆々様にご迷惑かけましたが、このような状況になっております。明後日、びわ湖ホールの終演後にもうちょっと詳しい話が聞けるかしらね。

オランダ在住の方、誰か聴きに行ってくれないかなぁ。マジ。

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