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細川新作やってます [現代音楽]

今、日本時間の金曜日深夜前。遙かレッジョ・エミリアの市立劇場からインターネットのライヴ中継で、細川俊夫の新作弦楽四重奏曲《UTA-ORI》の世界初演の一部をやってます。
https://app.idagio.com/live/event/12th-international-string-quartet-competition-premio-paolo-borciani-fourth-round-day-1-afternoon?utm_medium=social&utm_source=artist&utm_campaign=GlobalConcertHall&utm_content=PremioPaoloBorciani&utm_term=external

ホントの世界初演は日本時間の午後6時半くらいから、我らが近衛おやかたの曾孫さんが加わるレオンコロQが行っております。
https://app.idagio.com/live/event/12th-international-string-quartet-competition-premio-paolo-borciani-day-4-round-1?utm_medium=social&utm_source=artist&utm_campaign=GlobalConcertHall&utm_content=PremioPaoloBorciani&utm_term=external

ヴァイオリンの二重奏で始まる10分程の作品で、極端に特殊な奏法はありません。近年、ドイツの劇場で盛んに上演されている細川作品を耳にしている欧州圏の若い奏者なら、ほぼ抵抗なく扱える作品です。ツルッと音だけ聴く限り、やはりこれ、チェロが猛烈に美味しいところを持ってってますね。《BUNRAKU》みたいなピチカートばちんばちんでそれまでの流れを全部かっ浚い、最後のクライマックスへと持ち込む役回りなんだから、これはもうこの類いの音楽が好きなチェロさんなら直ぐにでも弾きたくてたまらないんじゃないかしらね。

恐らく、P.M.デイヴィスやらリームやら、はたまたシャーリーのやら、数々のビッグネームに委嘱してきているレッジョの新作の中でも、弾かれる曲として残っていくんじゃないかしら。

どーでも良いことですけど、ベルリン系のレオンコロQはデッカい紙楽譜にスコアで弾いてますが、ザルツブルクのアデルフィQはタブレットにパート譜入れてるみたいで、こういう処理の仕方も団体のキャラが出ますな。

まだ日本語でのデータがまるでないんだけど、やっぱり《歌ー織》って日本語表記なのかしらね。短い曲ですので、是非、お聴きあれ。

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