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急告:韓国国立オペラ《マノン》は配信に [パンデミックな日々]

急告です。先週末くらいから急に「コロナ終わったぁ」感が漂い出したお陰で、ちゃんと情報を追いかけていなかった、情けなや。

コロナ・パンデミック後の世界初のオペラのフルステージ上演になる予定だった韓国国立オペラ団の定評ある演出による《マノン》再演、本来なら25日から本日まで、ソウル・アーツセンターのオペラ劇場でセットを組み衣装を着け韓国響がピットに入り聴衆を入れた演奏を行う筈でしたが、残念ながら通常形態での公演は中止されました。
http://www.nationalopera.org/ENG/Pages/Perf/Detail/Detail.aspx?idPerf=500504&genreid=88&year=2020

その代わり、去る25日と本日28日日曜日午後3時から、ソウル・アーツセンターのステージで無観客公演を行い、無料でライヴストリーミングをします。二つのキャストを両方とも放映するって、3月のびわ湖《神々の黄昏》と同じやり方ですね。こちらがURL。
https://www.vlive.tv/video/198387

普通ならば、さあ今から羽田に走れば間に合いますよ、と言うところですが、なんせ現時点ではわしら一般庶民はこの島国を出られないし、金浦空港に到着してもそのまま入国を済ませて地下鉄に飛び込み、乗り継いでアーツ・センター最寄りの南部バスターミナル駅には行けません。行っても入れないしね。幸いにもニッポン列島との時差はありませんので、午後3時から上述のURLでお楽しみ下さいませ。

なんせ「極東のイタリア」と呼ばれ歌手の層は猛烈に厚い韓国です、歌に関心のある方は梅雨の日曜日の午後に格好の娯楽となることでありましょうぞ。演出は昨年暮れに初台で《トラヴィアータ》をやってるヴァンサン・ルメールで、指揮はベルリンで勉強して、今はインスブルックの劇場でいろいろやってるソクウォン・ホンですから、まともなもんです。ご安心を。

さても、ソウルが第2波でダメとなると、コロナ後初のフルステージ聴衆入りオペラは、ことによるとザルツブルクなのかしらねぇ。フルサイズのオペラは国際試合みたいなもんですから、やはりハードルは高い。

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