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速報:20年統営音楽祭は《サテリコン》と《仏陀受難曲》 [現代音楽]

速報、って、実はもう随分前からチケットも売ってるんですが、ご紹介するタイミングを逸していたニュースです。

今年春の時点で、概要は見えていたのですが発表することが出来なかった統営国際音楽祭2020のメインとなるプログラムが決まりました。期間は3月27日から4月5日で、オープニングとクロージングはいつものように統営フェスティバル管の演奏会。客演はクレメラータ・バルティカなど。弦楽四重奏枠はお馴染みのアルディッティQではなく、モディリアーニQです。個人的には、ヴィーン・クラングフォーラムの登場が期待されますねぇ。

んで、この音楽祭最大の売り、小劇場ブラックボックスでの室内オペラ新制作は、なんとなんと、ブルノー・マデルナの《サテリコン》ですっ!んで、もうひとつ、音楽祭最大の目玉となるのが、予定どおりタン・ドゥンの《仏陀受難曲》でありまする。マデルナは3月27日から29日まで、劇場を完全にステージにしちゃうから、ぶっ通しでやるわけですな。で、タン・ドゥンは4月3日の1公演のみのようです。

ちなみに、例年東西からひとりづつ招く招待作曲家は、エトヴェシュとタン・ドゥンでありまする。

とにもかくにも、最低限の日程と情報のみ。韓国語が大丈夫な方は、こちらをどうぞ。
http://www.timf.org/kr/

なんと、マデルナの《サテリコン》って、YouTubeに全曲の上演映像があるんですな。こちら。
https://www.youtube.com/watch?v=mXjWFohztJM
擬似バロックというか、ある意味で《グラン・マカブル》みたいな、というか、純粋に娯楽として接しても結構面白いんじゃないかしらね。

うううん、マデルナとタン・ドゥンを聴こうとするとガッツリ1週間滞在することになるが、モディリアーニQやら、なによりもヴィーン・クラングフォーラムがあるんなら、桜満開の統営に長逗留しても良いかなぁ。途中でソウルまで行っても、オーケストラ・フェスティバルまだ始まってないし。

上野の切符買っちゃったよぉ、とお嘆きの方もいらっしゃりそう。ゴメンです、情報が遅くなって。

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