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仙台フィルのさよならパフォーマンス [音楽業界]

伊達政宗も震える冷たい雪が舞う中、マキシム・パスカルくん指揮する仙台フィル定期演奏会を拝聴してまいりましたです。
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中身に関しては、「暇な奴は今からでも遅くないから旭が丘駅前ホールに土曜日2時までに走れ」としか言いようがないものでありまする。オケマンも奏者もあっと吃驚、魂わし掴み!デュティーユの第1交響曲は本日の演奏はもっと体に入っているだろうから、最後の静寂に向けて大いに盛り上がる筈でありまするう。将来的には「仙台フィルに若い頃のパスカルが来たことがあってねぇ…」と偉そうに喋れること確実の伝説を目撃することになりますよ。ついでに、なかなか購入が難しいル・バルコンの《大地の歌》CDをロビーで仙台ヤマハさんがさりげなく売ってますから
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これを買うだけのためにでも、地下鉄に飛び乗るべし!

さても、そんな異様なまでの盛り上がりを見せる会場に、こんな告知が。
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なんとなんと、今時の流行に則り、仙台フィルさんも終演後のステージ撮影が可能となりました。かくて、野次馬やくぺん先生だって、終演後の撮影をしちゃうぞ。ほれ。
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おや、この写真、お判りかな。よーくご覧あれ。コンミスの神谷さんがマイク抱えてるでしょ。

そー、仙台フィルさんは、コロナ後の終演後恒例となった「時差退場」の指示を、舞台上のコンマスさんがおやりになってるんですよ。普通は、ホールの影アナの方が「A列からF列の方、ご退場下さい」とか仰って、表方さんが客をコントロールする。ところが仙台フィルでは、オケがみんな舞台上で立ったままでおり、コンマスが「ありがとう御座いました、ではまず…」と席を立つ列を指定していく。その間も、オケマンは手を振ったり、指揮者パスカルくんも楽しそうに手を振ったり。で、昨日からは写真もとれるんで、それをみんなスマホで撮影し客席から手を振る。舞台上のオケマンと客席から話をする聴衆も。
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途中から、「では、オーケストラもまずは金管から」とコンマス指示で捌けていく。なんとも不思議な、猛烈な音楽聴いた興奮冷めやらぬなか、和気藹々とした空間が会場に漂う杜の都なのでありましたとさ。もちろん、地域創造の「おんかつ」で鍛えた神谷さんという得がたいキャラがあってこそ、ではあるんでしょうが。

事務局さんに拠れば、仙台フィルはコロナ禍になって終演後に奏者がロビーに出られなくなったときに、こういうやり方を始めたそうな。東京公演でもやったそうです。賢いじゃん、仙台フィル!

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