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モルゴーアQの30周年は2シーズン続くのだ [弦楽四重奏]

毎年1月と6月の終わりくらいに「定期演奏会」を開催し幾年月、モルゴーアQが活動開始30年を祝う定期演奏会が開催されましたです。
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会場は津田ホールがなくなってからまた戻って来た、いつもの上野は東京文化会館小ホール。なんともお目出度いことに、ちょっと開場時間から遅れ気味に到着したらもう座るところがないぞ、ってくらいの聴衆が詰めかけておりました。今時珍しい、でっかいテレビ収録機材が幾つも据えられており、かなりの数の客席が潰されていたとはいえ、カザルスホールや津田ホールだったら満杯ってくらい。マネージャーさんもお喜びで御座いましたです。

ショスタコーヴィチ交響曲第9番第1楽章を荒井さんが編曲した「祝典序曲」みたいなもので始まり、なんのかんのあっても脳天気に人生は進む、みたいなピアノ五重奏曲(この団体の演奏会で客演があるって、かなり珍しいんじゃないかしら)、そしてメインはベートーヴェンQの30周年に書かれたショスタコーヴィチの5番、といういかにもこの団体らしいお祭り選曲。その後に、意外に大人しかった荒井社長のいつもながらの演説があって、アンコールはなんとまぁ、ショスタコパパがマキシムのために書いたピアノ協奏曲第2番の第2楽章から第3楽章でゲストの野田清隆さんとはじけちゃってオシマイ。それにしても、文化小のピアノの高い音があんなに綺麗に出るとは知らんかったなぁ。立派なもんじゃったわい。

で、当無責任電子壁新聞でお伝えしようというのは他でもない、この「30周年イベント」について。アンコール前のトークで荒井さんが仰るには、「30周年は今年だけでは終わりません。来シーズンもやります。つきましては皆さんにお願いがありまして…」という。

そのお願いの相手ってば、ホントはこんな無責任私設壁新聞を立ち読みしてる輩ではなく、ちゃんと定期演奏会の会場を訪れた心あるモルゴーア愛好家諸氏が本来なのでありますのでぇ、以下は小さい声で呟くだけなんですけど…来年に予定されている2回のモルゴーアQ定期演奏会、演目はリクエストをもとに決めるとのこと。そのリクエストのやり方は、「今回と次回6月の当日プログラムに、過去のモルゴーアQが演奏した作品のリストがアップされています。その中からショスタコーヴィチを除く作品を3曲まで選び、所定の方法でご応募下さい」だそうです。もう忘れちゃってる曲もあるけど、楽譜は全部取ってあるので、演奏は可能。無論、演奏会としてのバランスを考えて、単に得票数の多い順に演奏しますというわけではありませぬので悪しからず、とのことでありました。

実は、今時だからモルゴーアQの公式ホームページがあり、そこでみんなが投票出来るんだろーと思ってたんだけど、どうも探してもそのようなものがないぞ。成る程ねぇ、この辺り、この団体がターゲットとしている聴衆像なんとなく判り、それはそれで納得いきますね。

てなわけで、投票に参加したかったら、「演奏活動30周年Vol.2」としてプログレ系ばかり大特集、でもまだ多くの曲が編曲中、という5ヶ月後の演奏会場に足を運び、客席に座って一緒に大盛り上がりして、そのときに配布される冊子を眺めてあれこれ考えて下さいな。

ちなみにやくぺん先生のリクエストは…ヴァインベルク6番と、プフィッツナーのニ長調と、林光《レゲンデ》全曲版、かな。ポポフをやってないみたいなのがちょっと意外だったなぁ。またあとで調べてみよーっと。

[追記]

演奏会場入口ではチラシを貰わず、当日挟み込みフライヤーも原則全部その場で主催者さんに返してしまうんで、こんなものが挟まっていたとは知りませんでしたぁ。
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どうやら、ここからWebサイトに行けて、今風のスマホでポン、って投票出来ちゃうようですっ。上の電子壁新聞、書き換えるのもめんどーなんで、そのままにしておきます。

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ナゾの編集人

http://www.millionconcert.co.jp/interview_topcs/topcs/230123topic.html

↑こんなサイトがありましたよー。
by ナゾの編集人 (2023-01-26 09:01) 

Yakupen

ありがとうございます。[追記]で記したように、挟み込みのチラシにいろいろ情報が書いてあったようでした。会場に来た人限定、の方がありがたみがあると思うが、そういうわけにもいかないんでしょうねぇ。失礼しました。
by Yakupen (2023-01-26 15:36) 

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