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ターゲットは子どものみの音楽祭です [音楽業界]

本日、サントリーホールはブルーローズで、「こども音楽フェスティバル」の発表記者会見が行われました。
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いろいろ面倒なことを記すより、中身については公式のこちらをご覧あれ。
https://www.suntory.co.jp/news/article/sh0305.html?fromid=top
来年7月17日から21日までの5日間、サントリーホールの大ホール及びブルーローズ、それに隣のテレビ朝日(協力に入ってます)の前辺りまでを使って、子どもとその保護者をターゲットに絞った音楽祭を開催する、というもの。ま、時期は誰が考えても世界大運動会なわけですが、皆々様よーくご存じの通り、今のオリンピックは公共事業予算を膨大に引っ張る巨大商業イベントですから、公式スポンサー以外は「オリンピック」という言葉を使うわけにはいかない。だから、無数の民間による勝手な盛り上げイベントであると考えられても、別に問題はないようでありまする。←誰かが質問するだろうなぁ、と思ったら、オリパラ準公式スポンサーたるサンケイの記者がそこをまず尋ねてました。いやはや…

当電子壁新聞を立ち読みなさるような皆様は、このリリースの開催概要を眺めれば、どういう作りになっているかはお判りでしょう。SONY音楽財団もサントリー芸術財団も、それぞれが独自の「子ども向け」「親子向け」のプログラムを持っており、もう何年も展開してきております。
「0才前のコンサート」と「Concert for Kids」はSONY財団さんがずーっとやってる定番。「オルガンコンサート」はサントリーのお馴染みイベントだけど、普段はお子様はブルーローズで映像をライブビューイングしている。それを今回は、お子様がメインになってちゃんとホールの中でオルガンを聴いていただく。「いろいろドレドレ」は、サントリーのふたつの芸術系財団が合同したときからやっている子ども向け美術と音楽のコラボ企画。要は、それぞれの財団の手慣れた子ども向けイベントですな。
それに、オープニングとクロージングのオーケストラが入る立派なコンサートがあり(要は、子ども定期のノウハウ転用)、それにスペシャル・イベントとして夏だけど《ヘンゼルとグレーテル》を大ホールで子ども参加型で演奏する、というもの。やっぱりオペラが入るとフェスティバルっぽくなるもんだなぁ。こんな日程。
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詳細につきましては、まだこれから。チケット発売は4月を予定してるとのことですので、その頃までサントリーホールのページをチェックしてください。お値段は1000円から2000円くらいを予定している、とのことです。なんせ公金でやってる池袋のぼんくりとかとは違い、今話題の公的助成(苦笑)は無縁の民間企画、よくまあやってくれるよなぁ、と思わざるを得ませんな。正に公益財団法人のなすべき仕事でありましょう。

期間中はサントリーホールは他の演奏会は一切ないとのことで、5日間、アークヒルズは子どもの声で溢れることになりそう。子どもと保護者にターゲット特化というのは、案外、ありそうでない。いろいろなところでいろんな風にやれれている「子どものためのコンサート」が、このフェスティバルを軸にしてつながりが出来、それぞれの試行錯誤を集約していくような場所になれば良いんですけど…まあ、まずはやってみる、ということ。次回以降はまだ未定、ってのは潔いでんな。

中身とすれば、やっぱりいちばん面白そう、というか、大変そうなのは子どものためのオペラでしょう。なんせ、あのなんとも困ったちゃんの「バイロイト音楽祭のカタリーナさんが演出する子どもヴァーグナー」なんてトンデモなものを目にしてしまうと、わしらのお仕事はダメだったらダメとちゃんと伝えることなんだろうなぁ、と思わざるを得ぬ。どのようにして「参加型」にするのか、誰がプロデューサなんだか詳細の発表はされなかったんだけど、両財団のお手並み拝見であります。

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