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まるまる2年ぶりの… [音楽業界]

「音楽業界」ってよりも、「たびの空」カテゴリーがホントのところなんだけど、現実としてはたびの空ではないトーキョーベッタリ状態なんで、このカテゴリーにしておきます。無意味な駄文なんで、読む必要はありません、お忙しい貴方には時間の無駄ですっ!

木曜日には遙かトーキョー都下は谷保まで行き、金曜日は梅雨入り前の大雨の中を決壊しそうな大川六郷川鶴見川跨いで鶴見に向かい、ほのQの実質上の帝都の目利き聴衆前へのデビュー演奏会をマチネで見物。オフィス無しの居候状態縦長屋ではちょっとやれないきつい徹夜ありの作文をやっつけるためにそのまま京急鶴見駅向こうの国道1号線が深夜まで騒々しいシティホテルのビジネスルームとやらに宿泊(わずか€10程度のアップグレードで、机がちゃんと仕事できるだけの広さがあり、作文作業に耐えるだけの椅子も完備!)、崎陽軒生姜焼き弁当喰らいながら作文作業を敢行。土曜日朝には金曜締め切りだった原稿を編集部に投げ込み、JR鶴見駅から目の前のホームがなく通過する相鉄直通を恨めしげに眺めつつ川崎駅乗換で武蔵小杉に向かい、この街には絶対に住みたくないなぁ、と思いつつ東横線に乗り換えて、初夏っぽい湿った空気にオリンピックは他人事みたいな柿の木坂のワクチン接種会場隣のホールに到着。昼過ぎから延々と8時過ぎまでクセナキスの音に晒され、頭ガンガン、前頭葉崩壊の海胆頭怪人状態で途中の地下鉄乗換えを間違えながら、なんとか五輪準備粛粛と進む湾岸は縦長屋に戻って参りました。あけて本日日曜日朝、お嫁ちゃまは朝から夕方までオンラインで学会みたいなもんをやってるんで、さっさと塒を追い出されておりまする。

なんせ、本日から、ってか、今月に入ってからの日程を列挙すると…

1日:Qインテグラ(鶴見)→サーリアホ作品ワークショップ(上野)
2日:作文作業
3日:クセナキス音楽祭プレイベント(谷保)
4日:ほのQ(鶴見)
5日:クセナキス音楽祭本番(柿木坂)
6日:サーリアホ日本初演本番(上野)→イェルサレムQベートーヴェン初日(溜池)
7日:イェルサレムQ第2日(溜池)
8日:イェルサレムQ第3日(溜池)
9日:葵トリオ(与野本町)
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10日:イェルサレムQ第4日(溜池)
11日:イェルサレムQ最終日(溜池)
12日:予備日(イェルサムQ+Qアマービレ?)
13日:エク定期(上野)

って、もうぐちゃぐちゃの大連チャン。冷静に見れば、この日程って、「5月の終わりに成田か羽田を出て欧州のどっかに入り、時差調整を兼ねて4,5日の間、シーズン終わりの歌劇場が出す特殊な現代オペラやら、一足早く始まった田舎のフェスティバルに知り合い団体に挨拶がてらに顔を出し、頭と体調を欧州モードに直しておもむろにコンクール開催都市に乗り込み、一週間の間、延々とセッションを眺める」って、2週間の初夏の欧州コンクール取材たびの空、まんまじゃんの。

セッションが進む真ん中辺りに休みが1日あって別のジャンルのマチネが用意されてる、なんてのもまるっきりコンクール取材日程だし、終わった翌日にまだホントは眺めなきゃならん演目が予定されてるんだが、とてもじゃないがその時点でまともに頭が生きているとは思えないので現時点では未定にしてきましょ、ってのも毎度おなじみのコンクール取材パターン。

冗談では済まないのは、やるかやらないか最後まで判らなかった北イタリアはレッジョ・エミリアのボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールが、どうやら付帯事業というか、同時に開催される世界音楽コンクール連盟総会も含めて本日から開催されることになったようで、この日程がまんま「成田を5月末に出て、ブリュッセルに入ってベルギーオランダドイツなどを数日ウロウロし、アルプス越えてボローニャ化ベルガモに入ってレッジョまで行き一週間べったり滞在、終わったミラノ出てスカラ座眺めて…」って2週間の3年に一度のツアーを、まんまトーキョーでやってるような錯覚がしてくるぞ。実際、庶民の意向など無視して五輪強行の御上は粛粛と開催準備を薦め、地元とすればもう実際は始まってる五輪など無縁に、別の世界のたびの空、って感じの曇り空なのであーる。

このたびの空から戻ったら、いよいよ冗談では済まないことになってるオフィス移転作戦に本格再着手し、なんとかトーキョー湾岸ご当地五輪悪夢の強行騒動に巻き込まれないようにしたいものじゃが…受け入れ先も緊急事態で動けない状況が少しでも好転するよう、fingers crossed…

さて、英訳の「羽衣」台本読みながら、そろそろ上野に向かうべぇかい。2021初夏のトーキョーツアー、いよいよ本格開幕じゃ!

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