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日本時間金曜日午後7時半からヴァインベルク・レクチャー [音楽業界]

日本時間の本日金曜日午後7時半から、オランダはユトレヒトからのオンラインでヴァインベルクの大きな評伝を書いている専門家さんがレクチャーをします。
https://www.facebook.com/events/1058383148445962?ref=newsfeed
Facebookにアクセス出来る方は誰でも参加出来るようです。こういう内容。

Mieczyslav Weinberg: the composer that survived both Hitler and Stalin and had a close personal and musical relation with Shostakovich.

This free online lecture will be by David Fanning, professor of music at the University of Manchester and an expert on Soviet music.Now finishing his new biography about Mieczysław Weinberg, he will talk about this particular composer whose quartets are partly premiered by and core repertoire of the Danel Quartet.

是非どうぞ。

これ、間に合うのか?

[追記]

日本時間の7時半から延々と2時間以上、ダヴィッド・ファニング先生がヴァインベルクについての概論と、弦楽四重奏の全体像を語りました。これがヴァインベルクの弦楽四重奏創作の時代分類、無論、異論はあるだろうが、とのこと。
IMG_1962.jpg
面白かったのは、ダネルQのマークとのやりとりで、現時点での決定盤たる全集以降の展開を訊ねたり。マークの作品評価として、「ヴァインベルクの過小評価は、7番以降のショスタコーヴィチと競争して弦楽四重奏を書いていた頃の作品から後ばかりが紹介され、初期の6曲が全く知られていなかったことにあるのでは」と言っていたのが興味深いです。また、現時点ではダネルQのみの全曲録音ですが、今、ロシアの団体とポーランドの団体が全曲の録音プロジェクトを始めているとのこと。

なお、チャットで「日本では去る4月9日にアマチュア団体が第2弦楽四重奏の演奏をしています、アマチュアですよ!」と情報を提供しておきました。こちらのこと。マークは、アマチュアにまで広がっているのは凄い、と申しておりました。

ライヴ・イマジン49 「緑のランプ」
14:00開演(13:30開場)

前田 秀、内田 明美子、亀井 葉子[ヴァイオリン]内田 吉彦[ヴィオラ]西村 淳[チェロ]佐藤 健[クラリネット]吉田 康子[ピアノ]

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏のためのアレグレット~エレジー~ポルカ
ストラヴィンスキー/兵士の物語
バルトーク/コントラスツ
ヴァインベルク/弦楽四重奏曲第2番

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ヴァインベルク大流行? [音楽業界]

なんだか知らんけど、ロシア情勢のアヤシさを受けて、というわけじゃあるまいに、どうやらヴァインベルクがいよいよニッポン列島でも大流行の兆し…なのか?

それも、なんのかんのたまに演奏されるシンフォニーとか、かのコンドラシンのモスクワフィルでの来日でマーラー9番日本初演やる前日に神奈川県立音楽堂で日本初演した室内交響曲とかじゃなく、室内楽だからビックリしてしまう。

なんのかんので最後はすっかり出社してなかった前のすみだの社長さん、元気になったらいきなり天下の讀賣さんに客演し、こんな演目でピアノ弾いちゃうし
https://yomikyo.or.jp/concert/2022/03/post-627.php#concert
「ヴァインベルクの時代が来た」だか刷り込んだ仮チラシなんか撒いちゃったりして、やる気満々のようです。

そればかりか、ただいま温泉県に滞在中の女帝様も、新帝都ではなんとなんと、盟友クレメルとこんな演目を予定。https://www.kajimotomusic.com/concerts/2022-argerich-kremer/
クレメルはある意味でヴァインベルクの専門家だから当然とはいえ、アルゲリッチってこの曲がレパートリーだったのかしらね?ホントに弾いてくれるのやら、なんか心配だなぁ。このお値段では貧乏な隠居爺たるやくぺん先生にはとても行けませんんし、そもそもこの日は隣の小ホールの予定なんだけど…

んで、オソロシーことに、クレメル&アルゲリッチが溜池でヴァイオリンとピアノのソナタを披露しているその時間、遙か北海道は札幌では、我らがダネルQがこんな演奏会の真っ最中。
https://www.kitara-sapporo.or.jp/event/event_detail.php?num=4609
ニッポン列島でヴァインベルク作品が同じ時間に披露されるって、地球が誕生してから初めてのことじゃああるまいかね。

そのダネルQですが、ニッポン列島でヴァインベルクを弾かせて貰えるのは相変わらず札幌だけのようです。もっと聴きたい、という方には、こちらをどうぞ。
https://www.westcorkmusic.ie/artists/2022/quatuor-danel/
6月27日から7月3日まで、ダネルQがもう何度目になるか判らぬヴァインベルク弦楽四重奏全曲演奏会を行います!場所はちょっとばかし遠く、アイルランドはWest Corkです。とはいえ、お金持ちで暇な方は、お金を払うに値するイベントですから、是非どうぞ。パヴェル・ハースとかベルチャとかも聴ける音楽祭だから、もうこれは行くしかないでしょ。←虚しい発言…

てなわけで、みんなヴァインベルク弾いてますよ。そろそろニッポンの皆さんも、ショスタコばっかりじゃなくて、ヴァインベルクもやらにゃマズいでしょーに!

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前衛の時代がやってきた! [現代音楽]

田植えが始まり夕方に別府から由布岳を下ってくるクネクネ道からはまるで盆地全体が巨大な池になったような光がまぶしい皐月の終わり、宗主国大元帥一行が我が物顔で跋扈する新帝都の皆様はいかがお過ごしでありましょうか。

相変わらず過剰な感染対策を誰もやめようと言えないままの公立ホールロビーに近寄りでもしない限り、すっかりコロナも終わったかに思える昨今、我らが零細業界もどうやら二年間封印されていたいろんなものが一斉に吹き出しているようで、夏から先のいろんな日程が出始めている。そんななか、ある方から「もう売り切れになりそうですよ、切符買いましたか」という連絡をいただき、慌てて昨日購入したのがこちら。
https://aichitriennale.jp/press/item/Europeras3%EF%BC%864_flyer.pdf
へえ、名古屋は栄の立派な劇場のオペラハウスではなく演劇用スペース(なんでしょ?)で、ケージの《ユーロペラ》、アルメイダ劇場でやるために縮小した版の方の上演だそうです。日本初演、って、サントリーの夏のゲンダイオンガク祭りでやったのは5だったのかな。記憶にない…

こんなもの、ケージ作品には必ずお布施を払って参上する数十人のマニアさんくらいしか需要はなかろうから日程入れはまだ先の話と思ってたら、なんとなんともう売り切れ間近という。オリジナル版がどんな作品か、まあ、こちらを眺めておくんなせぇ。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2018-06-23
わずか4年前の話だが、なんだか大昔に感じるなぁ。ふうう…

名古屋には舞台衣装やセットや専属歌手や裏方がちゃんといるまともな歌劇場が存在している都市ではないので(ってか、日本には新帝都含めそんな歌劇場はありませんから)、ケージの本来の意図たる「歌劇場という極めて近代ヨーロッパ的なシステムそのものを脱構造化する」という作業は出来る筈がない。で、ロンドンの下北沢みたいなところが元気満々だった頃に、オペラハウスではないところでこの作品を再現するというまるっきり矛盾したことをやろうという奴がいて、それに茸爺さんがホイホイ応えた縮小版の方での上演なわけですね。こんなもん、日本じゃやれっこないと思ってたら、そういうことね。

まあ、正直、飽きる為に行く、つまらない、眠い、馬鹿馬鹿しい、と思わせてナンボの作品ですから、ホントなら2公演あるなら2回付き合わなきゃいけんのだーけど、とてもそこまで良い人になる気はない隠居の身、ともかく土曜日の方だけを眺めてみましょか、ということでありまする。

んで、明けて本日は、こちら。こっちはメンツから考えても、さっさとチケット購入しないとホントに瞬間蒸発の可能性があるぞ、ってもん。
https://phoenixhall.jp/performance/2022/10/30/17583/
なんとなんと、《浜辺のアインシュタイン》の短縮版音楽のみ上演、というこれはこれでありな企画です。今、ニッポン列島でやるならこういうメンツが出てくるんだろうなぁ、という人達がズラリと並んでますから、ある意味で「安心して聴いていられるグラス」になることは確実。舞踏がいないと成り立たない「宇宙船のある原野」辺りが大幅カットされるんでしょうから、どこでトイレに行ったらいいか困るんだけど、ま、それはそれ。こちらのチケットは、今、押さえましたです。

ちなみに、こんな無責任電子壁新聞眺めてる方は、勿論、この3週間前に横浜で上演されるこっちは、とっくにご存じですよねぇ。
https://www.kanagawa-kenminhall.com/d/50th-opera1
正直、どこからどうみても舞踏が中心で「ロバート・ウィルソン」は台本作家(としか言い様がない)に過ぎない舞台だろうことはスタッフ・キャスト表から目に見える横浜版ですので、舞踏は横浜、音楽は大阪、というふたつでひとセットと考えるべきでしょうね。それにしてもウィルソン&グラス版がどんなもんかは全然判らないのは、しょーがないけどさ。

てなわけで、なんだか妙に「前衛の傑作」が並ぶコロナ後のニッポン列島、五輪で都の海外文化交流予算が底を突き中止になってしまったあの作品が当初の予定通り来年2月に池袋で上演されていれば、20世紀後半に「オペラ」の意味を根底から問うた一連の歴史的作品が揃い踏みのニッポンだったんだけどねぇ…と嘆きながら、ミソラソミソラソ脳内に繰り返し11月14日のパリへと向かうやくぺん先生なのであろー。

もう「ポストモダン」は古い、今やぐるっとまわって「前衛の時代」がやってきたっ!

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日経「私の履歴書」小澤記事は間違い [お詫びと訂正]

お詫びと訂正、っても、あたくしめの間違いではなく、正しいのはこっち、という話です。

昨日全国津々浦々の書店に並んだ(と思うんだけど)「音楽の友」誌に、やくぺん先生の外の人、というか、世を忍ぶ仮の姿が記事を書いております。
https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/ongakunotomo/
今、手元に現物がないので「何ページ」とか示せないのですが、まあ、特集記事の中の1ページです。

そこで、1962年10月N響マニラ公演初日で演奏され、所謂「小澤騒動」の理由として団員側から盛んに語られている「小澤がサボっていて振り間違えた」という曲を、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と記しています。

2022年の今、このN響小澤事件は和解が成ったことになっており、21世紀になってN響に復帰するタイミングで日本経済新聞の「私の履歴書」という著名なコーナーに連載された回想録、それが日本経済新聞社から『おわらない音楽~私の履歴書』という単行本として出版してものの中で、小澤氏側からの「小澤事件を振り返る」で語っていることが、一種の公式ステートメントとして歴史の一次資料として扱われております。

そこでは、小澤氏は「ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番」と言っております。

この小澤氏の発言、記憶違いです。

当時のN響側資料、現地の報道などから、演奏されたのはハ長調じゃなくてハ短調の協奏曲であることはほぼ確実です。断定しないのは、音資料がないから。その原稿にも記していますが、1962年の小澤氏とN響の演奏に関しては、現在、メシアン隣席で日本初演された《トゥランガリラ交響曲》と、片山氏が数年前にNHK現代音楽の時間に放送した黛敏郎《輪廻》しか聴くことが出来ません。前者はN響60周年記念LPボックスに全曲収録、後者はなんとYouTubeにアップされてます。
https://www.youtube.com/watch?v=lyGs7Y1A5_g
ちなみにこのYouTubeに上がった演奏の片山氏の解説、氏が語っている録音データは間違ってるんですけど、ま、それはまた別の話。万事この調子ですわ、この時代のものは。

マニラでの演奏は現地では放送され、NHKも当然ながら音源を持っているんでしょう。当時は「小澤が振り間違えた」という話が初期文春砲などでぶっ放されたわけですけど、恐らくは日本でも放送されているのではないかとも思います。この演奏、小澤騒動が一応終結をした翌年春に、マニラ側から表彰状だか貰っちゃってるんですが、散々に「酷い演奏だった」とふれてまわっちゃった側は、そんなばつの悪いことも言わないわなぁ。あれやこれや、いろいろと封印せねばならない事情はあった、ということなのでしょう。

というわけで、今、売っている「音楽の友」の記述が正しく、日経から出ているデータの方が間違っております。鬼の首を取ったように神楽坂に「違ってます」などと電話すると返り討ちに遭いますから、やらんでくださいな。

以上、日本経済新聞社刊小澤征爾著『おわらない音楽』の「お詫びと訂正」でありました。いやはや…

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ベートーヴェンの初夏が戻って来た? [弦楽四重奏]

まるで梅雨の晴れ間のような水蒸気のカーテンに覆われたような爽やかならざる皐月の晴れ間、バイデン大将軍来訪を週末に控え、些かアヤシい空気も漂う新帝都を眺めつつ、皆様、いかがお過ごしでありましょーか。あたしゃ、明後日からいよいよ3年ぶりに女帝様を迎える温泉県に向かう準備にやっと着手でございまする。ふううう…

ま、世間がコロナだ戦争だとまともじゃない状態が続くとはいえ、それでも緑萌え出る水だらけの水無月はやってくる。そー、例年ならば世界のコンサートシーズンが終わり、夏のセミナーやら音楽祭が始まる前の、メイジャーやらマイナーやら若手やら取りそろえ、国際ツアーの季節でありまする。

なんせこの2シーズン分、それも2020ベートーヴェン年の契約書未履行が溜まりに溜まった状況ですので、さあああやぁっとやるぞぉ、とニッポン列島でも一気にベートーヴェン全曲が炸裂。っても、無論、まだまだ入国及び腰のオケとかじゃなく、弦楽四重奏でありまする。

コロナ禍に巻き込まれつつ無事に2020-21シーズンに全曲を終えたQエク、延期延期が重ねられるもやっと先頃全曲が終わった澤QとウェールズQ、記念年など無縁に安定の活動を続ける古典Qなんぞ、国内中堅長老ばかりか、漆原姉妹の新団体ひばりQやら、澤&福崎&猛烈お忙し山澤らのQオリーブ、今やもう何も言う必要なき大人気売れっ子のQアマービレも王子さんでと、没後200年に向けた新たな長期スパンのチクルスも始まってるし。

とはいえ、広い音楽ファンの皆様の関心は「来日外国団体」の動向でありましょうねぇ。で、いよいよやって参ります、ホントに待ちに待った、何度延期されたのやらの、こちら。
http://www.kojimacm.com/digest/211025_27/211025_27.html
https://musikverein-yokohama.jimdofree.com/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88/%EF%BD%93%EF%BD%91%EF%BD%93%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%AF%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/
関西では後期のみ、外来団体としてはコロナ禍で強行されたイェルサレムQ以来の鶴見は初期中期後期並べる「1公演でも大丈夫」タイプのラインナップです。

なんで今更宣伝しているかといえば、プラジャークQ一行、昨日の時点で全てヴィザやら日本滞在許可などはクリアー。本人達も来る気満々で、あとは最後の最後の出入国時合わせて総計3回のPCR検査に全員が陰性となれば、目出度く初日が迎えられるとのこと。ホントに来るか判らないので…とチケット購入を躊躇っている貴方、こんな場所に慣れてしまうと他のどこで聴いても不満になってしまうという困った減少すら起こしている世界の至宝鶴見サルビアホールのチケットも、まだ若干はあるとのことです。さあ、お急ぎでご予約を!

同時期にガッツリ重なってしまい、なんとかぶつからないような処理をするのに大変だったという溜池室内楽のお庭に関しましては、まだ特別のアナウンスはありません。この時期にロシア団体となってしまったという歴史の皮肉がどういう結果を齎すやら…ともかく、今更ですけどデータだけは貼り付けておきます。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/article/detail/000769.html

両団体がニッポン列島でベートーヴェン弾いてる頃、ロシアネタという意味では遙かにヴィヴィッドなこんな演奏会も。
https://www.kitara-sapporo.or.jp/event/event_detail.php?num=4609
いつものようにトーキョースルーのダネルQ、ショスタコーヴィチとヴァインベルクを披露するのはいつものようにこの札幌だけみたいなんで、やくぺん先生ったら、ことによると帰りを敢行することも考えておりますが…どーなることやら。

そしてそして、困ったことに「2022年初夏の時点で世界最高の弦楽四重奏団」と言わざるを得ないエベーヌQ連中が、サントリーお庭のロシア軍団の最終日とバッティング。ううううむ…
https://www.melosarts.jp/melos-arts/concert/QuatuorEbene2022
もうベートーヴェンは終えました、ってか、メインがシューマンの2番というトンデモなプログラムなのも困ったもんだわなぁ。

みんな、ちゃんとやれますよーに…

[追記]

本日午後の時点で、サントリーホール・チケットセンターのおねえさんに拠れば、「現状に大きな変化がない限りアトリウムQはやります」とのことです。なお、6月5日の札幌のダネル、行きます。桃さん往復24時間セールで手数料税金込み往復10220円也。もう、行くしかない!

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レオンコロ完全試合は逃すも驚異の三連覇達成! [弦楽四重奏]

思いっきり煽って、あとはもう他人様に任せようという悪辣隠居の思惑ミエミエの見出し…

この一週間、遙かアキテーヌのワインと兵器産業の都ボルドーで開催されていたボルドー国際弦楽四重奏コンクール、数時間前に結果が出ました。まだ公式がめっからないので、こちら。現地に行っている大阪国際室内楽コンクールのプロデューサーさんからの速報連絡です。

1位: レオンコロ・クァルテット
2位: カオス・クァルテット
3位: バービカン・クァルテット
現代音楽賞: カオスQ
聴衆賞: レオンコロQ
ヤング聴衆賞: レオンコロQ

なんとなんと、ベルリン拠点のABQアルテミス直系団体(なんだろーなぁ)、我らが近衛の血がヴィオラで支えるレオンコロQが優勝!下馬評通りとはいえ、コロナ後最初に再開された(強行、に近い形にも見えたが)このジャンルの国際メイジャー大会たるボルチアーニで最高位
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2021-06-14
去るイースター前のロンドン・ウィグモア大会でも余裕の勝利を収め
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2022-04-11
過去の世界メイジャー大会としては大阪&ボルチアーニのベネヴィッツQとロンドン&大阪のアルカディアQしかなかった連覇記録にあっさり並んだ勢いで、史上初のメイジャー大会ほぼ三連覇を成し遂げました!うぉおおおおお、凄いぞ、エラいぞ!!

もう現役引退ですっかり野次馬気分のやくぺん先生とすれば、やるなら目指せ完全勝利、だったんだけど、流石にそこまで世間は甘くはなく、委嘱作品賞だけは別団体に持って行かれましたね。ファーステストラップだけとられた、って感じかな。

こうなるともう、世間の関心は9月のミュンヘンARDでの四連覇がなるかに絞られてしまいますねぇ。流石にこのジャンルにはほぼ無関心の極東の島国でも、近衛の血筋ということで引っかかりがあるだけに、そろそろ火が付きそうな。来週には飛行船シアターで開催されるヴィオラ・コンクールに双子で登場のようなので、レオンコロも某TVマンUさんがフライングで手を付けそうな感じだなぁ。

てなわけで、やくぺん先生はもう聴く前からこの連中はもういいや、という感が漂って参りましたので、本日も遙か荻窪まで地道にやってる若いクァルテットを眺めるという本来業務に参ります。日本語文化圏の皆様、レオンコロをよろしく。アルテミスQの正統派交代団体としてジメナウアー事務所がプッシュしてくるでしょうから、今から要注目!

結果としてボルドーのファイナリスト3団体が夏を挟んで真っ正面からの再激突となるミュンヘンARD、昨年初夏から再スタートとなった世界若手弦楽四重奏ラウンドの当面の最終決戦になってしまいましたねぇ。「疫病神やくぺん先生が現場にいると日本の団体は絶対に勝てない」という不滅のジンクスがあるんだがぁ…ま、ニッポンの団体ではないからね。

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ミュンヘン厄遍庵再訪決定! [たびの空]

新帝都滞在中はもう温泉県の田舎では不可能な若い連中のゲンダイオンガクとかアヤシげなもん中心にギュウギュウ演奏会を詰め込むので、連日昼からどっかの会場に足を運ぶことになり、締め切りがパツパツの作文仕事をやる物理的時間が全くなくなってくる。ホントはこんな電子壁新聞なんてやってる暇は一万分の一秒すらないのだが、関係者の皆様への報告でもあるので10分で処理します。

さても、昨日来どうするかいろいろ悩んでいたオクトーバーフェスト前のババリア王国首都訪問、諸事情を考慮し、これはこの先のキューシュー島拠点に余生を過ごすやくぺん爺さん、はたまた隠居として第一線連中のバックアップが役回りのやくぺん先生とすれば、この瞬間に老体を出さないといつ出すんだ、という状況。なんせ、参加を許された19団体中の5団体が我が温泉県盆地から最も近い巨大音楽消費都市ソウルが拠点、更には3団体が遙かニッポン国の帝都トーキョーが拠点という連中。正直言えばトーキョーの状況なんてどーでもよくて、それより「キューシュー島北部から東アジア世界を眺める」という意味でニッポンの1980年代終わりみたいな若者達の弦楽四重奏ブーム炸裂している半島の現状を知るためには、遙々シベリア越えて(越えられないが…)、お高い€の帝国に足を踏み入れる必要があろーに。

で、行きます。9月1日午後成田発のエティハド78の9でヒマラヤ越えてアブダビに深夜前に到着。日付が変わった午前2時過ぎに最新鋭78の10でアラビア湾からイラクシリア、危険な黒海を遙か右手に眺めながらハプスブルク帝国飛び越えてミュンヘン郊外に朝の7時前。そこでどんな検疫やらあるかわからんが、まあなんとか空港出てDBで30分、東駅でえっちらおっちら下車し、西口前のトラムに乗り、あら懐かしや、2019年7月以来の我が定宿ミュンヘン厄遍庵に昼前には辿り付き
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荷物投げ込んで直ぐに地下鉄で20分、なんとか一次予選初日午後のセッション開始に間に合うように、音楽院のまぁるいホールに走り込む。

あとはもう、現時点で19団体といわれているけど、恐らくは多くても13,4団体くらいにまでは減っているだろうとはいえ今時の弦楽四重奏国際大会としては異常な多さのセッションを淡々と眺め、定宿向かいのスーパーで10日間€300くらいの食材を購入しミュンヘン滞在定番の豚肉ビール煮込みを寸胴いっぱいに作って延々と喰らい、昼はそこから作ったお弁当。窓を開ければ朝は裏の教会に住んでるリス君が走り回り、向かいの老夫婦が出しているシジュウカラアオガラ・レストランにやってくるアオちゃん達の意外に図太い声に癒やされながら、10日間の弦楽四重奏漬けの日々が過ぎ…

うううむ、現役復帰、って感じだなぁ。

弦楽四重奏本選の翌日はピアノの本選があるので、こっちの方が余程商売になるからホントは眺めるべきなのだけど、どうやらこの日曜日を過ぎると宿がオクトーバーフェスト価格にシフトするらしくこの1泊延長で€200近くお高くなるので、11日朝にはさっさと退去。8時前には宿を出て、またトラムで東駅まで向かい、えっちらおっちら空港行きに乗り換え、昼前に再びアブダビに向け離陸。なんのかんので親父とお袋の墓を上空から眺めつつ成田に戻るのは、12日の午後になります。この日程が順調に進めば、翌日の鶴見でのプレトーク司会も、入国検疫などで時間がかかっても大丈夫でありましょう。

現状の各団体がちゃんと来るのなら、総経費割の各団体辺り経費単価が€100を切るくらいですから、ま、なにをどうやっても赤字仕事であることは確実ながら、思った程無茶な経費負担ではない(なんせ来月のフェニックスホールのプラジャークQは1公演で€50ですからねぇ、溜池室内楽お庭のホントに来るのかアトリウムQだって貧乏人席で€25くらいなわけだから)。なにより、非難囂々の発言になるのは百も承知で言えば、やくぺん先生、もう日本の若い団体にはそれほど関心はありません。ま、それはもう若い方々がちゃんと追いかけ、付き合えば良い。それよりも、韓国や中国の若い団体を5つ6つ纏めて聴ける有り難いチャンス。恐らく彼らは「ミュンヘン」だから来るんであって、大阪やらメルボルンやらには来ないだろうから、ここまで纏まって聴けるなんてそうそうないだろー。お願いだから、みんなちゃんと来てくれよぉ。参加団体が減る度に単価あたり諸経費が高騰するんだからなぁ!

それからもうひとつ。この大会、セミファイナルとファイナルのプリンツオイゲンテン劇場で恐らくはやくぺん先生に出てくるであろうプレス席の前の列にズラリと審査員連中が座ることになるから、クライヴからオリーから、もう雑談相手にはことかかない。ってか、向こうもストレス溜めてるから、どんなヤバい話をしてくるやら。それに、これだけお隣の半島出身の連中が来ていると、当然、ソウルからノブースのマネージャーも来るだろうし、ノブースのヴィオラくんとか絶対に会場にいるだろう。ジメナウアーの若い現場連中もいるだろう。そんな連中に「やくぺん先生引退しました、これからはこいつに連絡してね」とふれて歩くのに、これほど便利な場所はない。俺はもう来ないぞと言うために行く、ってのもアホな状況だなぁ、とは思わんようにしましょう。

てなわけで、9月のミュンヘン、行きます。石武新オフィス厄遍庵には、久々に大量のアヒルたちをリクルートして連れて戻るという大事な仕事もあるしさ。

その頃には、世界が核戦争で文明社会が消滅している、なんてことになりませぬように。

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ミュンヘンARDとうとう弦楽四重奏部門もアジア大会化 [弦楽四重奏]

数日前に、来る9月2日に一次予選が始まるオクトーバーフェスト前のババリア州都の祭りミュンヘンARDコンクール弦楽四重奏部門のエントリーリストが発表されました。今年はピアノという大物があるのでいろいろ注目が集まりそうなこの日本ではチャイコフスキーと並びバランスを崩して注目度が高い大会、昨年の筈が延期され、この秋でモロにバンフとバッティング。どうしたものかと関係者頭抱えてたわけだが、このような出演団体リストになりましたとさ。ほい。
https://www.br.de/ard-music-competition/competition/category-3/index.html

ななな、なんじゃこりゃぁ!今世紀に入ってから声楽やヴァイオリン部門は「ミュンヘン・アジア国際コンクール」と冗談で言われてたこの大会、唯一アジア枠がほぼ皆無だった弦楽四重奏部門が、空前の事態となってるじゃあないの。バンフが完全に「フィショッフ北米国内コンクール上位大会」化してるんで、ミュンヘンはヨーロッパ大会になるだろうと予想されていたのだが…

今時18団体も参加OKとするというのも時代錯誤というか、なんだかなぁ。恐らくは、どうせコロナや戦争で半分は来られないだろうから、それでも大丈夫なようにしておきましょ、って「半数までの不参加は織り込み済み」の発表なんでしょうけど…それにしてもこれだけを処理するって、審査員連中、ぶっ倒れるぞ。ま、みんな現役クラスばかりの審査員だから体力的には大丈夫そうだけどね。

それにしても、18団体中10団体が実質「アジア系」で、史上空前恐らく絶後のメイジャー大会四連覇を狙い爆走中のレオンコロにも我らが近衛孫がいる。数年前の声楽部門にも匹敵するトンデモな状況。

業界的に困るのは、日本、韓国、中国、台湾、どこも成熟した弦楽四重奏のマーケットが地元には存在していない地域なんで、勝たせても後の面倒の見ようがない。特に韓国は、ただでさえ独奏者志向の弦楽器が溢れているところにノーブスの成功にエスメの大成功が続いちゃって、このジャンルはいけると一斉に若い連中が突っ走り始め、もう収拾が付かんことになっとるわい。どーするんじゃ、ソウルのマネージャーさん!

ま、もう隠居の我が身、コロナとウクライナ戦争以後の世の中はとんでもないことになっておるのぉ、と呆れかえりながら、もうわしゃ知らんとノンビリ由布岳眺めながら畑を耕していたいんじゃが…これじゃあ、そういうわけにもいかんのぉ。なんせ、温泉県盆地からはソウルや上海はトーキョーより近いんだから、現場の様子眺めにババリアの地まで足を伸ばさぬわけにはいかんわい。まだアキテーヌの地では熾烈な闘いが続く最中というのに…

さっさと刈り取らないとならん若根がセイタカアワダチソウみたいににょきにょき伸びてしまってるこの2年の荒れ地状態をどう整理するのやら、世界の室内楽業界。幸か不幸か、来年の大阪がこの混乱の総まとめという感じになりそうだなぁ。

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ミニマル音楽の終わらせ方 [現代音楽]

爽やかなんだか湿っぽいんだか良く判らん新帝都に戻って参りました。また10日くらい、滅茶苦茶演奏会場にお通いする日々です。

んで、本日は早速、遙かトーキョーの西の外れ、もう多摩県との境ギリギリ、最近はなんだか知らんけどトーキョー西地区のゲンダイオンガク拠点みたいになっちゃってる杉並公会堂地下深く潜った小ホールに参った次第。目的はこれ
IMG_1421.jpg
…って、ポスターの写真でも貼りたいところなんだけど、なんせ今時の小規模手打ち演奏会はポスターもなければチケットも電子化されていて紙では存在しない有様で、仕方ないから公式のFacebookページらしいところから演目と出演者だけコピペすれば、こちら。

★テリー・ライリー/Taboo Danzas(2002)  *日本初演
★フィリップ・グラス/Music in Contrary Motion(1969)
★トム・ジョンソン/ナーラヤーナの牛(1989)
★近藤譲/Standing(1973)
★鈴木治行/円周(2022/委嘱新作)  *世界初演
クラリネット:岩瀬龍太 ギター、バンジョー:山田岳 ピアノ:川村恵里佳 語り:鈴木治行

主催者の作曲家兼声の出演という鈴木氏に拠れば、ミニマル音楽の様々な有り様を示すのが目的の演奏会とのこと。

まあ、主催者さんだかプロデューサーさんのお考えはどうあれ、遙々内藤新宿の彼方まで出かけた最大の理由は、ひとえにトム・ジョンソン作品にありました。この曲、その筋ではそれなりに有名な、ある意味、超有名といっても良い曲で、アイデア一発勝負という意味ではかの《4分33秒》にも匹敵する作品です。

ミニマル音楽の最大の難しさのひとつは、「どうやって終わりにするか」であるのは皆様容易に納得なさるところでありましょう。だって、極小の要素を延々繰り返す、ということは、音楽に於けるベートーヴェン的な起承転結のドラマ性なんぞは存在しなくなる、ということ。無論、ソナタ形式なんぞの終わり方もあり得ない。ただダラダラと、打ち寄せる波を永遠に眺めているように時間が過ぎていく。音楽そのものが終わる理由がどこにもない。

で、トム・ジョンソンなんて真面目だか本気だか判らぬよーな名前のこのアメリカ人さん、数の理屈に音楽、というか、繰り返しを乗っけた。短い音型を(この曲の場合は音型とも言えない極小の音たちの塊)何度繰り返すか、理由をでっちあげた。で、それだけが音楽、ってよーなもの。

どっかに日本語の解説がないかなぁ、と探したけど、案外無いなぁ。ええい、Youtubeにアップされてる沢山の映像の中で、いちばん判りやすいもんをアップしちゃいましょう。問題は、ナレーションがギリシャ語だ、ということ。

要は、ねずみ算ならぬ牛算、牛の子供がどんどん増えていく、その牛の数だけ音が繰り返される、というものです。これじゃ全然判らんなぁ。

なんとこの作品、7月16日には芸劇でノマドも演奏します。関心のある方は、こちらへどうぞ。
https://www.borncreativefestival.com/nomad
不肖やくぺん先生も、牛さんを勘定するために牛久委絶叫大会の盆地から遙々新帝都に戻ってくる予定。さあ、貴方も一緒に牛の数を勘定してみましょー。

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ボルドー大会本日開幕 [弦楽四重奏]

この2シーズン、世界中のコンクールのスケジュールが滅茶苦茶になってしまい、コロナが終わったことになったような(戦争でコロナどころではなくなったような?)世界になった今年になり、次々と渋滞していた列を整理するみたいに各地の主要大会が再開、結果として目白押し状態になっておりまする。去るイースター頃にはロンドン大会が開催され、レオンコロQの優勝という結果も出た。で、次に控えるのは2019年以来のボルドー大会でありまする。

やくぺん先生としてみれば、現役引退を表明した今や最後に顔を出したメイジャー国際大会が、いよいよ次の会が巡ってきたわけで、いろいろと感慨深い、隠居の庵から由布岳を眺めつつホントに隠居感深まる今日この頃でありまするが、ま、そんなことはどーでもいい。ともかく、ニッポン列島の連休明けというわけではないのでしょーけど、本日5月9日からワインと航空軍事産業の街、フィレンツェ、京都と並ぶ世界三大観光都市のひとつボルドーで「ボルドー国際弦楽四重奏コンクール&フェスティバル」が開催されておりまする。英語のページにしておきましょ。
https://vibrefestival.com/en/

中身は上のURLから眺めていただければもうそれで全部判るわけでありまするが、一応、大会としてのポイントだけ列挙しておくと…

※エヴィアンからの移転後、今世紀に入ってからのムニエ体制が一新され、芸術監督にモディリアーニQが任命された。

※前回の極めて実験的な、「春のセンバツ甲子園大会」的なやり方、要は「参加団体の録音による予備審査でのエントリーではなく、主催者側が他の大会や教育セミナーなどの実績を鑑み参加団体をセレクトしてボルドーに招聘する」という国際コンクール連盟加盟団体クラスの大会では過去に類例のない革命的なやり方は維持されず、第1ラウンド、セミファイナル、ファイナル、という旧来型の顔つきに戻った。

※会場はボルドー市内中心部のオーディトリアムに限定、郊外の会場は用いない。

※フェスティバルの側面が強調され、モディリアーニQを中心としたフェスティバル部門の充実が図られた。

という感じですかね。今回も遙々極東の島国からは大阪大会の若きチーフ・プロデューサーがぐるり南回りで現地に向かってますので、大阪はちゃんと現地の生情報は持っております。ご安心を。

ちなみに、というと失礼ながら、参加団体は以下。

– Adelphi Quartet (Austria)
– Arete Quartet (South Korea / Germany)
– Barbican Quartet (United Kingdom)
– Chaos String Quarter (Austria)
– Novo Quartet (Danmark)
– Quartet Integra (Japan)
– Klever Quartet (Russia)
– Leonkoro Quartet (Germany)
– Mona Quartet (France)
– Zorá Quartet (Austria)

現役引退宣言をしたやくぺん先生も、まだどうにか着いていけるくらいの顔ぶれが並んでますな。ちなみに、本日日本時間午後9時だかから始まる筈の一次予選冒頭一発、我らがインテグラなんですけど、ストリーミングはどうなってるやら。どうやらこちらみたいなんだけど…
https://vibrefestival.com/live/
ま、なんにせよ、関心のある方はいろいろ気をつけて眺めていてくださいませ。

なお、8月終わりから9月初めにはバンフとミュンヘンARDが重なり、後者には日本の団体の参加も決まったという本人らからの情報も挙がっておりますが、急ぐ話ではないので、本日はこれまで。

それにしても、ロシアの連中はホントに来られてるのかしらね。レオンコロの連勝が成るか、モナがどこまで対抗たり得るか、オーストリア系がこのコロナ禍でどうなってるのか、いろいろと興味は尽きない大会ではありまする。

[追記]

どういうわけか、当初の発表よりも遅れたフランス時間午後4時、日本時間午後11時から1次予選が始まり、ストリーミングも始まってます。まずは、インテグラ。
IMG_1349.jpg
なんとなんと、続いてロシアの団体も弾き始めてます!なんとなんとなんと、インテグラはメインはバルトーク5番だったんだけど、こいつらはあっと驚くボロディン1番!こんなのコンクールで弾くの聴いたことないどころか、あたしゃ、ライヴで聴いたことないわいっ。いろんな意味で、凄いぞボルドー!

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