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新年地獄の怒濤の作文作業真っ最中 [売文稼業]

2020年も遺すところあと355日、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

現在、10日金曜日の冬の日が沈んだところ。新帝都はまた連休だそうで、恐らくは眼下に広がる銀座東京駅日本橋、はたまた八丁堀や京橋近辺では、楽しい新年会が繰り広げられようとしていることでありましょうぞ。いいなぁ…

やくぺん先生ったら、昨年暮れも押し詰まりまくった28日土曜日の午後8時過ぎ、忘年会の真っ最中に「1月7日締め切りでトータルで35枚くらい、まだ完全に仕事内容決まらず」というオソロシー依頼を受け、依頼相手の関係者も横でマッコリ飲んでるんで「なんなんね、これ」と呆れて尋ね、内部事情を漏らしていただくに、どうやらこれはあたくしめが引き受ける他に手はないなぁ、という状況になった。んで、年末年始も大晦日ベートーヴェンが取材になったりしたので当然休みにはならず、お正月らしい顔をしたのは元旦のみ。
二日から誰も居ない大川端縦長屋シン・ゴジラ目線の勉強部屋に籠もり作業を始め、まずはもうひとつ正月明け締め切りだった原稿を強引にやっつけ、そこからはもうひたすら作文作業。間に新年コンサートなんぞを挟みつつ、ともかく正月休み明けにはなんとか無茶な原稿の初稿をまとめて入れたら、その後も五月雨式に追加原稿が入り、完全に手を離れたのが去る火曜日の夜。
んで、水曜はこれまたかなりギリギリに入ってきた某一般誌のための某企業会長さんへのインタビューがあり、その打ち合わせやら別の仕事の打ち合わせやらで水道橋神楽坂近辺をウロウロするだけで日が暮れる。昨日木曜日は、これまたその某一般誌の別の記事のためにマエストロ・インキネンにインタビューをせねばならないのだが、去る週末にマレーシアフィルを振っていたというマエストロ、時間やらがギリギリまで決まらず、結局、スイスのどこかにいるのをFaceTimeで捕まえるということになったのだがぁ…

もう面倒でどーでも良くなってきた。案の定、事態は簡単には進まず、FaceTimeが繋がらなかったり、なんとまああちらは移動中の車内だそうで、途中で乗り換えだからまたあとにしてくれ、となったり。最終的に、遙か葛飾オフィスの巨大柿の木の下から、恐らくは風光明媚なのであろうアルプスの山中を走る車内へと今時珍しい国際電話をして、なんとか10分程話をしたのであったぁ。スカイプやらFaceTimeやらしか使っていなかった今日この頃、所謂昔ながらの国際電話って、去って行った10年代には一度たりともしたことなかったんじゃないかしら。ふうううううう…

んで、正月休みを完全にパーにした原稿の余波はまだまだ続くぞ。本日金曜日締め切りだった恒例の『演奏年鑑』器楽室内楽概観という、ある意味、一年でいちばん面倒くさい原稿が全く手つかず状態。まあ、無論、内容が内容だけに「いつも考えてること」といえばそれまで。やくぺん先生としては珍しい、ひょーろんかずらして偉そうなことを言う内容なので、まるで当電子壁新聞を書くようにだああああああっとやっつけて、頭割れそう目しょぼしょぼになりながら、槍ヶ岳から常念越えて最後は富士山へと連続アタック、みたいな、隠居爺には死ねというのかと叫びたくなる過酷な作業、なんとか日本アルプスは越えたぞ、って縦長屋に戻ってきた次第。ったら、途中の京成電鉄車内で「量が多すぎるので削ってくれ」というハラホロヒレハレな連絡が入り、おおお、完全にこっちのミス(昨年、間違った長さで書いた原稿のフォーマットをそのままに引っ張り出してやってしまった、という凡ミス中の凡ミス…)なので、ひたすら急いで修正決定稿作成作業をして、なんとか金曜夕方の終業前に入れたのでありましたとさぁ。

ふうううううううううううう…というわけで、この数日、当電子壁新聞どころではなかった、ということですぅ。

飯食ったら直ぐに次の仕事の準備を始めねばならぬ。本日参上予定だった、芸劇で仲道さんがフォルテピアノとモダンピアノを並べてベートーヴェンのソナタを引き比べる、なんていかにも記念年最初に相応しい演奏会は行けません。それどころか、昨日から遙か横浜は神奈川県民ホールで始まっているFlux Qのイベントも、明日の本公演だけはなんとか行くぞ、というような状況になってます。
まぁねぇ、こういう世界のどこでやってもインディーズでしかないイベントを神奈川の財団さんがやってくれるなんて、有り難いと言えば有り難いわけで、東京首都圏に100人程度しかいないであろう本当に関心がある聴衆のひとりとして、参加できないのは誠に申し訳ない気分でいっぱいでありまする。

ええ、関係者の皆様には、様々な連絡事項やらなにやら、放りだしてあることも多々あると思いますけど、かくなる非常事態であります。なにとぞお許しあれ。今月下旬になれば、「仕事ください、これじゃ生きていけません」という状態に逆戻りになることは目に見えているので、お見捨てなきよう。葛飾のめじろんたちも、このしょーもない爺をよろしく、と美味しそうに申しておりまするでちちちぃ。
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